国策の押し付けと宗教家の主張は、相変わらず旧態依然でした。
人間の運命は、先祖からの障り、タタリであるとか、名前に起因しているとか、
そのようにいわれていました。
御神尊様は、やり場のない思いを、夜の宿舎で若手の宗教家と議論を重ねました。
すると、その場の雰囲気は、御神尊様の思いを支持する方向にまとまり、
《明日は、先生が動議を提案してください。支持しますから、》と一決。
3日目、ついに緊急動議をしました。
しかし、体制われに利あらず、
《世の宗教者よ。‼️科学にめざめよ。科学と手をにぎり、宗教は科学的でなくてはならない》
この叫びは、会場の騒然とした声と、怒声にかきけされていきました。
「この若造が、何を言うか‼️宗教の世界にはいったばかりの、青二才が‼️」
御神尊様は、決然として、会場をあとにしました。
《急がなくてはならん。世の中の不幸や病に泣く人のためにも、運命不可解の謎を解き明かさなくてはならん。》
御神尊様は、宗教家の大きな壁にぶちあたり、信念はさらに燃え盛っていきました。
時に、29才のみぎり。
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