三日月ノート

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大人のオモチャ:スポーツ遺伝子検査

2017年07月05日 09時53分32秒 | 自転車

某有名ブログでも書かれていたスポーツ遺伝子検査ですが、私も数年前にやった事があります。

確かに速筋優位の短距離種目で国際的なレベルを狙うなら、遅筋優位の選手は難しいと思いますが、国内レベルならソコソコいけるんじゃないでしょうか。

現に競輪選手でも遅筋優位の選手は何人もいます。競輪はバリバリの短距離でもないですから余計ですが、速筋の優位性がはっきり出るのは100mまでという文献もありました。

特に自転車競技だと、筋肉の性質(速筋・遅筋)以外にも多くの要素が集まって結果に繋がっているわけで、例えば心肺機能、身体の柔軟性、神経系の発達、ペダリングスキル、体型や骨格、あとメンタル面では集中力、気持の強さなどなど。

もっともそれらに関連する遺伝子を事細かに調べるなら話は別ですが、「スポーツ遺伝子検査」でわかる数種類の結果だけでは何とも言えないんじゃないでしょうか。
ましてアマチュアスポーツ、趣味でやっているレベルでは特に。

そのスポーツが好きで続けたいなら、例え向いてなさそうでもやればいいし、「興味はないけど向いてそうだから」で選んだって楽しくなんかないんだから。

現状、スポーツ遺伝子テストについては信頼できるエビデンスが得られておらず、特に子供のタレント発掘に使用することに対しては強い警鐘が鳴らされています。
大人が一つの楽しみとして利用するぶんにはいいのでしょうが、まだ子供たちに適用するには時期尚早というところのようです。

genetic testing sportsで検索すると、色々出てきますよ。