浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

議長選を巡るナゾ

2004年11月27日 | Weblog
 パレスチナ自治政府閣僚で、アル・ファタハの幹部であるカドゥラ・ファリス氏ば26日、突如記者会見して、かねてより議長選への立候補を噂されていたマルワン・バルグーティ氏が立候補をせず、アッバース前首相の支援にまわったことを明らかにしました。  バルグーティ氏は一昨年4月に投獄されてから現在もなおイスラエルの獄中にありますが、面会に来たファリス氏にその旨を発表するよう頼んだと、ファリス氏が記者会見でバ . . . 本文を読む

ゆれるパレスチナ政界

2004年11月27日 | Weblog
 PLO(パレスチナ解放機構)の議長に選ばれ、自治政府の議長(大統領)に立候補したアッバース前首相に対して、現在イスラエルの獄中にあるマルワン・バルーグティ氏が対立候補として立つことを表明、パレスチナ社会が揺れに揺れています。  バルグーティ氏は45歳と年齢的にも69歳のアッバアース氏に比べ新鮮味があり、またその人気も若者の間では絶大です。それだけにバルグーティ氏が実際に立候補すれば、かなりの票が . . . 本文を読む