らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

猛暑に負けず山登り・明神ケ岳

2014年08月19日 | 山登り

8月に入りお盆休み頃になると暑さは一段と厳しさを増し、日々アルプスの山が恋しくなる。
毎年この時期、近辺の標高の低い山だと暑すぎて登れない。
しかし今年の夏は、縦走登山はまだ出来ないのでそうも言ってられない。
近くでどこかにステキな山がないものか…出来るだけ少しでも標高の高い…
そしてらいちょうチームが選んだのが、神奈川県南足柄市にある明神ケ岳1,169m。
箱根の外輪山で天気がよければ富士山を望めるらしい。
標高から推測すると、かなり暑さとの戦いになりそうだがやむを得ない。
お盆休み最終日、家族3人で早朝出発する。


小雨がパラつく箱根湯本駅からバスに乗り、仙石で下車する。
9時を過ぎたところで、徐々に雨足が強くなってきた。
出発時、横浜市内は晴れていたのに山は雨か…
とりあえず、合羽を装着してまずは金時山との分岐、矢倉沢峠を目指す。
雨降りで湿度・温度ともに高く、合羽を着て歩くともう耐えられない暑さ…
これはもう、我慢大会である。


10時過ぎ、雨はあがりふり返ると箱根の街並みが見えてきた。
ハコネザサを切り開いた稜線伝いが続く登山道歩きが、気持ちよく楽しい。
アップダウンを繰り返し、山頂を目指す。


雨降り後のぬかるんだ泥道を滑らないように気を付けながらどんどん進む。
この登山道ですれ違うのは、ほとんどがトレランの人たち。
確かに、この道なら走るのにもってこいだろう。


13時、ようやく明神ケ岳山頂に到着。とても広い山頂である。
この日は途中で何度も泣いていたベビィも暑さに負けずよく頑張ってくれた。
山はまだ雲が覆って富士山を望むことは出来なかったが、海側は晴れていて展望良好だ。
昼食休憩をたっぷり1時間取り、記念撮影をしてから最乗寺方面へ下山する。



登山中に出会った色艶美しい虫たち。


最乗寺が近づくにつれて大きな杉が目立つようになる。
樹齢500年といわれる杉がある大雄山の杉林はとても貴重だそう。
16時に無事下山、朝方降っていた雨がウソのように青い空が広がっている。
道了尊バス停から帰路につく。

大雄山駅から小田原駅に向かう電車の窓から、夕日を背に富士山の美しいシルエットが見えた。









 

 

 

 

 


北海道の山旅~大雪山旭岳~

2014年08月05日 | 山登り

7月下旬の5日間、らいちょうチームは北海道へ出かける。
今回の旅の目的は、道内最高峰の登頂と生後7ケ月のベビィを連れての
野外泊をすることである。
久々の遠征で楽しみいっぱい、不安少々…
でもまぁ何とかなる!と元気よく出発。


初日の夕方、旭川空港からレンタカーで旭岳登山口の麓にあるキャンプ場に到着。
この日は夜から雨が降り出した。雨は翌日の昼すぎまで続く。
2日目 仕方なく予定を変更、美瑛を観光する。
前夜、ベビィがなかなか眠らずグズり、ワタシもリーダーも寝不足気味で疲労が…
この日は観光になってよかったかもしれない。




丘のまち美瑛は、ちょうど花盛り。
「四季彩の丘」は、広い敷地いっぱいに色とりどりの花を咲かせており
まさに丘陵のじゅうたんである。


夕方、丘に沈む美しい夕陽を見ながら久しぶりにゆっくり出来て
ワタシは幸せ気分になる。
明日は晴れますように…


3日目 今日こそ、旭岳登頂を目指して!と再び登山口までやってきた。
空を見上げると、若干雲があるものの晴れている。
ロープウェイに乗車、標高1,600mの姿見駅に到着。
ここからいよいよ登山開始である。
行く手には、噴煙を上げる旭岳がそびえたっている。


出発して30分もたたないうちに、背負子に乗ったベビィが大泣き。
寒さか?風の音が怖かったのか?原因はよく分からない。
脇の木陰で授乳をすると、落ち着いて眠りだした。
上下にフリースを着させ、背負子用のレインカバーをして風の音を和らげてみる。


再び登山開始、ベビィが安心?してグッスリ眠ったところで、
我々はいつものペースで登りだす。
「寝ている今のうち!」と言わんばかりに、かなりペースアップで登る。
リーダーに付いてワタシもグングンと先に進んでいく。


登山開始から3時間、少々時間はかかったが、2,290m・旭岳に登頂。
山頂からは、遠くトムラウシまで見渡せる大展望である。
登頂と同時にお目覚めのベビィ、よくぞここまで付いてきてくれた!
家族で記念撮影をしてから、往路と同じ登山道を戻る。


まずは無事に登頂を果たし、下山するらいちょうチーム。
花びらが散って産毛になったチングルマたち、風に吹かれてそよそよとなびいていた。
 

その後、我々は翌日には強風に煽られながらも上富良野岳1,893m登頂。
ほぼ予定通りの山行が実現できた。
背負子を担いで、家族一緒に楽しく登山が出来た今回の山旅。
家族でやり遂げる喜びを感じられた5日間であった。

東京は羽田空港に戻ると、関東は梅雨明けしていた。

帰宅後、今度はどこの山に行こうかと地図を広げては思案に暮れるワタシである。