面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

片山ゲリオン

2007年12月29日 | Weblog
 来年で在団10年目の片山竜太郎くんは、俳優としてより、片山ゲリオンとして世界的に有名なのだそうだ。苦節、というより飄々と貧乏生活をおくっている彼に、日頃から感心していたが、何と、新年早々、テレビのレギュラー番組を持つことになった。先ずは目出度いことだ。映像作家の小和田明、マルチクリエーターの麻草郁という強烈な仲間がいて、いつも、くだらない抱腹絶倒の映像を見せられていたのだが、遊びも凝りに凝ると芸術の域に達する見本が片山ゲリオンであろうか。兎に角馬鹿馬鹿しいほど笑えて、彼らの真剣に遊ぶ様が目に浮かび、褒めてやりたくなる。

 僕にしても、たかがアトリエ公演の脚本を七転八倒して書いているのだから、50歩100歩ではある。なかなか貧乏を脱しきれない僕より、彼らのほうが案外早く世界に打って出ることになるかもしれない。負けてはいられない。目の覚めるような戯曲を書いて驚かせてやろう、と、意気込みだけは若者並みだ。

 さて、今年も残すは2日、朝倉薫演劇団を応援下さいまして、眞に有り難う御座いました。来年も変わらぬご支援のほど、どうか宜しくお願い申し上げます。20周年に向かってひたすら励んでまいります。

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