らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

雨にも負けず!今週も、神戸マラソン

2011年10月31日 | 日常のこと

10月は鳳凰山以来、山に行けてないので今週こそは!
と、思っていたが日曜日は朝から生憎の雨模様。時々、小雨。
山は諦めて、またまたマラソンになってしまった。
とは言え、マラソンも好きであるのだが、まだまだ目標の20キロまで遠い。
今日は目標達成なるかと、気合いを入れて出発した。


サクサク~っと、快適に走るワタシ。
ちなみに、今日は来月開催される神戸マラソンTシャツを着用しています。
出発から10キロまではいつも調子が良い。しかし。


10キロを超えると徐々にペースダウン。
12キロ地点で、ヒザが痛くてそこから先は歩いてしまった。
これでは、フルで走れる日は遠い・・・
来年の神戸マラソン出場に向けて、今からやれば間に合うかな?

マラソンも山登りも自分のペースで楽しめるからワタシに向いてるのかなぁ。
でも、そろそろ山の澄んだ空気が恋しいです。

 


秋の味覚満喫!タルトタタン

2011年10月27日 | 日常のこと

秋は美味しいものでいっぱいですよね。
あれもこれも食べてみたい、作ってみたい・・・そんなある日。
テレビで、料理研究家の栗原はるみさんがタルトタタン作りに奮闘している番組を
見ていたら隣で、「タルトタタン食べたい~!作ってよ」とお願いされた。
何でもかんでも、すぐに美味しいものを見たり聞いたりするとすぐに食べたがるらいちょうリーダー。
この前、おはぎ作ったとこやん・・・と思ったが、栗原さんの楽しそうに作る姿を見ていると、何だか
ワタシもタルトタタンを作って食べてみたくなってきた。
いつも作る人、食べてもらう人を幸せな気持ちにしてくれる栗原はるみさんってスゴイよなぁと思う。
じゃあ、ワタシも負けずに頑張って作ってみますか~


丸い型がなかったので、パウンドケーキ用の長方形で焼きました。
お~、初めてにしてはまぁまぁではないか~。
でも、もうちょっと、リンゴ多めの方がよかったかも。
丸い型、買いに行こうかな。

 


神戸マラソン

2011年10月25日 | 日常のこと

9月の連休から山・仕事・山・仕事・・・と、休みナシでフル活動していたらさすがに疲れてしまった。
我が家はしばらく安静状態が続き、ここのところ屋外活動していませんでした。
やはり、気持ちは若くても体は時々休養が必要であると実感したのでした。
で、いつも通り絶好調!になり、日曜日に久々に神戸市内をマラソンしてきました。
涼しくなって、マラソンするにはちょうど良い季節。気持ちよく走ることが出来ました!


自宅から三ノ宮、北野、元町、最終は神戸ハーバーランドまで約11キロのコース。
神戸の街並を楽しみながら走るので、あっという間に目的地到着でした。
「やっぱ、運動しないとね~」「ホント、ホント~」
神戸市内は観光客でとっても賑わっていました。

 

 


南アルプス・鳳凰三山

2011年10月16日 | 縦走

10月の連休は久しぶりに南アルプスへ行ってきました。
関西から南アはアクセスが遠いため、ついつい後回しがちになってしまう。
たまには、北アや八ヶ岳はお休みして南アもいいかも!と思い、
行ったことのない鳳凰三山縦走となったのでした。

出発前、リーダーから「折角だからオベリスク登るぞ!」と言われた。
しかし、前回の八ツ峰で充分登攀してまだワタシはお腹いっぱい・・・
聞こえないふりをしてザックには食料ぎっしり詰めてフツーの縦走備で出発したのでした。
しかし、リーダーは・・・


初日は夜叉神峠から南御室小屋までの行程。13時15分、出発。
甲府駅から広川原行きのバスは連休とあって満員で乗車出来ず、ここまでタクシーで来る破目に・・・


とても歩きやすい登山道。紅葉は期待していたが、ほとんど色づいていませんでした。
出発時間が遅かったためか、誰も歩いていません。今日も、静かな山歩き~、人気のある北岳に比べて
こっちは空いているのかも・・・?


17時に南御室小屋のテント場に到着した時、もうすでに張るトコないやん!というぐらい混んでいた。
やはり、連休である。空いているワケがない。仕方なく、日当たりの悪い奥の方へ張る。
ザックの荷を整理して、ゴソゴソしていたらリーダーがワタシに内緒で登攀用具を持ってきたのを発見!
「こんなん持ってきたら明日、オベリスク登らないといけなくなるやん!」「そのつもり」
まぁ今日は疲れたからと、夕食のすき焼きを食べてお酒飲んで早々に就寝。


翌朝は快晴、気持ちの良い朝である。富士山もよく見えました。


この日の朝は気温マイナス5℃とかなり冷え込んでいた。
パリパリになった落ち葉がかわいい。


南アルプス一望、やはり南アの山々はひとつひとつが大きい。
どっしりと構えたような山容が、南アの特徴だろう。


観音岳からは、鳳凰三山のシンボルであろうオベリスクが見える。
その先には、八ヶ岳も見ることが出来た。
それにしても、この山は大人気の百名山なのだろう、山G・山Bで大賑わいだった。
まぁ、山登りをする若者が増えることはイイことだ(ワタシもまだ若いが・・・)


先端がチューリップの花みたいに見えるオベリスクに到着。結構、登っている人多くて驚いた。
ザックを置いて、ハーネスを着けて、いざオベリスクへ。
チューリップのような先端までは取り付きからはフィックスロープがあり、それを使ってよじ登った。


登る人と降りる人で混雑していたためかなりここで時間をくってしまった。
下降は、安心安全早い、の懸垂でスルッと降りた。20mロープで充分足りた。
下りにあのフィックスロープだけを掴みながら降りるのはワタシは恐ろしくてとても出来なかっただろう・・・


地蔵岳からはほとんどの人が鳳凰小屋方面へ降りていく中、私たちは広川原へ下山。
こちらのコースに入ると、さっきまでの賑やかさはなくなり静かな秋山を楽しめる。


穏かな鳳凰山とは一変、違う山に来たような景色になった。
ここから、さらに広川原まではハシゴや鎖の連続で足場も悪く結構大変だった。
そりゃぁ、人も少ないはず・・・


広川原では、仙丈ヶ岳に登ってきた山仲間と合流。
仲間の一人Kちゃんが来月結婚するのでみんなでお祝いをして、おおいに盛り上がり、
H隊長からはお土産も頂いた。
翌朝、みんなで甲府まで戻る。
この日は、町に降りても南アルプスがよく見渡せる素晴しいお天気だった。



 

 

 

 



 


剱岳・八ツ峰主稜縦走~後編~

2011年10月05日 | バリエーション

9/25 某岩のビバークから一夜明け、いよいよ今日は残る上半縦走である。
初日の剱沢テント場では寒くて眠れなかったが、昨夜はシュラフにツェルトをすっぽりと
被ったおかげで暖かくグッスリ眠れた。ツェルト大活躍である!
さて、準備を整えて6時半出発、再びⅤ・Ⅵのコルまで登り返すこと30分。
昨日は日陰になっていてのっぺらぼうに見えたⅥ峰も、太陽に照らされて凹凸がよく見えると
意外とルートが見えてくる。岩壁って、遠くで見ると怖く感じるけど近付いてみるとそうでもなくなる。

さぁ、今日は八ツ峰上半縦走から剱岳本峰を登頂、早月小屋までの長丁場である。
気合いを入れて、元気よく登ってきます!


ビバーク地のテントの中からはフェースが目の前に見える素晴しいロケーション。


某岩からⅤ・Ⅵのコルまでは、かなりザレていて雪渓を渡るのもピッケルを指しながら慎重に行った。


Ⅴ・Ⅵのコルに到着、ここはやや広めの鞍部になっていた。
Ⅵ峰は登りだしの三ノ窓側が切れ落ちているのでここはロープを出して登攀。
らいちょうリーダー、落石に注意しながら慎重に登っていく。


50mロープ1ピッチで緩やかな草付の斜面に出た。そこから、踏み跡を辿っていくとDフェースの頭到着。
これから進む稜線の岩が青い空に尖っているのがよく見える。
これから、あの岩稜を登っていくんだぞ!とその景色をじっと眺めるワタシ。


Dフェースの頭からは短い懸垂下降でコルへ降りる。
ここからⅥ峰ピークへ再び登り返して、今度は30mの懸垂でⅥ・Ⅶのコルへ。


コルからは三ノ窓側へ明瞭な巻き道があり、Ⅶ峰を巻くことも出来るらしいが
ここまで来たらまさかピークを踏まないわけにはイカナイ!
Ⅶピークからは30mの懸垂下降でコルへ降りる。


見た目には難しそうに見えるⅧ峰は凹角を登っていく。
傾斜は急だったが、ホールドがしっかりとあるのでロープなしで登攀したが
特に問題なくクリアー。


Ⅷ峰ピークからみえるクレオパトラニードルとチンネ左稜線は来年の目標か!?
ピークからはダブルロープで懸垂下降をしてコルへ降りた。
ここの懸垂は、一旦下降したあと少し登り返して再び降りるという格好だった。


そしていよいよ最後の登攀である、八ツ峰の頭が目の前に現れた。いよいよここまで来た。
ここの登り出しは長次郎谷側が切れ落ちていて急な場所だったのでロープ確保で登攀した。
最後の方は足元も安定していたので、山頂まで一気に登り切った。


11時半、ついに八ツ峰ノ頭に到着した。
ここまでの道のりは長かったが八ツ峰縦走がこんなに快適に楽しく歩けたことがとてもうれしかった。
さぁ、だがまだこの先剱岳山頂までまだあるぞ~。
山頂で軽い昼食をとり、再び先を行く。


八ツ峰の頭からは池ノ谷ガリーへ40mの懸垂下降であるが、私たちはシングルロープで降りたため
途中からはクライムダウンしなければいけなかった。そして、これが大間違い!
2日前に降った雪がツルツル滑り、岩は脆く不安定、もう泣きそうになりながら必死の下降である。
かなりの落石をしてしまい、ガリーを登る人に迷惑を掛けてしまった・・・


池ノ谷乗越からは北方稜線をたどって剱岳山頂を目指すのだが、これが思いもよらず大変だった。
道は不明瞭で、ガスが掛かってより分かりにくい。地図上では破線ルートになっているが本当か?と
疑いたくなるほどだった。そして、長次郎のコルからの懸垂下降では支点が古いものしかなく、
持参した捨て縄を使って降りた。
ワタシにとって、八ツ峰主稜よりもこの北方稜線の方が断然怖かった。


14時半、ついに剱岳山頂に着いた。祠の前で、ワタシは無事にここまでやって来れたことに感謝する。
長い道のりで、楽しいことや苦労したことすべてが大切な経験になった。
誰もいない山頂をあとに、私たちは早月尾根を降りた。


無雪期の早月尾根は初めてだったが、一般ルートとは言え鎖が多く足元も急でちっとも気が抜けなかった。
疲れた身体には結構、この下山道はこたえる・・・
そんな時、黙々と歩く私たちの前にオコジョが現れた。その可愛らしい姿にしばし癒された。
早月小屋には、17時半到着。もう、疲労困憊であったが心は充実感でいっぱいだった。


9/26 馬場島まで、ゆっくり下山。八ツ峰主稜縦走の余韻に浸りながら・・・
途中で、松尾平の大杉と記念撮影。いつ見ても不思議な大木である。

念願だった八ツ峰主稜縦走は、天候にも恵まれて無事に終えることが出来た。
すべてを歩き通したことで八ツ峰のその素晴しさを思う存分に感じることが出来た。
これからも、また新たな目標に向けてずっと歩き続けよう!