バグダッド北部のスンニ派居住区を中心に高さ3メートルほどのコンクリートの壁が建設されている。
これは、スンニ派武装勢力の攻撃に頭を悩ませた米軍が約10日ほど前から始めたことで、スンニ派住民のみならず、シーア派教徒からも抗議の手が挙がっている。
恐らく、パレスチナにイスラエルが建てている隔離壁にヒントを得たのであろうが、この愚策は、米政府が打つ手は全て使い果たしたことを認めたようなものだ。
. . . 本文を読む
スエーデンを訪問中のアッバース・パレスチナ自治政府大統領は、3月12日にガザ地区で武装勢力に誘拐されたまま行方不明になっているBBC(英国放送)のアラン・ジョンストン特派員が生存している情報があると記者団に語った。
ジョンストン氏は帰宅途中、武装グループによって誘拐された後、情報が途絶えているが、15日になってある武装グループが同氏を殺害したと発表した。
アッバース氏の“命の保証”の根拠 . . . 本文を読む
18日のバグダッドは、4年前の開戦以来最悪の「血塗られた1日」となった。
中でも犠牲者の多かったのは、サドリヤ地区の車爆弾によると思われる爆破現場で、これまでに分かっただけでも140人が死亡した。サドリヤ地区はシーア派居住区。バグダッド西部にある繁華街で、2月にも130人の犠牲者を出すテロがあったばかり。建て直されたばかりの食料品市場が再び狙われた。
現場はまさに血の海と化し、あまりに凄 . . . 本文を読む
爆弾攻撃が起きている場所は、いずれもがシーア派地区であり、マリキ首相が昨日、イラク全土を国軍である治安部隊が年内にも支配すると宣言したことに対するスンニ派勢力の示威行動という見方も出来る。
政治的な動きとしては、「シーア派の風雲児」であるサドル師が16日、マリキ政権が米軍全面撤退の期限を明確にしないことに抗議して、4人のサドル派閣僚を辞任させている。
. . . 本文を読む
イラクの首都バグダッドが血の海と化している。
18日、サドリヤ・スィティなど4箇所で爆弾を使ったテロがあり、少なくとも127人の死者が出ている。
バグダッドでは週末から多数の犠牲者を伴う爆発事件が多発しており、首都から周辺都市に避難する車の列ができているという。 . . . 本文を読む