フィン・ユールとデンマークの椅子展
フィン・ユールとデンマークの椅子展 チラシ表面
みなさまこんにちは!
暑い日が続いておりますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
弊社スタッフは先日、東京都美術館で開催中の「フィン・ユールとデンマークの椅子展」を観賞してきました。
北欧のデザインや芸術がお好きな方は、きっとかねてより開幕を楽しみにされていた方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
フィン・ユール(1912-1989)は、デザイン大国とも言われている北欧・デンマークの代表的なデザイナーのうちの一人。
美しい椅子を数多くデザインしたことで知られていますが、
椅子だけでなく、キャビネットやテーブル、時計などの家具デザイン、
インテリアデザイン、空間デザインなど、幅広くデザインの分野において
功績を残しています。
1950年代より活躍の場をアメリカへと広げてからは、
ニューヨークにある国連本部ビルの信託統治理事会議場のインテリアと家具デザインを手掛け国際的なデザイナーとして歴史に名を残しました。
本展はフィン・ユールの仕事を中心に、デンマークの家具デザインの歴史や変遷が
バラエティー豊かな作品群、資料を通して紹介されており、フィン・ユールの魅力やデンマークで優れたデザインが生まれる背景について学ぶことができる展覧会でした。
出品作品の多くは、椅子研究者である織田憲嗣氏が研究資料として収集された貴重なコレクションで、これだけ多くのコレクションを一同に展覧できることの有難さを実感いたしました。
会場内にはフィン・ユールをはじめデンマークの優れたデザイナーによる椅子に
座ることができるコーナーもあります。
実際に座ることで、名作と呼ばれる椅子がどのような物なのか体験できるのはもちろん、「この椅子と共に生活をするなら...」などといった本展を鑑賞した少し先の未来のことについても考える機会も生まれ、貴重な時間を過ごすことができました。
フィン・ユールとデンマークの椅子展 会場写真
撮影:弊社スタッフ
「フィン・ユールとデンマークの椅子展」は10月9日(日)まで東京都美術館にて開催されていますので、気になられた方はぜひ下記の展覧会公式HPをチェックしてみてください。
展覧会公式HP