イスラエル訪問中のプーティン・ロシア大統領は28日、イスラエル要人との会談を引き続き行ない、同国のイランへの原子力技術提供について説明しました。
会談の中でプーティン大統領は、原子力開発計画の協力は、平和目的に限られると説明、その監視体制も出来ていることを具体的に話した模様です。
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中東歴訪中のロシアのプーティン大統領は28日、訪問先のイスラエルでシャロン首相と会談、先の訪問地エジプトで提案したと言われる「今秋にモスクワで中東和平国際会議開催」は、「実務者レヴェル会議」の間違いだ、と説明しました。
ロシアはソ連時代を含めて、大統領がイスラエルを訪問するのは初めてで、現地では「歴史的な訪問」との紹介のされ方をしていますが、首脳会談の成果はあまりなかったようです。
会談の中 . . . 本文を読む
日本外務省は近くパレスチナ自治政府のアッバース大統領を招聘する予定で交渉に入っています。外務省は5月来日の線で話を進めていますが、まだ「日程調整」の段階でハッキリしたスケジュールは決まっていません。
まあ、日程調整という場合は、恐らく「お土産」に何が欲しいか、用意できるかといった詰めの段階だということでしょう。外務省や官邸筋は招聘目的を「日本が中東和平にどう貢献できるか模索するため」などと言う . . . 本文を読む
レバノンに居座り続け、29年にわたってレバノン政局に影響を与え続けたシリア軍が26日、完全撤退をしました。これは、ハリーリ前首相の暗殺に怒って立ち上がったレバノン市民の民主化要求の勝利と欧米諸国の政府は大絶賛しています。
しかしながら、大統領や首相以下、政界の大物は押しなべて親シリア派です。重要なのは今後も欧米が辛抱強くレバノンと“付き合う”かです。これまで、適当な関与をしてその後放置をすると . . . 本文を読む
アッバース大統領は25日、来週から始まるイスラエルとの交渉に備えて反対勢力との話し合いに入りました。アッバース氏の狙いは、ハマースやジハードといった過激な反イスラエル闘争を繰り広げてきた両派の武装解除です。
ハマースはこのところの路線変更で来る7月の議会選挙に参加することを表明しており、アッバース氏は同派への武装解除を働きかける好機と判断したようです。
これに対して、ハマースやジハードが直ち . . . 本文を読む
アッバース大統領はこのほど、治安勢力(軍に相当)の司令官を含む幹部を一新、また将官クラスの多くを退職に追いやりました。
これは、かねてよりアメリカとイスラエルから要求されていた「民主化」の一環ですが、アッバース氏としても「アラファト色」の一掃を図りたいだけに、好都合であったと言えましょう。予想以上に大胆な改革を行ないました。
この断行が軍部内で反発を買っています。アッバース氏の暗殺を叫ぶ血気 . . . 本文を読む
イスラエルの軍車両が21日、ガザ地区でパレスチナ武装勢力が道端に仕掛けたと思われる爆弾によって爆破され、数名の負傷者を出しました。
現場は、カルニ検問所の近くで、住民によると、爆発の後イスラエル軍が周辺に向けて銃を乱射したとの事です。乱射による被害は今のところ明らかになっていません。
爆撃の実行声明はどの武装組織からも出されていませんが、今月初めにパレスチナの若者がイスラエル軍に殺害された直 . . . 本文を読む
このところマスコミではあまり伝えられていませんが、イスラエルとパレスチナの「休戦協定」が結ばれた後も、パレスチナ自治区では武装ゲリラによる対イスラエル攻撃は続いています。
先週、ガザ南部で3人のパレスチナ少年がイスラエル軍の施設に近付きすぎたとして、イスラエル軍に射殺されました。その報復として、PRC(人民抵抗委員会)は18日、戦闘員がイスラエル兵とイスラエル民間人それぞれ1人を狙撃して負傷さ . . . 本文を読む
レバノンのカラミ首相がひと月半の間に2回目の辞職をしたのを受けて、ラフード大統領は15日、ミカティ氏を後任に選びました。
ハリーリ前首相の暗殺を契機に激しい動きを見せるレバノン情勢ですが、国連や欧米の関与もあり、20年近くに亘って居座り続けたシリア軍が完全撤退することになり、落ち着くかに見えました。ただし、カラミ氏というシリアの息のかかった政治家では事態を収拾できるはずもなく、2度目の首相就任 . . . 本文を読む
大統領選挙が行なわれ、イスラエルとの和平交渉が始まり、イスラエル軍と入植者のガザ撤退が決まり、また世界を震撼させた自爆攻撃も鳴りを潜めたことからマスコミの関心は再び、パレスチナから薄れています。
日本を含めた西側報道は、訪米中のシャロン首相に対してブッシュ大統領が西岸地区における入植地の新たな建設は認められないと発言した、等とのんきな報道をしています。今回の入植地問題は、いつものことですが、ア . . . 本文を読む