らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

箱根山・最高峰神山と大展望の駒ヶ岳

2014年10月17日 | 山登り

気持ち良すぎるくらいの秋晴れの9月最終の日曜日、箱根へ山登りに行ってきた。
今までに、明神ヶ岳に2度登っていたがそのときに山頂から見える向かい側の
高い山が気になっていた。
やはり、もっと高いところに登りたい気持ちになるのが岳人だろう…
神山は箱根の最高峰、そのお隣駒ケ岳は抜群の眺望であるらしい。
もしかすると、今日こそ富士山全貌が拝めるかもしれない。
期待いっぱいで、登山口に向かう。 

 
JR小田原駅からバスに乗車、50分ほどで早雲山登山口に着く。
途中、車道がかなりのウネウネ山道だったので乗り物酔いしたワタシ。
だが、行かねば!こんなに快晴なのだ。
地図を確認してから11時半に出発。


登山道は、始めはまぁまぁの急登。
しばらくすると、富士山の立派な姿が視界に飛び込んできた。
やっと、見ることが出来た!とてもうれしいワタシ。
このまま天気が安定していれば、山頂でも見られるかも…
それにしても、暑い。晴れるとまだまだ残暑が厳しい。


登山道は、可愛い花が意外とたくさん見ることが出来て楽しく歩ける。


歩き始めて1時間半ほどで、大涌谷分岐まできた。
ここから駒ケ岳へ直接行くことも出来るが、せっかく来たのだから
箱根山最高峰・神山のピークを踏んでおきたい。
迷わず、神山経由の方へ進む。


神山1483mは、展望のない狭い山頂であったが、数名の登山者がいた。
この日は出発が遅かったので、あまりゆっくりしていられない。
最高峰で記念撮影をしてから、すぐに出発する。
ここから、まだ駒ケ岳を登り、ロープウェイ最終16時50分に間に合わねばならない。

 
神山から、いったん下りまた登り返しいよいよ駒ケ岳山頂へ向かう。
かくれんぼ出来そうなくらい、笹ヤブがボーボーに茂っている。
それでも、道はしっかりと踏まれているのでしっかり歩ける。


笹ヤブを抜けて振り返ると、富士山が薄っすらとではあるが姿を見せてくれた。
駒ケ岳山頂は草原が 広がっており、立派な赤い鳥居が建っていた。
周囲は何も遮るものがなく、富士山と反対側には見下ろせば芦ノ湖がよく見える。
うーむ、なんとも素晴らしい景色。
富士山が眺められるというのはとても贅沢な気分になれるのはワタシだけか…?
箱根が日本を代表する観光地であるのが納得してしまう。
山頂から少し下れば、ロープウェイ乗り場であり、そこから下界へと降りる。


16時過ぎに無事に下山。
今さっきまでいた駒ヶ岳が、もうあんなに遠いところに見える。
下からでもよく見えるものだ。
ここから、バスで小田原駅行きに乗り帰路につく。

今回選んだコースは、なかなか歩きごたえのある登山道であった。
ハイキングコースなんて紹介されていたので、ラクチンかと思っていたが、
立派な山登りが出来、満足であった。
次回は、もう少し距離を延ばして歩いてみよう!


 
 

 

 

 

 



 



 


東北の山旅~秋田駒ケ岳~

2014年10月03日 | 山登り

9月下旬、らいちょうチームは初めて秋田県まで遠征した。
秋田と言えば、鳥海山がパッと頭に思い浮かぶ。
だがこちらは、まだ我が家の娘を連れていくには少々無理がある・・・
日帰り可能で、あまり長時間の行程でない山。
ならば、秋田駒ケ岳は!? そう、実は前から気になっていた山である。
だいたい、「駒ケ岳 」と名のつく山はステキなところであることが多い(過去の経験上)
きっと秋田駒ケ岳も、楽しい山だろう! 
我々は一路、秋田へ向かう。



移動初日、秋田空港からレンタカーで休暇村乳頭温泉郷キャンプ場へ移動。
日曜日の夕方とあってか、キャンプ場内は空いている。
早めに夕食の準備を始め、テント内で味噌煮込みうどん鍋を食べる。
このテント生活での食事、どうしてこんなに楽しいし、美味しく思えるんだろう。
山登りに来て、何が楽しみかって、ワタシはこの食事時間である。


翌日、朝5時半起床。天候は晴れ。
キャンプ場から車で30分ほどで八合目登山口に到着。
気温10度と肌寒く、周辺はガスっている。
週末ならここまでシャトルバスで行かねばならない。
平日は、マイカー規制はないので移動がスムーズである。
八合目避難小屋で出発準備を整えて、いざ秋田駒ケ岳山頂へ!


9時すぎに登山口を出てから30分もしないうちに娘はスヤスヤと朝寝。
歩いていると汗ばんできて、着ていた合羽を片付ける。
下界から見上げた駒ケ岳は紅葉が少し色づき始め、景色を期待していただけに、
八合目から上にある雲が残念でならない。
少しでも晴れてくれないものか…と思いながら進む。


阿弥陀池付近は、木道の登山道が続く。
立派に敷き詰められた木道は、昨年夏に歩いた尾瀬を思い出す。
天候は、晴れるどころか益々ガスってなーんにも見えない。
前方に見える避難小屋から山頂までは20分、あともう少し…
いや、なんだか歩き足らないぞ。
と、思ったが八合目に車を駐車してあるので縦走して別の登山口に下りれない。
まぁ、お天気もこんな感じなので周遊コースでいくことにする。
次回は、山頂から乳頭温泉への縦走を歩きたいと思う。 


秋田駒ケ岳最高峰男女岳1,637mに到着。
ご覧のとおり、ガスと強風で寒々しい登頂になる。
晴れていれば田沢湖や岩手山、広大なフブナ原生林が見渡せるのだ。
まぁ、この山、10回登って3回くらいしか晴れることのない山らしい。
山頂で、防寒をしているとは言え寒いのに、ご機嫌でいてくれる娘には感謝。
この日も、一緒について来てくれてありがとう。
記念撮影を撮り、先ほどの避難小屋で昼食休憩をとってから先を行く。


横岳、焼森を経由して標高が下がると、少し視界がひらけてきた。
赤倉尾根は多種類の植林があり、楽しく歩ける道である。
その後13時過ぎ、無事に八合目登山口に下山する。

 
下界に戻ると、まだまだ残暑が厳しかった。
さっきまで、真っ白な山頂にいたことがウソのよう。

せっかくなので日本一深い田沢湖に立ち寄ってみる。
湖があまりにも美しい瑠璃色に驚かされる。
周辺を散策していると美味しそうな栗がゴロゴロ。
暑い暑い、と言ってたがもう秋だなぁと 思いながら帰路についた。