日本に長年住み、日本人女性と結婚しているシリア人男性のお宅に伺った。家では3人の元気な男の子たちが待ち構えていた。初対面であったが、すぐに私と仲良くなり、遊びたがった。
しかし、そんな子供たちよりも私を求めていたのは、父親であった。2時間を越える訪問であったが、駅に迎えてくれた時から帰りに駅に送ってくれる時まで私を放さない。つまり、ずっと話し続けたのだ。
話はほぼ政治的な話に終始した。厳 . . . 本文を読む
ローマ法王ベネディクト16世は12日に行なったドイツの大学での演説で、聖戦を命じるイスラムの教えを「邪悪で残酷」と評したビザンチン帝国皇帝の発言を引用、それがイスラーム世界に「怒りの渦」を巻き起こしてしまった。
16日には急遽法王庁が事実上の謝罪声明を出したが、怒りは収まらず、17日にもイスラーム圏各地で抗議行動が起きた。特に、パレスチナ自治区のガザでは、ハマースの旗を掲げた数千人の民衆が抗 . . . 本文を読む
国際社会のパレスチナへの関心が低くなる中、イスラエル軍のパレスチナ自治区における占領と破壊活動は毎日続いている。
「テロ撲滅」と謳いながら続けられるイスラエル軍の攻撃の犠牲になるのは、いつも子供や老人だ。確かに戦闘員と思しき人物も殺害されているが、死傷者の多くは民間人だ。
仕事もなく、また仕事があっても給料が支払われず、国際支援も途絶えがちになる状況が、時間の経過と共に悪化の一途を辿って . . . 本文を読む