らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

天然酵母バケット、その後。

2012年10月30日 | 日常のこと

パン教室で、バケットのレッスンを受けてから約2週間経過。
仕事と山に行かない日は、ほぼすべての時間をこのバケット作りに費やしている。
現在、14本目まで焼きあげた。しかし、納得のいくバケットにはまだ程遠い・・・
こんなに難しいものなのか、このパンは。ワタシのバケット作りは、今日も続く。


強力粉をリスドールから先生に教えて頂いたソレドォルに変えてみる。
我が家は電気オーブンなので、焼くときの温度を230℃から240℃に上げてみる。
あれこれ、試しているうちに焼き上がりの見た目は少しずつ良くなってきた。
しかし、食べたときに「よしっ。これだ!」というような感動がない。
本当に100本焼くぐらい練習しないと、バケットは上達しないらしい。
努力あるのみ!


 


六甲山・トエンティクロスから弓削牧場へ

2012年10月23日 | 六甲山

日曜日は朝から爽やかな秋晴れ。体力アップのため、六甲山を走ってきた。
今日はいつもと違うコースを走ろうと、自宅から新神戸までまず走って布引から六甲山へ入る。
そのままトエンティクロスへ進み森林植物園には入らず谷上駅までのおよそ20キロ。
そしてコース途中、弓削牧場で観光もするというお楽しみのオマケ付きである。


布引からはしばらく急な坂があるも、トエンティクロスに入ればフラットな道が続く。
増水していれば渡れないこともあるこのコース。
問題なければこのように石段を何度かポンポン渡って楽しく歩ける。


水が綺麗だなぁと思っていたら、沢カニを発見。つやつやして、とても可愛らしい。
この後、西六甲ドライブウェイ方向に続く登山道に初めて入ったがこれがまた良かった。
静かで明るく景色なかなかだ。気持ちよく森林浴出来るとっても素敵な登山道だ。
この道を行くと、森林植物園の正門に出る。ここからは歩いて移動。20分ほどで牧場に着く。


弓削牧場は、自由に出入りできる場所で飼育されている牛を近くで見れる。
ここで休憩してから、谷上駅まで歩く。


駅に向かう途中、柿がたわわに実っている木があった。
あぁ、秋っていい季節だな。 

 

 

 




 


天然酵母バケット

2012年10月20日 | 日常のこと

今月のパン教室は、フランスパン生地レッスンだった。
中でも、バケットは手作りパンの中でも上級者向けだそう。
「家庭パンの限界に挑戦、頑張りましょう」と先生から言われていたくらいだ。
そんな難しいパンこそ、作り甲斐があるものだろう!
よし、今日も美味しいパンを焼くぞ~と張り切る。


バケット(上2本はNさん作品、下がワタシ)、エピ、クッペ(Sさん作品)が焼き上がる。
美味しそうに出来たが、とても奥の深いパンである。
このようなシンプルなパンこそ、とてもデリケートなのだ。
捏ね具合が少し違うだけで出来上がりが大きく変わる。
さぁ、何本も焼いて練習するぞ。しばらくは、バケット作りの毎日が続きそう・・・


先日、富山在住のH氏から頂いたキウイフルーツでジャムを作る。
このキウイ、程よい酸味があってジャムにピッタリ。バケットにのせて美味しく頂ました。 

いっぱい美味しいもの作って、いっぱい食べて、元気いっぱい!

 

 


六甲山・堡塁岩中央稜

2012年10月18日 | 六甲山

週末の土曜日、久しぶりに六甲山の堡塁岩でクライミングを楽しんだ。
連休明けのためか、いつも混雑しているはずがこの日はほぼ貸し切り状態。
これなら、気兼ねなく練習に励むことが出来るのでよろしい。
前週の八ッ峰6峰Cフェース登攀がとても楽かったため、帰宅後も早く岩に登りたくてウズウズしているワタシ。
この日も現地到着後、即効で登攀具を身に付け「やるぞ~」と気合い満々。


自宅からいつものように油コブシを登って堡塁岩に向かう途中で見つけた蝶。
羽模様が綺麗なこの蝶、たくさん飛んでいた。


新種発見か!?と思ったほど珍しい柄の虫を発見。
「アカスジキンカメムシの5齢幼虫」というらしい。
 


電光クラックルートⅣ+15m登攀中。
トップはらいちょうリーダーがリードで登る。ワタシはトップロープで練習。 
何回か登ると段々調子が出てくる。続いて中央クラックルートⅤを楽しく登る。 


凹角ルートⅣ+20mは、カムを使ってかなりスムーズに登る。
どうして今まで、カムを使わなかったんだろう。こんなに便利なのに・・・


陽が暮れる前の17時、登攀終了。
充実したクライミング練習をすることが出来て満足感いっぱいのワタシ。
帰路は、六甲山ケーブルを使って下山する。


帰宅後、リーダーお手製のディナーで誕生日を祝ってもらう。
この日はワタシのバースディであった。
メニューはカニのトマトソースパスタ、牛もも肉ステーキ、魚介類カルパッチョ。
クライミングと美味しいご馳走で、良い誕生日であった。

 



 

 

 


 


剱岳遠征後半・八ッ峰6峰Cフェース

2012年10月18日 | バリエーション

10/6 夜。明日はいよいよチンネ登攀だと思うと緊張してなかなか眠れない。
それよりお天気が心配だ。外気温は夕方頃からグングン下がり、ついには雪が舞い始めた。
21時、K氏がトイレに行こうとしてテントのジッパーを開けようとしたが凍りついて動かない。
秋から、一気に冬に様変わりしたようだ。


10/7 午前3時15分起床。雪が降って岩肌が濡れている。
チンネ登攀はこの天候では少し厳しい。 しばらく様子をみることにする。
午前6時、今回のチンネ左稜線は延期に決定。
代りに、昨日予定していた八ッ峰6峰Cフェース・剣稜会ルート登攀をすることになる。
このルートは人気が高いらしく、私たち以外に2パーティが登攀していた。


登攀準備を整えて9時に出発。
遠くから見ていたCフェースは切り立っているように見えて少し不安なワタシ。
しかし実際に目の前に現れたのは、登攀意欲をそそられる楽しそうな岩壁だった。
雨がポツポツと降ってくるが、負けないぞ!と気合いを入れる。


トップをらいちょうリーダー、セカンドをワタシでラストがK氏。
久々のダブルロープで登攀開始。リーダーは初めてのカムを問題なく使いこなしているようだ。
途中、所々で脆い場所があるので落石しないように気をつける。
始めの辺りは、まだ楽勝だな~と笑顔で登るワタシ。
しかし途中から雨が再び降り出し、快適とは言いがたい条件下での登攀となる。


4ピッチ目は、いよいよこのルートのハイライトである。
両側がスッパリ切れ落ちた高度感あるナイフリッジを20m登る。
ホールドはしっかりあるが、高いとこ好きのワタシもさすがにここは緊張した。
5ピッチ目のやさしいリッジを登りきるとCフェースの頭に到着。


Cフェースの頭からは、5・6のコルまで慎重に戻る。
このころになってようやく天気が回復してくる。ガスの切れ間に八ッ峰下半部が姿を現す。 


コルまでの下りは、一年前八ッ峰主稜を縦走した時の記憶を辿りながら行く。
登りはいいが、ここを下るのは結構大変だ・・・


懸垂箇所は2回あり、問題なくコルまで戻る。
Cフェース取付き近くに置いていたピッケルとバイルを回収してからビバーク地へ向かった。
 


10/8 午前3時起床。外はまだ真っ暗だが、空は星空が見えている。
今日は良いお天気になりそうだ。朝食を済ませ、荷造りを済ませて5時に出発。
最終日は、再び本峰山頂まで登り返して早月尾根を下るおよそ9時間コースの長丁場だ。


太陽で赤く染まる北方稜線。
2日前は、左俣を下ったが非常に足場が悪かった為、右俣を登る。
こちらの方が岩が安定していて歩きやすいことこの上ない。
ここを登りきると池ノ谷乗越に出て、北方稜線から山頂へ向かう。


どんなときでも言えるが、とくに長次郎のコルまでは気が抜けない。
落石だけは避けたいと、慎重に足を置く箇所を見極めながら進む。


午前8時、剱岳山頂に再び帰ってきた。
朝早いこの時間でも、山頂は連休と快晴が重なってか多くの登山者で賑わっていた。
私たちも山頂からの景色を存分に楽しんでから、早月尾根へと下る。


紅葉真っ盛りの登山道を4日間の山行を思い返しながら馬場島まで歩く。
途中、早月小屋はもうすでに小屋閉めをしてひっそりしていた。
そうか、山はもうすぐ冬がやってくるんだな。
馬場島には14時30分に無事に下山する。

チンネ左稜線は、必ず来年再び挑戦しよう。
一年後に、もっと成長した自分になって・・・