笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

子供を信じること

2009-08-31 22:05:24 | Weblog
 草野塾頭が、福島での自然体バレー塾での様子をブログに書いている。その中で 「変に強くなってしまったらダメですね。人間の欲が出てしまって・・・。小学生は地表に出たばかりの小さな芽。芽に花を咲かせてしまっては大きな樹木に育ちません。勝手に、自然に花を自分で咲かせる時が来るんですね。」この言葉が、私には重く響いた。私は、子供を変に強くしようとしていたかもしれない。
 昨日のブログでも、同じようなことを思って書いた。塾頭がいつも言っていることを自分に言い聞かせるように改めて書いた。

 きょうの練習では、いつものように子供たちが精力的に練習に励んでいた。用事がある子以外は練習に来ていた。一人ひとりインフルエンザの予防をしっかりしているようだった。子供たちは先日の試合の反省をノートに書いていた。それを一人ひとり発表させた。その内容は、的確に自分の課題をあげており、やるべきことはわかっているようだった。ただし、残念だったのは、セッターであり、キャプテンである子の内容が他の子に比べると乏しかったことだった。私自身、一番濃い内容を期待していただけに残念だった。もう一度考えて書いてきてとノートを渡した。
 きょうの練習は、子供たちがやるべきことはわかっていて、積極的に動いていたので、ミスにもいちいち私の方から言わずに流した。または、どうしたらいいと思う?などの投げかけをした。子供に考えさせた。すると次からは同じような球筋にも考えた通りに動いていた。きょうの私は子供を信じようと思って指導をしていた。すると、言葉かけもそれ相応になっていることに気づいた。
 最後は、レフトの子がいいアタックを打って終わった。子供たちはまるで試合に勝ったかのように盛り上がっていた。そんな終わり方をすると次の練習にもつながるなと感じた。 
 大切な試合は目の前である。だからこそ、言われて動くのではなく、子供が自ら動けるような、動いてしまうような練習をみんなでつくっていきたいと思う。そして、子供が生き生きといろいろな役を演じられるように私は演出に徹したいと思う。
 これからも子供を大切にし、子供が勝手に自分で花を咲かせられるように環境を整えたいと思う。日々努力。
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