らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

剱岳遠征~前半~

2012年10月11日 | バリエーション

10月の連休は剱岳への遠征を前から考えていた。
是非一度、この山域の紅葉を見てみたかったからだ。
しかし、昨年9月に八ッ峰主稜すべてを縦走している為どのルートを行くべきか悩む。
北方稜線案も出たが落石の多いルートにイマイチ気乗りがしない。
そして思い浮かんだのがチンネ左稜線。これこそ、いつかきっと・・・と思っていたものだ。
今回は、いつも山指導でお世話になっているK氏と共にチンネ成功に向けて出発する。


10/5 立山駅にて、K氏と富山在住のH氏と合流。その後、室堂に移動して13時前に到着する。
平日だったおかげで、紅葉シーズンでもそれ程混んではいなかった。
ここで明日に備えて、長次郎谷の様子を聞くとかなり悪いという情報。
どうしたものかと思案しつつも、とりあえず剱沢のテント場へ向う。


素晴しい紅葉の景色に見惚れながら、重いザックを担いでザクザク歩く。
今回は、登攀用具に冬山装備も重なって非常に重い・・・


16時過ぎに剱御前小舎に到着する。雲海が眼下に広がり幻想的な景色を見ることが出来た。


剱沢のテント場に向かう途中で、夕陽に輝く剱岳本峰が段々大きく見えてくる。
この山を目の前にすると、何か簡単には登らせてもらえないような威圧感を感じる。
16時45分、テント場に到着。すぐにテントを設営して、明日からの成功を願って宴会スタート。
自家製味噌とコチュジャンをたっぷり入れたチゲ鍋を食べて20時就寝。


10/6 4時55分テント場を出発する。
昨夜、剱澤小屋で再度長次郎谷の様子を確認したがやはり雪渓が大きく切れて入れない可能性があるとのこと。
その為、本峰経由でチンネ左稜線取付きへ向かうルートに変更する。


カニのタテバイ直下を登るK氏とワタシ。
ザックが重過ぎて身体が思うように言うことを効かない。
ここの登りでも身体を持ち上げるのに苦労させられ、ワタシは少し落ち込む。
もっと鍛えないとダメだな・・・ 


9時20分に剱岳山頂に到着。まだまだ先があるのに、すでに一日の一仕事を終えた気分のワタシ。
たっぷり休憩を取ってから、ここからは北方稜線を進む。
H氏は写真撮影のため、ここでひとまず別行動となる。


長次郎のコルから左俣を下るが、かなりザレている。落石多発で、何度も冷や汗をかく。


飲料水を確保できる雪渓が残っているところでビバーク。
ポタポタ落ちる水滴をコッフェルで地道に溜まるのを待ってはプラティパスに入れるこの作業。
6ℓ溜まるまで、かなりの時間を要した。

この日は本来ならば八ッ峰6峰Cフェースを登攀する計画だった。
しかし、予定外の本峰越えと左俣の急下降でパワーを使い切ったワタシ。
登攀意欲はまったく沸いてこない。「あれっ、登らないの?」とまだまだ元気ならいちょうリーダー。
明日のチンネに備えて、この日はこれにて行動終了となる。
さぁ、いよいよ明日はあの憧れのチンネ登攀である。

 

 










 

 





 


秋山は富山遠征へ

2012年10月09日 | 山登り

10/5~10/8まで、らいちょうチームは富山へ遠征に行ってきた。
紅葉が見頃だと喜ぶのも束の間、遠征二日目の夜には雪が舞い冷え込む。
この時期の山は非常に天候に左右されるのだが、まずは無事に山行を終えることが出来た。
詳細は、写真が揃い次第報告する予定。
最終日、馬場島に下山した時、富山在住のH氏がわざわざ車で迎えに来て下さる。
しかもお土産付き!いつも、お世話になりっぱなしの私たちである。


H氏から頂いた、自家製キウイフルーツ。
ナント、30年前に植えた木から毎年収穫し続けているとのこと。素晴しい~
まだ実が固いので熟成促進のお助けリンゴと一緒にして暖かいベランダに置いている。
早く食べ頃になって欲しい・・・ 
H氏の奥様から聞いたキウイジャムも是非作ってみたい。


輝く夜景

2012年10月02日 | 日常のこと

9月最後の日曜日は強い台風のため、山には行けず仕舞い。
次回の山行のために購入したカムを使って堡塁岩で練習するつもりだったのだが・・・
自然には逆らえないので仕方ない。あとは本番に向けて体調を整えるのみだ。


午後6時過ぎになって台風が過ぎ去り、雨風も止んだので軽くランニングに出かける。
帰宅後、自宅のベランダからは空気が澄んでいるおかげで夜景がいつもの倍キレイに見えた。

今週末予定している遠征は、秋晴れを期待したい。