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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

花の名前 - 科名対応表(自分用)

2025-08-26 09:51:54 | みんなの花図鑑
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アカザ APGではヒユ科の中に含まれる。
アガパンサス ヒガンバナ科
アキノキリンソウ キク科
アキノノゲシ キク科タンポポ亜科
アケビ アケビ科⇒【つる植物】
アゲラタム キク科
アスパラガス ⇒【ユリ科ユリズイセン科キジカクシ科】
アセビ ツツジ科
アップルミント シソ科ハッカ属
アブチロン アオイ科
アメリカキンゴジカ アオイ科キンゴジカ属の帰化植物
アメリカテマリシモツケ バラ科テマリシモツケ属
アメリカノリノキ アジサイ科
アメリカフウロ フウロソウ科フウロソウ属(Geranium)
アメリカフヨウ アオイ科Malvaceaeフヨウ属 Hibiscus
アメリカンブルー ヒルガオ科
アルストロメリア ユリズイセン科
アレチウリ ウリ科
アレチハナガサ
クマツヅラ科クマツヅラ属 (Verbena ヴァーベナ)
アンスリウム サトイモ科
イシミカワ タデ科
イソギク キク科
イタドリ タデ科ソバカズラ属 Fallopia
イチビ アオイ科イチビ属(アブチロン属)の一年草
イヌサフラン イヌサフラン科⇒【園芸植物】
イヌタデ タデ科 Persicaria(イヌタデ属) の一年草
イヌビワ クワ科イチジク属
イヌホオズキ ナス科
イヌマキ 南半球を代表する針葉樹のグループ
イノコヅチ ヒユ科
イボクサ ツユクサ科
イポメア・ロバータ ヒルガオ科 Ipomeaイポメア属(サツマイモ属)
ウイキョウ(フェンネル) セリ科
ウィンターコスモス
キク科キク亜科センダングサ属( Bidens)より別名ビデンス。
ウォーターカンナ クズウコン科タリア属
⇒ 園芸植物
ウコン ショウガ科ウコン属(Curcuma)
ウツギ アジサイ科ウツギ属(Deutzia ドイツィア)
エキザカム リンドウ科 ベニヒメリンドウ属(エキザカム属)
エキナセア キク科
エノキ
ムクノキ
アサ科
エビスグサ マメ科Senna
エビヅル ブドウ科
エラチオール・ベゴニア シュウカイドウ科
エリカ ツツジ科
オオアレチノギク キク科
オオイヌノフグリ オオバコ科
オオキンケイギク
キク科キク亜科ハルシャギク属 Coreopsis の宿根草
オオデマリ ガマズミ属
オオニシキソウ トウダイグサ科トウダイグサ属
オオバヤシャブシ カバノキ科 ⇒【広葉樹】
オオブタクサ キク科ブタクサ属
オオマツヨイグサ アカバナ科
オカトラノオ サクラソウ科オカトラノオ属
オカワカメ ツルムラサキ科
⇒【つる植物】
オクラ アオイ科トロロアオイ属
オミナエシ
APG植物分類体系ではスイカズラ科に含まれるが、オミナエシ科として分離してもよいとしている。
カエデドコロ ヤマノイモ科⇒【つる植物】
ガガイモ キョウチクトウ科
カゲツ(カネノナルキ) ベンケイソウ科クラッスラ属
カボチャ ウリ科
カラスザンショウ ミカン科
カランコエ ベンケイソウ科
カランコエ ベンケイソウ科
カロライナジャスミン ゲルセミウム科ゲルセミウム属の園芸品種
カワラマツバ アカネ科
カンパニュラ キキョウ科
キキョウソウ キキョウ科
キバナセンニチコウ ヒユ科
キミガヨラン キジカクシ科 Yuccaユッカ属
キャッツ・テイル トウダイグサ科
キュウリグサ ムラサキ科
ギョリュウバイ フトモモ科
キリアサ 【イチビを見よ】
キルタンサス ヒガンバナ科
キンギンボク
学名: Lonicera morrowii)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木
キンシバイ
オトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑(半落葉)小低木
ギンバイカ フトモモ科
クサギ
シソ科(←クマツヅラ科)Clerodendrumクサギ属
クジャクアスター キク科
クチナシ アカネ科
クミスクチン シソ科オルトシフォン属
クラスペディア・グロボーサ キク科
クラリンドウ
シソ科(←クマツヅラ科)クサギ属(Clerodendrum)
クルクマ・メージョー・ジャスミン ショウガ科クルクマ属
クレオメ フウチョウボク科
クレマチス キンポウゲ科センニンソウ属(Clematis)
クロッサンドラ キツネノマゴ科
ゲンペイカズラ シソ科クサギ属
コエビソウ キツネノマゴ科
コーヒーノキ アカネ科
コキア ヒユ科
ゴボウ キク科アザミ亜科ゴボウ属
コンロンカ アカネ科コンロンカ属
サギゴケ
新分類(APGⅢ)ではゴマノハグサ科
(Scrophulariaceae)からハエドクソウ科に移され、
さらにサギゴケ科として独立
ザクロ ザクロはバラ科ではなく、ミソハギ科の植物
サマー・クリスマス・ブッシュ クノニア科
サルビア・ガラニチカ シソ科 Salviaサルビア(アキギリ)属
サンシュユ ミズキ科
サンショウ ミカン
サンタンカ アカネ科
シコンノボタン (ノボタン科ティボウキナ属(和名シコンノボタン属)の常緑低木)

⇒ 園芸植物
シャクナゲ ツツジ科
シャシャンボ ツツジ科
ジャノメエリカ ツツジ科エリカ属
シャリンバイ バラ科ナシ亜科シャリンバイ属
ジュズサンゴ ジュズサンゴ科
ジュズダマ イネ科
宿根バーベナ
クマツヅラ科クマツヅラ属(Verbena バーベナ属)
シラー キジカクシ科
シラー・ペルビアナ キジカクシ科
シロシキブ シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木
スイセン ヒガンバナ科
スイバ タデ科
スイバ タデ科
スズメノヤリ イグサ科 ⇒ 【イネ科・イグサ科】
スベリヒユ スベリヒユ科
セイタカアワダチソウ キク科キク亜科アキノキリンソウ属
セイヨウイワナンテン ツツジ科
セイヨウシャクナゲ ツツジ科
西洋シャクナゲ ツツジ科ツツジ属 (Rhododendron)
セイヨウニンジンボク シソ科
セイヨウバイカウツギ アジサイ科バイカウツギ属(Philadelphus)
セイヨウヒキヨモギ ハマウツボ科(旧ゴマノハグサ科)ヒサウチソウ属。
ヨーロッパ原産の半寄生植物で、日本では
帰化植物として知られています
セイロンライティア キョウチクトウ科ライティア属
ゼラニウム フウロソウ科
センニチコウ ヒユ科
センニンソウ キンポウゲ科 Clematisセンニンソウ属
ソバ タデ科
ソラヌム ナス科Solanum(ナス属)
ターメリック ショウガ科ウコン属(Curcuma)
タイツリソウ ケシ科
タカサブロウ キク科タカサブロウ属の一年草
ダチュラ ナス科チョウセンアサガオ属Datura
タニウツギ
スイカズラ科タニウツギ属(Weigela )の落葉低木。
タニワタリノキ アカネ科
タニワタリノキ アカネ科
チカラシバ イネ科 ⇒【イネ科・イグサ科】
チャノキ ツバキ科 Camellia ツバキ(カメリア)属
チューリップ ユリ科
チューリップ ユリ科
チョウセンアサガオ ナス科 Datura(チョウセンアサガオ属)
ツリガネニンジン キキョウ科
ツリバナ ニシキギ科
ツルニチニチソウ キョウチクトウ科
ツルボ ユリ科ユリズイセン科キジカクシ科
ツルムラサキ ツルムラサキ科
⇒【つる植物】
デュランタ・タカラヅカ クマツヅラ科デュランタ属
トウモロコシ イネ科
トキワハゼ ハエドクソウ科の一年草
ドクダミ ドクダミ科
トケイソウ・クダモノトケイソウ トケイソウ科
トサミズキ マンサク科
ドドナエア オーストラリア原産のムクロジ科の常緑低木
トベラ トベラ科
トマト ナス科
トリトマ ツルボラン科
トレニア(ハナウリクサ) アゼナ科(←ゴマノハグサ科)
ドンベア アオイ科
ナツメ クロウメモドキ科ナツメ属 Ziziphus
ナワシロイチゴ バラ科キイチゴ属(Rubus)
ニオイバンマツリ ナス科
ニゲラ キンポウゲ科クロタネソウ属(Nigella)
ニッコウキスゲ ツルボラン科
ニラ ヒガンバナ科ネギ属
⇒【ヒガンバナ科(含ネギ亜科)】
ニワウルシ ニガキ科の落葉高木
ニワゼキショウ アヤメ科
ニワナナカマド バラ科
ヌルデ ウルシ科
ネギ ヒガンバナ科
ネジキ ツツジ科ネジキ属
ネジバナ ラン科
ノアズキ マメ科
ノゲシ キク科タンポポ亜科
バイカウツギ アジサイ科バイカウツギ属 (Philadelphus)
パイナップルリリー (キジカクシ科ユーコミス属)
ハイビスカス● アオイ科フヨウ属 Hibiscus
ハクチョウソウ アカバナ科
ハグマノキ ウルシ科
ハコベ ナデシコ科
ハゴロモジャスミン モクセイ科
ハゼラン ハゼラン科(←スベリヒユ科)
ハナトラノオ シソ科
パボニア・インテルメディア アオイ科 ヤノネボンテンカ属
ハリモミ 針葉樹
ハルシャギク キク科キク亜科 ハルシャギク属 Coreopsis
パンパスグラス イネ科
ピーマン
ナス科(ナス科トウガラシ属の野菜で、パプリカや 唐辛子などと同じ仲間)
ヒゴロモコンロンカ アカネ科
ヒサカキ ツバキ科
ヒトツバタゴ モクセイ科
ヒペリカム オトギリソウ科オトギリソウ属(Hypericum)
ヒマワリ キク科キク亜科ヒマワリ属
ヒメイワダレソウ クマツヅラ科
ヒメコリウス シソ科
ヒメヒイラギ(アマミヒイラギ) モチノキ科 モチノキ属 Ilex
ヒメヒオウギズイセン
アヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の雑種
ヒョウタンボク
学名: Lonicera morrowii)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木
ヒヨドリジョウゴ ナス科
ヒレタゴボウ アカバナ科チョウジタデ属(Ludwigia)
ビロードモウズイカ ゴマノハグサ科モウズイカ属
ブーゲンビレア オシロイバナ科
フウセンカズラ ムクロジ科
フウセントウワタ キョウチクトウ科(←ガガイモ科)
⇒【キョウチクトウ科】
フウリンホオズキ ナス科
フサアカシア マメ科
ブタクサ キク科ブタクサ属
ブットレア ゴマノハグサ科フジウツギ属(Buddleja)
⇒【オオバコ・ゴマノハグサ科】
ブルーキャッツアイ オオバコ(旧ゴマノハグサ)科
⇒【オオバコ・ゴマノハグサ科】
ブルーベリー ツツジ科
プレクトランサス シソ科プレクトランサス属
ヘクソカズラ アカネ科
ベゴニア シュウカイドウ科
ベゴニア シュウカイドウ科
ベニオクラ アオイ科トロロアオイ属
ペニセタム イネ科チカラシバ属Pennisetum の宿根草。
ベニヒモノキ トウダイグサ科
ベロニカ オオバコ科クワガタソウ属(ベロニカ属)の園芸
ホウキギ ヒユ科
ホオズキ ナス科
ボタン ボタン科ボタン属(Paeonia)
ボタンクサギ シソ科クサギ属
ホトケノザ シソ科
ホトトギス ユリ科ホトトギス属の多年草
⇒【ユリ科ユリズイセン科キジカクシ科】
ボロニア ミカン科
ホワイト・コンロンカ アカネ科
マダガスカルジャスミン キョウチクトウ科
マツバウンラン オオバコ科マツバウンラン属
マツヨイグサ アカバナ科マツヨイグサ属
ママコノシリヌグイ タデ科
マメグンバイナズナ アブラナ科
マンデビラ キョウチクトウ科マンデビラ属の園芸品種
ミズカンナ・ウォーターカンナ クズウコン科タリア属(Thalia)
ミズヒキ タデ科のイヌタデ属(Persicaria)
ミゾソバ タデ科のイヌタデ属(Persicaria)
ミッキーマウスノキ オクナ科オクナ属の低木。観賞用に栽培される
ミツマタ ジンチョウゲ科
ムスカリ キジカクシ科
ムラサキサギゴケ サギゴケ科
ムラサキシキブ シソ科
メドハギ マメ科
メヒシバ イネ科
メヤブマオ イラクサ科カラムシ属の在来種
メランポジウム キク科
モクゲンジ ムクロジ科⇒【ムクロジ(←カエデ)科】
ヤイトバナ アカネ科
ヤナギハナガサ クマツヅラ科クマツヅラ属(Verbena)の多年草
ヤブガラシ ブドウ科
ヤブジラミ セリ科ヤブジラミ属(Torilis)
学名は Torilis japonica
ヤブラン キジカクシ科 Liriopeヤブラン属
⇒ ユリ科ユリズイセン科キジカクシ科
ヤマブキ バラ科
ヤマモモ  
ユリノキ モクレン科
ヨウシュチョウセンアサガオ ナス科Daturaチョウセンアサガオ属
ランタナ クマツヅラ科の常緑低木
ルドベキア
キク科キク亜科オオハンゴンソウ属 Rudbeckia
ルピナス マメ科
ルリタマアザミ キク科アザミ亜科ヒゴタイ属 Echinops
ルリトラノオ オオバコ科クワガタソウ属(ベロニカ属)の園芸品種
ルリマツリ (イソマツ科ルリマツリ属)
ルリヤナギ ナス科ナス属
レンギョウ モクセイ科
ワレモコウ バラ科バラ亜科
宿根ロベリア・スペシオサ キキョウ科

ヤイトバナ - 解剖

2025-08-26 07:00:00 | アカネ科
ヤイトバナは 標準和名(ヘクソカズラ)があまりにも酷い名前なので、ブログでは 標準和名以外の呼び方をすることが多いです。


ヤイトバナの花は白い小さな筒状で、中央のえんじ色が美しく印象的です。(NHKみんなの趣味の園芸「千葉県立中央博物館 生態園さんの園芸日記「ヘクソカズラの花」」より一部編集して引用)




拡大すると、花筒の内側に、先の丸い腺毛が密生し、外側も数珠のような腺毛に被われています。(同上)
花筒の入り口に2本の水滴で作った管(くだ)のようなものが見えていますが、これが雌しべの花柱です。




めしべの花柱は 長い花筒の一番下にある子房まで つづいています。どんなふうになっているか花筒の中を覗いてみたいと思いませんか?




このヤイトバナは 我が家の庭のものなので、一輪 たてに裂いてみました。
雌しべは下部で2本に割れて細長く、割れた内側に多数の突起があり、筒の入り口を塞ぐかのように折れ曲がっているのが特徴的です。花の内側には、細長いやくを持つ長短2種類の雄しべが、貼りつく様に着いています。(同上)




蜜は雌しべの基部から出ます。このような花の形態は、コハナバチのような小型のハナバチが、花奥の蜜を求めて身体ごと花筒の中に入り込んだ際に、虫に花粉を擦り付け、同時に受粉するよう進化した結果と考えられます。(同上)




腺毛の役割はよく解りません。アリなど蜜を盗む昆虫が花の中に入り込むのを防ぐためと説明されていますが、もっと他の役割もありそうです。(同上)






 

ブーゲンビレア - オシロイバナ科

2025-08-25 07:00:00 | みんなの花図鑑

ブーゲンビレアはオシロイバナ科だったんですね、知らなかった(´∀`)




ブーゲンビレアは Bougainvillea からですが、wiki ではこれを ブーゲンビリア と読んでいます。
調べると
Bougainvillea の lle の 母音e の発音は
「日本語の「エ」と「イ」の中間の音。「エ」と「イ」を同時に言う感じで「イ」と発音する。」(bougainvilleaの発音記号と読み方)
とありました。



花の白い部分は 萼です。




黄色い部分は 葉の変化した苞葉(苞とも)です。




苞葉は普通、3枚の苞葉が1組で・・・




1つの苞葉に1つの花(萼)がつくようです。














 

エディーからの手紙

2025-08-24 07:00:00 | インドネシア
インドネシアのスラウェシ島の新聞「コンパス」に載った
東海豪雨(2000-9-11) の記事

もう25年前のことになりますが、私にとって人生最大の災害体験がこの「東海豪雨」です。以下の写真と新聞記事は災害直後に92年~93年お世話になったインドネシアの友人エディー君が、当地の新聞に載った「愛知県で大洪水」の記事の切り抜きを送ってきてくれたものです。先日、本棚を整理していて見つけました。

記事の写真部分



▼下は、▲上の写真に添えられたコメント部分のみ拡大したものです(インドネシア語)


25年前の新聞ですのでずいぶん黄ばんでしまってますが・・・
そして
 記事内容ですが・・・
 BANJIR 洪水
 di JEPANG 日本で
 Hujan 雨
 Hujan deras でらい?雨(→ 大雨)
 などなど・・・
いちいち翻訳するのは面倒なので、
上を パソコン版 Google Lensで日本語に翻訳させてみました(↓)


(Google Lens も日々変化しています。今は元記事のスナップ写真の上で右クリックすると「翻訳」というメニューが出て来ますので、それを使うと、写真からインドネシア語テキストを取り出すことなく、バックの黄ばんだ新聞紙の上の文字だけ日本語に置き換えてくれます(@_@))
(注) 「火曜日(12/9)」 は 「9/12(火曜日) 」のことです。永らくオランダ統治下にあったので、日本のように「月/日(曜日)」ではなく日付は「曜日(日/月)」で表します。


記事本文(原文)



こちらも同じように、Google Lens で日本語に翻訳させてみました(´∀`)


すばらしい!紙面レイアウトはそのままで文字だけ日本語に代えてくれました\(^o^)/
ただし、ここでも日付の表記が間違っています
「火曜日(12月9日)」ではなく、「9月12日(火曜日)」が正解です。




Eddhy君、ありがとう!
(注)文中の「かなやま」は アブリルの本名です^^





 

スラマッ・インドネシア! (4)

2025-08-23 07:00:00 | インドネシア
今は昔 ーー
 インドネシアのスラウェシ島に4か月半滞在したとき(1992-93) の滞在記(執筆は1994年)が出て来ましたので、4回に分けて公開してきました。きょうはいよいよ最終章です (^^)/




      4
ずっと以前、東マレーシアに調査に行ってきた同僚から聞かされました。マレー語では《めしはナシ、めん(麺)はミン、魚はイカン、おまけに人はオラン⋯あぁ何ンにもない》。
まあ、そう覚えるといい、ということなんでしょうが、麺は正確には ”ミー” です。ミー・ゴレンといえば中華焼そば風めん、ナシ・ゴレンとは炒め御飯の類です。
そして、肉類は<アヤム ayam>(鶏)がメインです。ミーゴレンやナシゴレンを問わずあらゆる料理に<かしわ>が潜んでいるし、街のそこかしこにある肉屋の店先のウィンドウには巨大なミンチのケルンが置いてあります。モスレム(回教徒)は当然ブタは食べません。スマトラ島のある地区では、なんと<アンジンanjing>すなわち犬を最高の食肉とする人達がいるのです。ほんとうにこの国の犬はかわいそう・・・。




動物の中で待遇がよいのは猿で<Orang Hutan オランフータン>とは「森のひと」なのです。
そしてこれほどまでの<とり>の氾濫・・・
実を言うと、ぼくは好き嫌いがはげしく、犬は当然のことながら、かしわも駄目なのです。同じASEAN諸国でもタイですと、中華風の麺類や「激辛」食があったりして、結構選択肢があるのですが、そんなわけで、インドネシアでトリを喰わない(喰えない)ということは 致命的なことだとも思われます。




ぼくもはじめは努力しました。

Google Earth 2023-07-Rosari-Beach
ウジュンパンダン市は、スラウェシ島のkの字のたて棒の下の方に、西を向いてある人口100万の街ですが、美しい夕日がみられるロザリービーチには「世界一長いレストラン」があります。それは沿道に沿ってずらっと並んだ「屋台」のことなのです。
三々五々、ロザリー海岸にたむろし、屋台のミーゴレンでも喰いながらマカッサール海峡に沈む夕日を眺める ・・・・ 一般観光客の気分で・・・・ これをはじめての日曜日に実践してみたのです。
翌朝、みごとに仕返しを<おなか>に受けました。事務所に行ってそのことを話したら、はじめのうちは「それはおめでとう。あなたも今日からインドネシア人」なんて言っていた海外経験の豊富な人たちがやがて「なにぃ!屋台のミーゴレンを喰っただって! 底なしの✖✖だな。レジデント(常駐している人)だって屋台のめしは喰わないヨ!!」
以来、3日を置かずホテルの隣にある日本料理屋に駆け込むことになりました。




他のレストランで料理を注文する時、こんなエキセントリックな胃腸構造をしていると、たとえば「ナシゴレンとチュミチュミ・ゴレン(Cumicumi Goreng いかの照焼き)を半分ずつ合計一皿分」その時「ナシ・ゴレンには"Tidak pakai Ayam(とりを使わないで)"!」のように特別注文しなければなりません。
そんなこと20〜30語ではとても説明できるものではありません。そこで、ぼくの好き嫌いがよくわかったエディ達がいれば、納得のいく料理を注文できるというわけです。彼らと切っても切れない仲になったのは、こんな喰えない訳もあったのです。






最後になりました。
ぼくは自分がどうして ayam(とり)がダメなのか、インドネシアに来てそのロジカルな?根拠が少し解りました。私すなわち<Kanayama>((注)アブリルの本名)は、実は<Kanayama>だったのです。
外を向き異文化に接するという行為は、<おのれ>を明らかにする哲学者の所作でもあったわけです。



(完)