バンコクにある高級コンドミニアムで寄生虫感染症が広がり、100人以上の住民が影響を受けています。水タンクに存在する寄生虫が原因とされ、住民たちの生活に深刻な影響を及ぼしています。
今回の感染事件は、住民たちの間で目の充血やかゆみといった結膜炎の症状が急増したことから発覚しました。
チュラロンコン大学とシリラート病院での検査の結果、水タンク内に寄生虫のAcanthamoebaとMicrosporidiaが確認されました。
これらの寄生虫は、特に免疫力の低い人々やコンタクトレンズ使用者に深刻な影響を与えることが知られています。
ある被害女性は、医師からは治療が遅れれば失明の危険があると警告されています」と訴えました。
現在、感染者数は100人以上に達しており、その数はさらに増加する可能性があります。住民たちはコンドミニアム全体の水タンクの清掃と消毒を求めており、専門家による検査と対策が急務です。
日本のコンドミニアムと同じかどうかはわかりませんが、タイのコンドー(コンドミニアムのこと)は、屋上に設置してある大きな貯水槽に、水道管から水を給水し保管、各部屋にはこのタンクから配管しています。
ですので貯水タンクに問題があれば全住民へ被害があるのは避けられません。
タイ人のことですから管理も何もせずにほったらかしか、貯水槽の蓋でも開けっ放しにしていたのでしょう。
寄生虫ならましな方で、以前には死体が放り込まれて、各部屋の水道水から異臭がしたこともニュースになりました。
高級コンドーでもこの管理状態ですので、中程度の部屋や最安アパートなどではどういう状態かお分かりになると思います。
ホテルでも信頼してよいかどうか・・
タイではタイ人は絶対水道水は飲みません。
水がどういう状態かよく知っているからです。
多くのタイ人はバケツなどに水をためて、それを入浴や洗顔、歯磨きに使っています。
水の色や状態が目に見える分多少は安心なのでしょうね。
あとしょっちゅう断水があるので、タイで一軒家に住む場合は水溜は必須項目です。
我が家にも大きな貯水タンクがあります。
沖縄などにも多くの家にこれがあるようです。
いたずらはできないと思いますが、トカゲなどがタンク内に侵入することもあり得ますので、ふたはちゃんとロックしています。
タイでは基本的にすべてを疑ってかからないといけません。
昔、自動車教習所で習った何でもよい方にとらえる「だろう運転」ではダメで、
何でも悪い方にとらえる「かもしれない運転」がタイにはあっています。