面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

脈拍と寿命

2008年09月16日 | Weblog
 昼前に雨があがった。薄日の射し込む窓を開けると、まだ水滴の残る庭の芙蓉の花にミツバチが一匹懸命に仕事をしていた。はぐれミツバチであろうが、都会の片隅の何処か人目につかぬ場所で、女王蜂を守り必死で生きているのだろ。天変地異が起ころうと、それが彼ら蜂族の生きる意味なのだ。さすれば人間の生きる意味は延々と作っては壊す積み木遊びなのだろうか。相変わらず青臭い考えに苦笑する。

 九州で、心臓にペースメーカーを埋めた友人と脈拍の話をした。眠っていようが、ゴルフでナイスショットを打って興奮しようが、彼の脈拍は72に設定してあるので、変ることがないらしい。興味が湧いて、SEX時の感想を聞いてみた。はじめから興奮しないよう努めているので楽しくない、と、憂鬱そうに語った。何だか可哀相でそれ以上突っ込めなかった。

 僕は平常で一分間65回である。先ほど腕立て伏せを60回やって脈拍を測ってみた。87回だった。スポーツマンの寿命が平均より短いのは、激しい運動量の所為だろう。相撲取りが稽古以外を寝て暮らす習慣は、経験の知恵かもしれない。寝ているときに測ったことはないが、多分脈拍数は少ないはずだ。これから、運動したら、その後眠るようにしてみよう。見違えるように体重が増えたら、それはそれで実験としては面白い。と、バカなことを企んでいる間に12時になった。銀座にでて忘れていた贈り物を送って、伊東屋で原稿用紙を購い、らんぶるで旨いオールド珈琲を飲んで、それから、渋谷で仕事関係先に挨拶をして…、

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