らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

御岳山から日の出山縦走

2016年02月19日 | 山登り

2月中旬、奥多摩の御岳山に向かう。
この山はケーブルを利用して山頂に立てるとあっていつも混んでいる印象。
しかし現在、ケーブルは運休中とのこと。
「よし、今なら空いているかもしれないぞ」と思い、行ってみることにする。
御岳山だけのピストンでは物足りないので、日の出山まで縦走する計画をたてる。


御嶽駅からバスに乗り10分でケーブル下に到着。
きっといつもならギュウギュウ詰めのバスなのだろうが、この日は登山客もまばら。
ケーブル運休中は空いているだろうという読みは当たりだ。
さぁ、登るぞ!と張り切る私たちと娘。
道中、雪の状態が分からないのでアイゼンと念のためピッケルも用意している。


登山道は、山道ではなくアスファルトの道でこれは期待外れである。
あまり山登りらしい気分にならないまま1時間ほどで御岳山までくる。
山頂付近は、宿坊が立ち並んでいて山の上とは思えない立派な集落がある。
郵便配達のバイクが走り、車もすれ違う。
「山に来た」というより「標高の高い村に来た」という思いだ。


日の出山方面へ道を行くと徐々に登山道らしくなってくる。
まだ2月だが、暖かい日も多いせいか新芽が結構あちこち出ている。


日の出山まで行く途中、テントが張れそうな適地を見つけたのでそこで休憩。
テントの中に入ると、このまま雪の中で寝泊まりしたくなる。
あぁ、早く冬山テント泊がしたいものだ…


この日の昼食は味噌煮込みうどんお餅入り。
うどん2玉使用するが、娘がおいしい、おいしい、とかなりたくさん食べる。
オトナと同じものをかなりの量を食べるようになったので次回からうどん3玉だなと反省する。
テントが快適過ぎ、ついつい長居をしてしまい1時間半以上も休憩してしまう。


再び歩き始めて、30分ほどで日の出山山頂に着く。
都内が一望出来る広い山頂は、来て良かったぁと思える憩いの場所。
我々は休憩が長すぎたので、つるつる温泉下山を目指して先を急ぐ。


下山途中、雪が凍っていた箇所もあったが特に危険な箇所もなく滝本登山口まできた。
下界は雪が融けていたので登山靴が泥まみれになった。
娘がお昼寝している間に、川辺で汚れた靴を洗う。


20分ほど歩けばつるつる温泉に到着。
ここから武蔵五日市駅まではバスに乗って20分だ。
そのバスがこれ!こんなバスを見たのは初めてだ。
車両は二つ、後方はけん引されて動いている。
運転技術も難しそうな、この特殊なバスはおそらく日本にこの一台だけだろうとのこと。
車内も快適、駅までの20分間を楽しく過ごせた。

近郊で雪山を楽しめるのもあとわずか。
次回は、テント泊が出来そうな山を探してみたいと思う。

 


2016年・登り始めは高尾山

2016年02月09日 | 山登り

2016年の登り始めは、絶対に高尾山に行くぞ!と決めていた。
横浜在住時より、一度はどんなところか登っておかねば…と思いつつも実行されず。
今年に入り、都内に引っ越したことで前よりも近くなったので今度こそと計画する。
日帰りだが、1月という真冬の時期に娘を連れて山へ行くのは初めてである。
標高こそ低いが、やはり1月の山なのだからそれなりの防寒対策をして臨むことにする。


自宅最寄駅からわずか1時間程度で高尾山口駅に到着。
あぁ、なんて近いんだ!と、うれしくなるワタシ。
山が近いって、素晴らしい。
いずれ、もっと近いところに引っ越したい…などとも思いつつ登山口へ向かう。
さて、高尾山頂へのコースはたくさんある。
我々は見晴らしが期待出来そうな稲荷山コースで行くことにする。


歩きやすい登山道は、明るくて快適だ。
調子良いペースで登っていく。


高尾山頂上にわずか1時間程で到着。
この日は快晴で富士山や丹沢山系がよく見渡すことができた。
それにしても想像以上の多くの登山者で驚いた。
これぞ、まさに大人気の山、東京都のオアシス的存在なのだろう。
また同時に、これほどの登山者人口が日本にはいたのだなと改めて気付かされた。
下りは、びわ滝コースを使い1時間で無事に下山する。


1月、関東平野に久々に積雪があったその週末。
再び、我々は高尾山へ向かう。
積雪後だから今度は登山者が少なく、静かな冬山を楽しめるのではと考えたからだ。
思った通り、駅に着くと登山者はまばらだ。
しかし、軽アイゼンを忘れてしまい凍り付いた登山道で娘を連れて登るのは少し危ない。
一番無難そうな表参道コースで登ることにする。


登り始めて1時間ほどで山頂に到着。
登山者は少ないので静かだ。
雪で一面真っ白の高尾山は、前回とは違う山に来たような感じだ。
ワタシにとって、積雪期の登山は3年ぶりであり冬山に来た喜びがひとしおである。
山頂から小仏峠へ向かう登山道の脇でいい休憩スペースを見つけそこで昼食をとる。
寒いのでこの日はツェルトを張って風をしのいだ。


往路と同じ登山道で下山する。
2度目の高尾山は前回初めて登った時とはまた違う景色を楽しめた。

次回は、高尾山からもう少し足を延ばして陣馬山や相模湖のあたりまで
縦走してみようと思う。