翼がある物ならバットウィングから手羽先まで。脚がある物ならロボットからチャンネーまで。ストライクゾーンは無限大。
趣味人(シュミット)のプラジェクトX
第4回 74式戦車G型 履帯の縫合
ようこそ !
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ドピーカンの日曜日、カミさんのお供で県北の荒尾市に行って来ました。
頭が切れて写り込んだ 趣味人( シュミット )がフラフラと歩きまわり、心なしか足元がおぼつかない様子が見て取れます。
愛犬ハチが逝ってしまってからこの方、何をやっても「心そこに在らず」で、げっそり太ってしまいました?やけ酒やけ食い?
心配したカミさんが、ハチをもらったブリーダーさんにお願いして、5歳位の女の子をもらい受ける算段を取ったそうです。
No Dog No Life
物心ついてからずっとペットが居なかった時期はありません。夫婦として年齢的にハチが最後だろうと思っていましたが、心の隙間を埋める「家族」の存在を欠損したままでは、頭がおかしくなりそうで…
後日お迎えした時にご報告します。
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
塗装前の履帯の連結です。
履帯のコマ数は組み立て説明書通りにしましたが、連結具合が締まり過ぎて一周出来ず足りなくなりました。
サイドスカートで隠れる上部に繋ぎ目を持ってきて、繋ぐ双方にミシン糸を掛けて反対側にジワジワ引っ張り、合わさる所まで糸を張って連結させました。
糸が細くて画像では判別出来ないので、図示したものです。一個一個の履帯に1/10mm以下でも間隔が付いて、78コマあるので何とかなりましたが、サイドスカートが無かったら赤っ恥青っ恥かくところでした。
転輪に履帯を接着し、車体下部、車体上部、砲塔全てに黒を吹き付けました。
これに迷彩色を乗せていきます。
ウクライナ
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第3回 74式戦車G型 OVM:車外装備品
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OVM:
On-Vehicle Material /車外装備品
砲塔内は乗員、砲弾、その装填発射装置などで押し合いへし合いしているので、戦場に於いて必要な工具、備品、乗員の私物•携行品は、フェンダー上部、砲塔外側やラックに配置するしかありません。
これらが沢山付いていると情報量増し増しで模型映えし、世界のタミヤはOVMだけ別売りでもキット化販売しています。標準的装備に加え積めるだけ積むことで、オリジナルの作品が出来て目立つ事この上なし。
砲塔の塗装前の状態です。鋳造表現のサフ塗り後にハッチ等と共にOVMを取り付けているので、視覚的に訴えてきます。
スモークディスチャージャーの取り付けは、角度決めに工夫されています。取り付け穴を三者三様変えて組み立て説明書の側面図を参考に、しっかりと接着する事が出来ます。
フェンダーには戦車と切っても切れないスコップ、オノ、ツルハシ、牽引用ワイヤーがコンパクトに配置されています。
エンジンルームの点検用ハッチの開閉ハンドルや把手も、エッチングパーツに逃げる事なくプラでパーツ化されています。好みの違いもあるかとは思いますが、ペタッとした金属よりプラのゴツさがいい味出しています。
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ベースは前作のCH-54Aタルヘと同じ銘木の寸法違いを用意しました。
軽くサンディングの後、オイルステンをウエスに染み込ませ、1回塗りで艶消しに仕上げています。模型自体は軽いですが銘木が600gあるので、持った時の手応えは十分なものです。
次回から塗装工程に入ります。
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第2回 74式戦車G型 砲塔の鋳造表現
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74式戦車の砲塔は、全体が丸みを帯びた鋳造物です。被弾しても弾き返して直撃を防ぐ被弾経始の概念を取り入れた曲面で構成されています。
キットの鋳造肌は大人しめに表現されていて、模型的にもう少し盛ってみようと思います。
溶きパテを塗りつける前に、細部パーツの取り付け穴にマスキングゾルを垂らしています。
クレオスのサフ#500をサフ#1000で溶き、歯ブラシで塗り付け、乾燥までの間軽く叩いて塗膜を荒らしています。74式戦車の鋳造肌はガザガサの荒れたところまでひどくはなく、実車の画像でも半ツヤに見えます。
サフが固まってきて粒子が粗くならないうちに、叩くのをやめています。
乾燥後マスキングゾルを剥がして、細部パーツの接着に備えます。
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第1回 74式戦車G型 履帯の組み立て
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箱絵/組み立て説明書/転載禁止の車輌解説書兼デカール貼付図/デカールです。
箱絵のサインはT.Kurokawaとあります。
砲身を強調し、重心を低く置く安定感のある車体の描き方と、程よい汚しは塗装の参考にもなります。
組み立て説明書では、工程に必要なパーツがランナー枠A〜Jに関係なく通し番号1〜233で表記してあり、A-15とかE-40というような枠で探せるのに慣れている者からすると、そこはちょっと不便かなあ。
そこで、パーツ番号でしか探せないのなら、ランナータグの英文字は無視して、マステに書き入れて貼りました。
ホビージャパンウェブサイトより引用
キットの売りは車高が3段階に可変できる事。傾斜地であっても車体の傾きを水平に保つギミックを、車輌下面に開けられた4箇所の小窓からレバーを動かして出来るような設計がされています。ジオラマ仕立てには迫力あるものが作れるでしょうが、単体で完成させた後は車高の可変を楽しもうとは思わないですね。
パーツの接着具合によっては動かしているうちに外れたり、壊れて元に戻らなくなったりする心配があるから。
これがメタルダイキャストだったら、摺動部にたっぷりとグリスアップしてガチャガチャさせて遊ぶ事も出来るでしょうが、元々壊れやすいプラモデルにそこまでの事を詰め込むこと自体無理があるように思えます。←あくまでも私見ね。
製作の目標は数ある74式戦車の中でも、珍しいG型の特徴的なカタチにする事。車高可動はさせません。砲身カバーも砲身角度に合わせた3パターンの選択式ですが、ひとつに絞ります。キット所有者の球磨七つぁんにも、一指も触れさせません。←そりゃあ無理っつーもん。
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
余談ですが4月6日から始まるNHKの「新プロジェクトX」の放映前の番宣で初めて明かされた、これまでの番組中で場面切り替わりの囁くような「プロジェクトエーックス」は、初代アシスタントの久保純子アナウンサーが発していた声でした。「新プロ…」でもそれを新たに加工したものが流されるようです。オープニングテーマ曲の中島みゆき「地上の星」は変わらず!
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可動履帯の組み立てです。
ニッパーやデザインナイフで切り離す衝撃で、細かいパーツが曲がったり折れたりするのを防ぐため、パーツを囲んだランナーを赤印の所から切り離した後、ゲートカットしました。
赤丸のところが曲がったり折れたりしやすい部分です。ランナーの切断、パーツの切り離しには衝撃が殆ど無いゴッドハンドニッパーを使いました。切り離しの作業がここだけでも約1000回になるので、2度切りしなくてもいいパーツギリギリを攻められ、ゲート跡が気にならないゴッドハンド“究極”ニッパーは、威力を発揮しました。
パーツ番号44/45/46それぞれをカップに仕分けたところです。手前の箱状の物は履帯を組み立てる治具がキットに含まれていましたが、一度に10個程度しか組み立てられません。履帯は片側77コマ必要なので、オリジナルの治具を用意しました。
50センチステンレススケールに連結部品の幅で檜材を両面テープで固定し、壁紙用低粘着マスキングテープの粘着面を表にして両面テープを裏に貼ったものを檜材の間に貼って準備。
1コマ5ミリでも約40センチになりますから。
檜材の内側にタミヤ製2ミリプラ角材を借り置きして、接地側の履帯パーツを間を詰めて、低粘着の壁紙用マスキングテープに貼り付けていきました。
数十個並べたら動かないよう板材で押さえ、両脇の2ミリプラ角材を抜いてずらしていきました。
連結パーツは接地パーツに彫刻された溝に合わせて、浮かないよう軽く押さえなが並べていきました。
履帯内側の転輪に接するパーツを接着していきました。
履帯パーツ双方の裏には前後方向が統一出来るオス・メス型が彫刻されているので、それを確認しながら高粘度接着剤を流し込みタイプの接着剤で緩めたもので接着していきました。
パーツ精度の高い可動履帯が最初からセットされているので、一万円に届きそうなキット価格もまんざら高いとは言えません。
キット紹介にオールインワンと謳ってある意味が分かりました。
一先ず足回りのヤマは越えました。
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74式戦車G型 プロローグ
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四月に入りました。
今朝は花散らしの雨となりました。
春は出会いと別れの季節。
身体の半分を持っていかれたような悲しみとはよく言ったもの。
愛犬ハチがいなくなった喪失感に、立ち直る術は時をやり過ごすしかありません。
思い出すと涙が込み上げてきますが、悲しんでばかりいても前に進みません。いつの日か癒える時が来るまで、ハチの元気だった姿を胸に留めて生きていきます。
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先月末のYahoo!ニュースから。
昭和の名戦車「74式戦車」ついに完全引退! 2024年3月をもって本州から戦車部隊が消滅【自衛隊新戦力図鑑】(MotorFan) - Yahoo!ニュース
画像にタッチするとリンク先に飛びます。↓
受け売りばかりで申し訳ございません。
以下青字はWikipediaから抜粋。
1974年(昭和49年)度から、1989年(平成元年)度までの15年間に873輌が調達された[24]。配備先も多く、空砲射撃も可能なことから、駐屯地祭などの模擬訓練展示でよく使用される。
平成3年、長崎県の雲仙普賢岳噴火の際に、夜間に火砕流発生の警戒監視を74式戦車の投光器(アクティブ型赤外線暗視装置)で行うことが可能と考えられ、第4戦車大隊から2両が出動したが、実際には87式偵察警戒車が監視を行い、74式戦車は使われることはなかったとされる。
映画、アニメでも引っ張りだこで、昭和のゴジラシリーズで実戦配備?されたものの、見事に木っ端微塵にされています。
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人吉の独身貴族 球磨七さん(球磨八から仮名変更)が、ハセガワ1/450戦艦大和、タミヤ新作1/48ワイルドキャットと、この1/35 74式戦車G型を見せびらかしにきた。
模型雑誌「HJ:ホビージャパン」で有名な総合ホビー企業「ホビージャパン」がHJM(ホビージャパンモデルキット)ブランドで、企画、取材、実測、設計、金型、成型まで一貫生産した純国産プラモデルを発売していた。←過去形 知らなかった。もうバリエーションも第5弾という事で、実車の873輌中4輌+試作1輌しか調達されなかった希少なG型をモデル化している。
分割式可動履帯(トラック:一般的にはキャタピラと呼ばれる)の彫刻のシャープさが、雑食モデラー魂の琴線に触れた。
何でもいい、ハチの喪失感から逃れられる集中するものが欲しい時にタイミングよくみせてもらい、
「どうせ作らないだろうからオレが作ってやろうか?」
と、頼まれてもいないのに買ってすぐの物を強奪した訳で、カタチにする事に集中し、後は画像に残してしまえば未練もないし、脳内完成しかさせた事がない球磨七つぁんも二つ返事で喜んだ。
簡単に手を出すには躊躇う価格なので、自ら買うまでには至らぬ物をガッつくあさましさに恥ずかしいが、余程のことがない限り製作失敗する気がしない妙な自信を持っているので、約450パーツをチマチマと組む内職のようなトラックの組み立てから入ろう。
戦艦大和は頼まれても作らない。
同じプラモデルと言えど艦船は門外漢なので作ろうと思えば作れるだろうが、プロセスを楽しめない。大艦巨砲主義に産み出された海軍司令どもが夜宴に興じた「ヤマトホテル」のフォルムに共感するものはない。
零式艦上戦闘機:零戦の長大な航続距離を誇っても、一人の飛行士に10時間以上も飛ばし続けさせる体力、集中力を無視し、設計の中核に人間を慮らん設計技師ヒトデナシホリコシによるフォルムに反吐が出る。だから日本機は好きになれん。
しかしいつかは模型としてカタチにして、鎮魂してやりたい………
愚痴が出たところで、今日のところは74式戦車の紹介と着手のきっかけ云々でした。
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