面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

さあ千穐楽

2008年08月03日 | Weblog
 只今午前8時。稽古場より帰宅。千穐楽は恒例のお握り作りが待っている。いつもなら午前中に仕込みを済ませて公演終了後夕方からの打ち上げで熱々を提供するのだが、今回は何と貸し切りの追加公演が入った。先週観劇に来てくれた女優でタレントの矢部美穂嬢が、見終わったすぐ後、「こんな素敵なお芝居、私の知り合いみんなに見せたい!」と、感動してくれたのだ。さすが矢部嬢、あっという間に定員の30名をオーバーして、千穐楽終了の夜、追加公演となった。

 というわけで、打ち上げは追加公演終了後の22時から。僕は今から仕込みをして、夜の公演前に作り上げる予定だ。僕のハワイおにぎりも、11月末の野方区民会館公演まで、暫く食べ収めとなる。カンパニーのみんなに飛びきり旨いお握りを食べさせてあげよう。

 今回の米は出雲の仁多米、水は南アルプスにした。最近表示の誤魔化しが多いが、現地で調達しない限り業者を信用するしかない。ハムは丸大、味付けは塩、ブラックペッパー粗曳き、実にシンプルである。5,6年前から北原マヤ嬢のリクエストでピリ辛ソーセージと半々に作っている。女性陣には好評なようだ。

 元々はハワイのスパムおにぎりをイメージしたのだが、20年も作り続けているうちに、かなり味も進化したような気がする。しまった、記念の大入袋を作るのを忘れていた。まだ銀座の伊東屋も開店前だろう。一眠りしますか。

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1 コメント

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千穐楽おめでとうございます (ケン)
2008-08-03 13:51:16
子曰く、
吾れ十有五にして学に志ざす。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳従う。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。

時々、耳にし目にする孔子の論語の一節。
60にして人の言葉を素直に聞く、ということらしいが
3つ子の魂、百までということわざもある。
60になっても人に耳を貸さない人間は自分も含め世に沢山いるだろう。
還暦といって人生を一巡し生まれ変わったという考え方もある。

今、60歳の朝倉薫には世の中がどのように見えているのだろう。
いつか舞台、歌詞、小説で表現されることがあるのだろうか。
とりあえず今夜ひとつの区切りを迎えた。

千穐楽おめでとうございます。
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