サクラアートサロン大阪で絵を学ばれている志賀保太さんが、全国公募のアートサロン大賞展で見ごと大賞を受賞され、今朝の新聞にちょっとイイ話とともに紹介されていましたのでココでも紹介させていただきます。
記事(写真)にもありますように、志賀さんは大賞賞金で、東日本大震災の被災地石巻市の小学校へ、 “クレパス” を児童数分購入され寄贈されました。
昨日は大震災からちょうど2年が経ち、本日の各紙朝刊では追悼記事が多く掲載されました。産経新聞朝刊奈良版では、生駒市在住でもおられる志賀さんが、被災地の小学生を温かく励まされたこのことが大きく写真入りで、追悼記事の一つとして紹介させていました。
志賀さんは、教室でも明るくそして、少年のような感受性で、絵画的な理屈など通り越したかのような、魂を揺さぶる不思議な訴求力のある作品を描かれます。
2年前のあの日直後には、伝えられる被災地の状況にたまらず現地を訪ねられ、志賀 “少年” の感受性に鋭く突き刺さるものがあったのでしょう。その後構想を巡らせ、半年がかりで20号作品『望郷』を、記事にもありますように「童謡を口ずさみながら」描き上げられ、見ごと大賞を受賞されました。
「先生!コレ大賞トルかもしれまへんわ!」
と実は有言実行でありました。おそらく、志賀さんの少年のような心の中には、大賞をトってそのことで直に見た被災地の皆さんを励ますとともに、賞金で被災地の子供たちにナニかできるのではと、まさに少年のように純粋に向き合った成果であったと思います。
志賀保太さん作品 『望郷』油彩画・F15号
第22回全日本アートサロン絵画大賞展
写実表現部門 大賞
志賀保太さんに拍手!!