らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

明神岳東稜

2010年07月28日 | バリエーション
海の日の連休、2010年夏山幕開けは北アルプス明神岳で始まりました
今回このコースを提案して下さったのは、昨年9月北鎌尾根で知り合ったK氏
私にとって初めての明神岳東稜登攀、K氏と共に3人で挑戦してきました


朝6時、上高地出発。
空は真っ青、雲一つない素晴しいお天気でニコニコ顔のワタシ
明神橋を渡りながら大きく聳える明神岳を目の前に気合を入れ、さらに前進


浮石の多い下宮川谷をひょうたん池目指して登る
結構、歩きにくい・・


見晴らしの良い宮川のコルで休憩後先を行くも、暑くて脱水状態になりそうだった


出発してから4時間半、想像していたものとは全然違ったひょうたん池に到着
梓川のように透き通った水があると思っていたワタシはかなりショックだった
なぜならここが最後の水場となり、ナ・ナント!このボウフラ泳ぐ池の水を飲料水として
汲んでいかなければならないからだった・・


ボウフラ入りの水をたっぷり汲みひょうたん池をあとに、いよいよ明神岳東稜の登攀開始
第一階段と呼ばれる岩場は草付の急な岩場から始まる


トップはリーダーK氏。私はセカンドでスタート、慎重に岩場を乗り越えていく


取り付きからは前穂高の三本槍の絶景が楽しめる


順調にピッチを進め、傾斜が緩やかになったところでロープを外す
リッジを越え、小ピークを登ると前穂高の大展望だった


14時45分らくだのコル到着
予定では主峰頂上でビバークだったが、あまりの暑さに全員パワー切れため、
この日はここまで。快晴で喜んでばかりはいられないと実感・・


雪渓が近くにあったので、K氏持参のウイスキーを頂いてかけてみたら・・
なんて美味しいんでしょう!ワタシの人生の中で最も美味しいウイスキーでした


標高約2750m、らくだのコルは静かで快適なビバーク地


翌朝も快晴。いよいよ今日は主峰核心部・バットレスの登攀
登る前に、全体像をよ~く見てイメージトレーニング


バットレス1P目登攀開始、トップのK氏を私がビレイ


大テラスまで来るとスラブ状の岩壁が現れる。ここでらいちょう主人がトップ交代する
続いてK氏、ラストは私。さすが核心部、見た目から怖そう


軽やかに登攀するK氏
岩壁上部から見える小ピークとらくだのコル


頂上がどんどん近づいてきた。ここまで来てやっと気持ちに余裕が出来ると今度は
なんだかうれしくなってきた


青い空に向かって、最後の登り。頂上直下はフリーで登る


7時45分、ついに明神岳主峰頂上に立った!
初めての明神岳東稜、こんなに楽しく登ることが出来た私は幸せだなぁ
すべてに感謝の気持ち

これだからバリエーションはやめられない




裏六甲・烏帽子岩

2010年07月12日 | 六甲山

今度の「海の日連休縦走」に備え、週末は岩登りの練習に行ってきました
たまには違う所に行こう、という事になり今回向かった場所が烏帽子岩
尼崎駅でJR福知山線に乗り換えて、道場駅下車。ここから徒歩30分程で岩場に到着
遠い所に来たようだがここは神戸市北区。でも神戸市とは思えないのどかな風景が広がる



烏帽子岩は大人気、大盛況。どこも順番待ち状態の人。そして日当たり良好過ぎて暑い!
初めて来たので、とりあえず一通り見て回る。
駒形岩はあまりにもグレードが高すぎて岩に触れることもなく、ただ見学のみ・・


烏帽子岩を登るクライマーの方達。私たちもここで登ることにした
しかし、どこも難しい・・


あれこれ試し、今日はトップロープで練習することにした
出始めオーバーハングのおもしろそうなルートを見つけ、そこを登ってみる
引っ掛りがよく分からずどうしようかと思っていたけれど、登る前に見ていた上手な方の
動かし方を思い出して真似てみたら、スルッと上に進めたから自分でもビックリ

練習を終えた帰り道、道場駅で飲んだビールがとても美味しかった










夏山準備・食料編

2010年07月07日 | 山登り
夏山縦走は冬と比べればず~っと装備が軽い
いえ、モチロン夏山もそれなりに重いのですが、それでも厳冬期なんかと比べたらね・・
冬山では出来ないが夏山では出来ること!それは、米を炊くことなのです
アルファー米は軽くて便利ですが、どうしても好きになれないワタシ
やはり、山でもいつもと変わらぬ美味しいご飯が食べたい、食べたい・・
で。我が家では可能な限り米を炊くことにしているのです。米は無洗米が便利ですよ


アマノフーズは、一番よく使うFD。このカレー、FDとは思えぬ美味しさ!(右)
キッコーマンは最近使い始めました(左)
どちらも、炊きたてご飯にぴったりです



無印良品もよく使います。パスタは縦走中必ず一度、メニューに登場します
その時にこのあえるだけのパスタソースがかなり美味しい~。しかも軽い!
FDあべかわ餅は、昨日見つけたばかり


夏山で困るのが、暑くて食欲がなくなること。でも、この焼そばがあれば大丈夫
ソースの美味しそうな匂いで一気に食欲がわいてきます
ナチュラルハウスで、毎回購入する我が家の定番昼メニュー


山では甘いものが欲しくなります
ミニ羊羹は行動食として利用しています(左)
朝食は、冬山はお雑煮が定番ですが夏山では日持ちのするバケットを持って行きます
その時に塗るバター&ジャム(右)これ、小分けになっているので便利なんです

楽しく美味しい山ごはんは必ずその山行も充実したものになる!と信じて今日も
何か使えるものはないかしらんと、街中でウロウロと探しているワタシです













黒岩尾根から摩耶山へ

2010年07月05日 | 山登り
毎週のように六甲山に登っていても、まだ知らない道があるものです
今回歩いた黒岩尾根がその一つで、地図上では赤の破線で記されています
歩いたことのない道を行くのは、ワクワクします

さて、一日中降り続いた雨も日曜日になると止んで、チラチラお日様も見える
今日は何とかお天気は大丈夫そう・・と、思いながら出発しました


いつもの倍以上はあるであろう水量が激しく流れ落ちる布引の滝
新神戸駅から歩いて10分とかからない場所とあって、人気の観光スポット


黒岩尾根は取りつきからいきなり急登
そこそこアップダウンもあり細い尾根道が続いくと思ったら広い樹林帯に出たりと、
変化に富んでいて楽しいコース。途中、六甲の天然水も流れていましたよ!
普通、摩耶山までは六甲全山縦走路の天狗道を行くのが一般的かつ人気コース
ところが、こちらの黒岩尾根はほとんど人を見かけませんでした


大きな紫陽花が咲いていました
六甲山の紫陽花は今頃がちょうど見頃を迎えているようです

今回のコースは
新神戸駅~布引の滝~地蔵谷出合~黒岩尾根~摩耶山~青谷道~王子公園駅
夏山縦走に向けて、いいトレーニングコースになると思います