ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

琵琶湖西南2024春③信楽散歩

2024年04月11日 | たびたび旅

琵琶湖大津の朝。朝食後にホテルの送迎バスで大津駅に送ってもらいJRで草津駅へ。草津温泉以外に草津があるって知らなかった。
草津以外にも大津、吾妻、渋川、伊香保といった地名が滋賀と群馬の両方に存在しています。その理由は検索すると出てきます。

草津駅でレンタカーを借りました。ここからは車で動きます。
まずRさんを琵琶湖カントリークラブまで送ります。そもそもこの週末に滋賀に来ることになったのはRさんのゴルフ観戦がきっかけでした。
琵琶湖CCから30分、途中狭い山道をドキドキしながら越えてやって来たのは焼き物の町、信楽駅でした。

信楽駅でレンタサイクルを借りて探索開始。とりあえず駅前から街道沿いは焼き物のお店だらけです。
旅行者のために「窯元散策路」というコースがいくつかあって効率的に窯元とギャラリーを見て回ることができます。

新宮神社。奈良時代創建の由緒正しき神社です。

狛犬も陶器です。

ちゃんと調べた訳ではありませんが、関東より西の方の神社で拝殿の前、境内の中央に神楽殿があることが多いように感じています。

陶房、ギャラリーは声をかければ中を見せてもらえることが多いです。商売ですから当然なんですが。でもあまりお店っぽくない所は入りづらい。

大型の工房。表の看板に「見学可」とあったので奥に行ってみました。

大きなものから小さなものまで。陶器の傘立てとか昔はよく見かけましたね。

ろくろ坂、明山窯。今はもう使われていない登り窯。

釜の向かい側の作業小屋がおしゃれなカフェになっています。

大きなレンガ煙突に導かれて、散策路からちょっと坂を入った奥にある谷寛窯へ。
こちらは朝ドラ「スカーレット」で大島優子演じる照子の家業である丸熊陶業のロケ地になった場所でした。

1階が製造工場。

1966年に築炉された重油釜は展示室として使われています。

現在はこちらの大きな電気釜で焼成しています。

2階がギャラリー「ほうざん」さん。この建物は明治時代に大津にあった師範学校の講堂を移築して創業されたそうです。
窯元のおかみさんに信楽焼のあれこれを説明していただきました。大津もそうですが信楽の言葉も関東耳にはほとんど京言葉に聞こえます。

名残り惜しかったのですがゆっくりする時間もなく、お猪口をひとつ買ってお暇しました。
引き続き窯元散策路で。こちらは近代化産業遺産になっている丸又窯。昭和3年から35年ほど使われていた登り窯です。

ぐるっと回って駅に通じる信楽川。土色の水が流れていました。
信楽滞在時間はわずか90分ほど。あまりにも短すぎましたが、ここだけのために来ようと思ってもなかなか実現は難しいから仕方ありません。

ほうざんで手に入れた谷寛窯製作のお猪口。しのぎの粉引で信楽焼ではないのですが、足つきがかわいかったのと先日買ったご飯茶碗に似合いそうだったので。
使うのが楽しみです。
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