三日月ノート

日々の出来事を気ままに。

「科学の目」で日本の戦争を考える

2017年10月25日 13時11分43秒 | 書籍

著者を見た瞬間、アレルギー反応を示す人もいるでしょうね(笑)
ちなみに私は党員ではないです。

内容は「科学の目」というよりは、「歴史・事実に基づいた」というほうがピッタリくる内容です。もっともそれらの事実すら「ねつ造」という人たちもいますが。
講演会で話された内容をまとめたものなので、比較的読みやすくまとめられています。

満州事変から太平洋戦争までの各戦争で、何が直接の引き金になったのか、実際、兵士たちはどのような状況だったのか、これらの戦争はどのような戦略をもって進められたのか等、過去の文献、国会の委員会議事録、実際に関係した人の証言などの引用元を明示しつつ、丁寧に書かれていました。

日本の戦争は「侵略戦争」だったのか。
慰安婦は実際にあったのか。
なぜ「靖国神社参拝」を政府関係者らが行うことが問題なのか。

これらの問題を正面から取扱い、感情を交えずに論述されています。

過去の行いを省みるのと自虐とは全く異なるものであって、反省なきところに成長はなく、真実から目を逸らすという事は再び同じ過ちを繰り返す可能性が高いということを、私たちは肝に銘じるべきだと思います。