面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

夢のまた夢

2006年12月17日 | Weblog
 泥のように眠る、と云う言葉を誰が
考えたのかは忘れたが、土曜日の夜
11時半過ぎから日曜日の昼前まで、
寝返りを打った記憶もなく眠った。
 眠りすぎて頭が痛い。
今日の為に昨夜食料を仕込んでいた
ことを思い出して冷蔵庫を開けた。
 日曜日の予定を空白にしたのは、
依頼の原稿を仕上げる為なので、休日
ではない。因果な職業である。
 だが、空腹は身体に良くない。
土鍋に米を一合、小鍋に豆腐と油揚げ
の味噌汁。サラダ油を多めに張ったフ
ライパンで卵焼き。油揚げと葱を細か
く刻んでフライパンで炒め、納豆にま
ぶす。一応、朝食らしくなった。
 最近、ヨーグルトを良く食べる。明治
のブルガリアでアロエかブルーベリーが
多いが、ほくにゅうのフルーツサラダと
いうのも悪くはない。180グラム入り
と書いてあるので、小箱だろう。食後
にはちょうど良い。賞味期限があるので
果物同様大量に買い込めないのが、少し
面倒ではある。
 寝起きで緩慢なのか、食事を終えると
15時、外は夕暮れ時のような薄暗さだ。
 背中に悪寒が走った。まさか、これは、
夢の中の出来事ではないのだろうか。
それならそれでいい。僕のこれまでの
人生は、夢のようなものだった。これから
も、そう変わることはあるまい。沢山の
素敵な人達に出会い、楽しい日々を過ご
した。苦しみも、悩みも、危機も乗り越え
今、ここにいる。夢で良いではないか。
そう思うと、悪寒も消え去った。
 悪夢は夢魔のなせる悪戯、許してやろう。
大切なのは僕を信じてくれている人たちに、
信じて良かったと、喜んでもらえること。
その為に生きること。他には何もない。


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