らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

週末はベビーカーで東京観光

2014年06月24日 | 日常のこと

梅雨に入りジメジメしてすっきりしない日が続く。
これを乗り越えれば、ピカ-ッと晴れた夏がやってくると思い今は我慢。

梅雨の合間の週末、ベビーカーにらいちょうベビーを乗せて東京までお出かけ。
ベビーカーを使い始めてから、抱っこひもに比べてワタシの身体の負担も軽減。
らいちょうベビーも乗り心地が良いのか、ご機嫌でいてくれる。
また、週末の東京駅周辺は何故か案外人が少ない!
ちょっとお茶しましょう、なんて言うのも待たずに済むのだ。
これなら赤ちゃん連れでも快適に移動が出来、お買い物も楽しめる。




丸の内は街路樹が青々と茂っている。
所々、ベンチがあり休憩も出来るのでうれしい。
この後、かねがね行ってみたかった日本橋まで足を延ばす。

ベビーカーでも、気兼ねなくお買い物や散歩を楽しみ帰路に着く。
赤ちゃん連れでこんなに快適に楽しめるなんてウレシイ。

 

 


剱岳・小窓尾根~残雪期~

2014年06月16日 | バリエーション

2014年の5月連休、らいちょうリーダーは初めて剱岳の小窓尾根に挑戦。
同時期の早月尾根から剱岳山頂への山行は3年前に一度経験している。
今回はそれよりも更なるステップアップを目指すための大切なものとなる。
体力はもちろん、確かな技術と判断力が求められる小窓尾根。
ワタシは、山行の成功を願って食料準備を手伝いリーダーを見送る。


5/3 馬場島を7時45分出発、今回は5名のパーティーである。
前方に剱岳の頂稜部が太陽の光に輝いている。
この時期は、例年ならば出発点でも、もっと雪が残っている。
だが今年はこのように雪は少ない。


白萩川沿いの林道を進み、橋を渡りしばらくすると取水口堰堤に。
雪が少ないため、谷筋を雪渓伝いに行けないようだ。


右岸の斜面に取り付き、高巻きをしながら白萩川を雷岩まで詰める。
かなりの高巻きを要される。
初日のまだ慣れていない体には結構キツイ。


雷岩まで案外遠かった。雷岩で登攀具を装着する。
出だしは急な斜面で、落石、落氷に気を付け尾根に向けて登る。


尾根伝いに、木々の合間を縫い、雪の割れ目を避け登って行く。
1600m台地から小雨がぱらつく。次第に雨脚が強まり合羽を着る。
アイゼンやギアを着けている時の合羽を着る作業は大変だ。

この後、雨に打たれながら、今日の目的地1900m台地に14時半到達。
テントを設営し、雨でずぶ濡れになったまま中に急いで潜り込む。
週間天気予報では4日間晴れと言っていたが。。。


5/4 快晴。4時半起床。
テントから剱岳と早月尾根がくっきり見える。
風もなく、空気も澄んでいて昨日の雨が嘘のようだ。
この好天のまま今日は核心部を通過出来そうだ。
準備を整えて7時過ぎに出発する。


太陽の光が眩しい。尾根伝いに、アップダウンを繰り返す。
所々、シュルンド、クレバス、雪庇の通過等有り、
一歩ずつ確実に前進していく。


ニードル手前の絶壁。アイゼンを引っ掛けないように気を付ける。
ニードルは左下に巻きながら、懸垂下降をして一旦下る。



ドーム頂上から剱岳本峰の景色。バックの青色に浮かび上がっていて美しい。
ここからはマッチ箱の基部まで一旦下る。


基部から再び登り返していくと馬の背リッジが出てくる。
この後の岩場が少々難しい。岩と雪のミックス帯を進んでいく。


尾根上に出てしまえばマッチ箱上部は目前だ。


マッチ箱上部まで来ると傾斜は緩やかになり、核心部が無事に終了したことで
ようやく一息つくことができる。
小窓の王やチンネ、本峰が目前に迫り、まさにここは岩と雪の殿堂だ。


15時過ぎ、今日は三ノ窓で幕営せず、マッチ箱上部にビバークする。


5/5 3時半起床。この日は、剱岳本峰を越えて早月小屋までの予定である。
しかし、曇っていて風も強く、更に本峰上部にはガスがかかっている。


とりあえず三ノ窓まで行って様子を見ることに。小窓の王基部は、懸垂で下り
更にもう1ピッチロープを使って下りる。


天気はかなり荒れだし、剱頂上部は吹雪いていることが予想される。
今回は安全を見込んで、また日程もタイトの為、池ノ谷左俣からエスケープを取ることに。
ロープを使う程ではないが、下り始めは急傾斜の為躓かないように注意する。


池ノ谷出合が近づいてくると、谷は狭くなり両側から岩壁がせり出しゴルジュ帯となる。


小窓尾根取り付き点の下部に戻り、谷筋は往きと同様通れないので右岸を
高巻きして下る。無事馬場島に帰ってきた。山桜や芽吹いた木々が戻りを
迎えてくれた。

今回の山行は剱岳頂上は逃すも、小窓尾根登攀となかなか行く機会のない
池ノ谷ゴルジュを通過して貴重な体験が出来、満足だったそうだ。

リーダーの詳細な山行の報告を受け、ワタシは剱岳にはまだまだ沢山のルート、
季節別の登り方が有り、アルピニストを魅了する山だとつくづく感じた。