浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

レバノン大統領選出投票 14回目の延期

2008年02月10日 | Weblog
 レバノン議会の大統領選出投票がまたまた延期された。

 またまた、としたのは、11月23日にラフード前大統領が退任したまま、新大統領が決まらず、投票予定日がこれで14回延期されたことになるからである。

 レバノンでは、キリスト教勢力から大統領、イスラーム教スンニ派から首相、シーア派から国会議長と、宗派による要職の配分が決められている。

 キリスト教勢力は、隣国シリアと密な関係にあるグループと、アラブ穏健派諸国及び欧米諸国の支持を受けるグループとに分かれる。

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