浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

「『人間の盾』の英人ヴォランティアの死」 2004.1.15

2004年01月15日 | Weblog
パレスチナでイスラエル軍(以下、イ軍とします)の銃撃から子供を守ろうとして狙撃され、9ヶ月間脳死状態であったイギリス人平和活動家、トム・ハーンドルさんが13日、ロンドンの病院で意識の戻らぬまま死亡しました。享年22歳でした。  これまでこのHP上なり、私からの『勝手に送りつけメール』『国際ジャーナル』等でこのケースをお読みになっている方も多いと思いますが、初めて目にされる方もいますし、このようなひ . . . 本文を読む

イスラエル軍兵士の逮捕 2004.1.8 

2004年01月08日 | Weblog
昨年4月、『私の視点』でISM(国際連帯運動)の英国人ヴォランティアがイスラエル軍の銃撃からパレスチナの子供たちを守ろうとして頭部に直撃弾を受け、「植物人間」になった話をご紹介しました。今回はその続報です。実は、彼を撃った兵士が最近、逮捕されたのです。 子供の身代わりになった英国青年トム・ハーンドルさんは、事件直後に発表されたイスラエル軍(以下、イ軍とします)の情報では、パレスチナ人とイ軍の間で衝 . . . 本文を読む