SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

金曜アートの玉手箱 「金魚を描く!」1日目 レポート

2014年07月05日 | 一日教室

毎回、気鋭の作家をお迎えして短期特別講習を開催しております金曜アートの玉手箱シリーズ
昨日は「金魚の世界を体感」が開催されました!

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講師にお招きしたのは、堀井 聰 先生です。
金魚をモチーフに、幻想的な作品を制作されております。

2日セットとなっております今回の講習では、堀井先生独自のアクリル技法が学べる内容となっております。

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まずは「絵具とは何か」という根本的なテーマでの講義から。アクリル絵の具の特性を理解し、発色の仕組みを知ることが、この後の実習に繋がっていきます。

絵具の歴史~アクリル絵の具の性質など、難しい内容でも とても分かりやすく、かつ興味深く面白い講義をしていただいてから、

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制作スタートです!
MDF合板にモデリングペースト+アクリル絵の具「エキスパート」を混合したものを塗って行きます(先生の実演)

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顔料の多い「エキスパート」は、少量でも十分な色味を発揮してくれます。

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更に、あるテクニックを使ってからドライヤーで乾燥させると…

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実際にやってみると、アッという間に…

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良い感じのクラッキング下地が出来ました!

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淡い色調と、クラッキングによる ひなびた風合いがステキな下地。金魚の赤が良く映えそうですね

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そうして 下地が乾いたら、金魚を描いていきます。

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初日の本日は、下地を塗った小さい合板(お一人様に大小2枚の合板をご用意しております)の方に

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上から見た状態の金魚を描いていきます…

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堀井先生の実演手順をふまえて参加者の皆さんも、いざ実践

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ここで登場しますのが、堀井先生考案のウォーターパレットです。チューブから出したアクリル絵の具が、長時間 乾かない工夫がされており、無駄なくアクリル絵の具が使い切れるという優れものなのです!

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このウォーターパレットに「そんな手があったのか!」と衝撃を受けつつ
みなさん順調に金魚を描かれていきます

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写真資料を元に、俯瞰で金魚を2~3匹 。

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最初に金魚本体の影色を塗り、その上に赤や朱系の色を乗せ、最後に明るい部分に白、と言った手順で描いていきます。

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堀井先生いわく「上手くいくと、画面の中で金魚が泳ぎ出します!」
「泳がない場合は、構図(金魚の配置)をかえてみましょう~。」

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するすると絵の中で泳ぎ出した金魚たち。皆さんもご自分で描きつつ、予想以上の出来にビックリしつつも大変喜んでいただけました。堀井先生の指示による色の調合、制作手順の賜物でもありますネ

今回は下地制作からF4サイズの合板に金魚を描いてみる所まで進行しました。

次回はF6サイズで金魚を描いていきます。
より専門的なアクリル絵の具の使い方を実践して行く予定です!

またブログでレポートいたしますので、おたのしみにしてくださ~い

(WA)