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三平堂

2004年08月22日 | 落語・仕事のこと
昨日、東京の三平堂で落語をしてきました。
三平堂というのは、今は亡き林家三平師匠のご自宅の三階にある
寄席小屋です。
毎月一回ここで落語会が開かれております。
ここに出していただけるというのは本当に光栄で、
前の日から緊張と興奮の入り混じった複雑な気持ちでした。
林家三平師匠は生きておられれば米朝師匠と同い年です。
大正14年生まれです。
私は現役の高座を見たわけではございませんが、
本当に華のある噺家の枠を超えたスケールの大きい師匠だったそうです。
「どーもすいません」というギャグは今でも有名です。

当日お客さんは大入り満員で、三平堂記録だったそうです。
だって、その日のトリは我が米朝一門のサラブレッド桂小米朝兄さんだったのです。
開場30分前からお客さんが並んでました。
その間をかきわけて楽屋入りする小米朝兄さんとあさ吉。
決して私を観に来ているわけではないんでしょうが、
なにかちょっと嬉しかったです。
トップバッターはこぶ平兄さんのかわいいかわいいご長男さんで
(おそらく6、7歳です。)「つる」を演じてました。
その次が三遊亭王楽さんです。実はこの方もサラブレッドで、
笑点でおなじみの三遊亭好楽師匠の息子さんです。
「三方一両損」を演じてました。
続きましてあさ吉。「書き割り盗人」。東京では「だくだく」と言うそうです。
そして中入りの後、こぶ平兄さんの「子別れ」。
小米朝兄さんの「猫の忠信」。

よく考えてみると、この会は僕以外全員、
お父さんが噺家じゃないかー。
僕以外全員サラブレッドじゃないかー。
僕だけロバじゃないかー。

打ち上げは、おかみさんが素晴らしいお料理をご馳走してくださいました。
はっきり言って僕は料理にはうるさい。
しかしながら出されるもの全てが☆☆☆でした。
鮎の一夜干し、蒸し鮑、ステーキのポン酢あえ、豚しゃぶなどなど
全ての素材が特選、といった感じで、おそらく特選なんでしょうが、
素材のよさが存分に引き出されておりました。
仕上げのうどんもおいしかったです。ありがとうございました。



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1 コメント

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三平堂 (草波春香)
2004-08-23 02:34:21
先週、東京にいたので友人に連れて行ってほしいとお願いしましたが断られてしまいました。

その友人も「あさ吉さんが出演」と知っていれば

21日駆けつけただろうに・・。

東京の別の友人もあさ吉さんに興味を持っているのです。

落語会のスケジュールがわかればこのページで

お知らせくださると友人にも宣伝できますので

ぜひご検討ください。

そういえば、あさ吉さんの表情のわかる写真が

掲載されるのは、この日の日記が初めてでは?
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