面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

年賀状書きの季節

2006年11月23日 | Weblog
 郵便局に寄ったら、年賀はがきが売り出されて
いた。毎年200枚程書いているが、今年は500
枚を越えそうだ。と、いうのは、書斎を整理したら
過去に頂いた名刺や年賀状が大量に見つかって、
出来る限り書いてみようと決心したからだ。
 しかし、毎年何枚か、宛て先不明で戻ってくる。
僕も、よく引っ越すので、年賀状戻って来たよ、と、
苦情をもらう事がある。引っ越し通知を出し忘れた
ことさえ忘れて、住所間違えて書いたんじゃないか?
と、逆に文句を言ったりする。
 書くのは大変だが、年賀状を頂くのは嬉しい。
1年が始まる事をあらためて実感する。今年は、
苦しいことと嬉しいことが半々だった。毎年、そんな
気がする。嬉しいことばかりあれば良いと思うのだが
そうは運命が許してくれない。昔の女流流行作家が、
「花の命は短くて苦しき事のみ多かりき」と歌ったが
自分を花に例えられる神経だからまだ良い。
 これが、野良猫の命に例えた歌だったら、本当に
気が滅入るだろうと思う。この女流作家は、実は
苦しさを楽しんでいるのです。世の中の9割が
似非鬱病だと云う医者がいて、僕も似非鬱病だと
診断された。大企業の部長クラスも殆ど似非鬱病
らしい。本物は俺は鬱だ、と、言わないそうだ。
 黙って死ぬか、家族に発見されて医者に連れて
行かれるかのどっちからしい。
 鬱は遅刻しない、鬱は早退しない。鬱は責任回避
しない。鬱は、原稿を送らせない。鬱は怒鳴らない。
 だから、あなたは心配ない。と、これは、
僕の事です。本当の鬱病は治るけど、似非鬱は、
治らないそうだ。どうしよう…。
 苦しいなあ、辛いなあ、孤独だなあ、ああ、今日も
眠れないなあ、って、楽しんでいると云われても、なあ。
 確かに、生きてるしなあ。医者の方が正しいか…
明日、Tに聞いてみよう。