その扉から・・・

おっさんがドアを開けた瞬間、ガチャーンと音がして目が覚めました。
ドアノブにたまたまつるしてあった、肌襦袢をかけたハンガーが落ちたんです。
入ってきたおっさんと一瞬目が合いましたが、おっさんはドアを開けっ放して
すぐに逃げて行きました。写真はその事件の現場となった部屋です。
シェラトンホテルでもこんな目に遭うとは。
あとから大使館関係の人に聞いてみると、カラチのホテルでは
従業員が鍵を開けて部屋に入って来てちょいちょい物を盗むそうです。
どんなホテルや！
それからまたベッドに入りましたが・・・寝るんだけど気配には敏感で
少しでも物音がすると飛び起きてました。
おれは忍者か、と思いながら長～い夜を過ごしました。

パキスタンより帰国しました！

桂あさ吉、パキスタンから無事帰国しました。
８泊９日の４ステージでいつもと比べるとゆるやかなスケジュールなのですが、
なにか１ヶ月くらいむこうに居たような感じがします。
パキスタンのカラチの１回目の公演は地元の高校生対象で予想以上の
英語の理解力にびっくりしました。
パキスタンの方は英語が公用語で、特に高校生ともなると普通に英語を使って
生活できる程のレベルになっていて、僕なんかよりもずっとしゃべれるんです。
よく笑ってくれるし、なんやパキスタン大丈夫やん、
と思ったのもその日の夜まででした・・・。
泊まっていたホテルの僕の部屋には隣の部屋とつながったドアがあったのですが、
なんと夜中の３時に、そのドアからおっさんが僕の部屋に入ってきたのです・・・。
・・・つづく

ちなみに今回の写真はイスラマバードの会場です。

国際交流

色々な所、条件でこれまで英語落語をやってきましたが、
今日ぐらいバラエティーに富んだ国の人達の前でしたのは初めてです。
イタリア、フランス、インド、ドイツ、インドネシア、メキシコ、ロシア・・・
サミットができそうなくらいのメンバーです。
全員学生さんたちなのですが、優秀な留学生ばかりで滞在半年で
日本語もかなりマスターしてる方もいてました。
中にはウィーン大学からの方もいてました。
でも人間て笑いを共有すれば必ずうちとけますね。

階段

京都のサカタニという酒屋さんで落語をしました。
桂米二兄さんが主催の会です。
オーナーさんから聞いたんですが、ここは２Ｆにお店があるので
いかに階段を使って上がりやすくやすくするかを、
数々の階段を見て研究したそうです。
確かにゆるやかな左カーブをえがいている階段はなにか自然と
吸い込まれるような感じがしました。
落語の出囃子の「石段」のような、気持ちがウキウキする不思議な階段です。
うちあげの高知のお酒もほどよく冷えていておいしかったです。

TORIIホールでトリ

本日はTORIIホールで英語落語をしました。
『かきわり盗人』の英語版です。
実はこの話は僕自身で翻訳した第1作目なんです。
少しずつやりながら変えていってます。
今日はトリだったんですが、こんな気を使うトリはないと思います。
楽屋でお茶は入れるは、着物はたたむは・・・

明日は京都で楽々落語会です。
（11月のあさ吉出演情報ごらんください）