1週間前に開けられた風穴は再び閉められようとしている。
28日、境界線上の隔離壁や鉄条網の修復が、エジプト軍とハマース治安部隊の共同作業で始められた。
これは、パレスチナ側の二大勢力(大統領派とハマース)とイスラエル政府の間に入ったエジプトが、三者からの合意を取りつけた結果と思われる。エジプト政府には、EUも後押しに入った。
境界線上の検問は2005年のイスラエルとパレスチナの間で取 . . . 本文を読む
風穴を開けられた隔離壁周辺では、1週間目を迎えて多少の落ち着きが見られる中、近日中に境界線で南接するエジプトが、自由な往来に制限を加えるのではとの憶測が飛んでいる。
エジプト政府は、イスラエルとパレスチナの間に入って最終的な調整作業を行なっているが調整は難航しており、解決策を見出せぬまま、人道的見地から見てある程度の落ち着きが出たところで、イスラエルの意見を容れて境界線を再構築するだろう。
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パレスチナ解放運動の巨星が落ちた。
その名は、ジョージ・ハバシュ。ハバシュ氏はパレスチナ解放人民戦線(PFLP)の創設者であり、長期に渡って議長を務めたことで知られる。また、パレスチナ建国のための組織であるPLO(パレスチナ解放機構)においては、常に反体制の立場を貫き、故アラファト議長を時に苦しめた。
ハバシュ氏は1951年からアラブ諸国と共にパレスチナ解放を目的とする「アラブ民族運動( . . . 本文を読む
ガザに歓声の嵐が沸きあがっている。
そう。もう既に日本でも報道されているので御存知の方も多いであろう、イスラエルが築いた「隔離壁」の一部が“何者か”に爆破され、10数万人の住民が食料などの生活必需品を求めて南に接するエジプトになだれ込んだのだ。ガザの人口は約150万人と言われているから、住民の約一割が境界線を越えたことになる。
事の発端は、パレスチナ武装組織が18日、イスラエルに対してロケ . . . 本文を読む