香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家

"香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家"

加藤サキ子

反芻(はんすう)するように読み返す作業

2014-09-07 22:01:14 | ちょっと一服
以前読んでいた本を読み返すと、その頃のことを再び思い出すと同時に、以前気づかなかったことに気づいたり、忘れていたことが蘇ります

ここ数年は読み終わった本はスキャンしてPDFにして保存する事が多くなりました
本棚のカサを増やさない目的もありますが、私の場合はPDFにしたほうが読書量が増えます

主に通勤中に読むことが多いためです。
アロマテラピーの資格取得を目指していた頃も読書中心で多読していました
よく、語呂合わせのxxxがありますが、私の場合歴史の年号の記憶法でも語呂合わせは苦手でした
出来事を記憶したいほうなので試験のための勉強は好きではありません

人によっては「1冊を繰り返し深読みするのが良い」という方もいます
私の場合は、どんなときも何冊か読みます
理由は、同じ項目を見ても意見が違うことがあるからです
答えは一つではない、そして日々新しいことが書き加えられるからです

アロマテラピーは植物と人とをつないで私たちの心身を整えていくのものですが、セラピストである私たちは、いわば植物と人をつなぐお手伝いをさせていただく立場

答えが一つだけでは様々な悩みをもつ方々たちのお役に立つことができない、と感じているからです

一言に鎮痛といっても、ある方はラベンダー、ある方はウィンターグリーン、ローズマリー、イランイランといった具合です

できるだけ引き出しは多く持っていたいと思います
こうして、微力ですが「こんな使い方もあります」とご紹介できるのもそういった実体験と先人たちの記録の集約なのです

まるのまま、書くのではなく私が個人的に思ったり感じたりしたことも書きたいと思います

それはどんなガイドブックも「書ききった」というものは1冊もないと思うからなのです

以前、Amazonのなかである本に対して「物足りなかった」というコメントがありました

アロマテラピーは医療ではないので、限りなくグレーゾーンが存在します
はっきり書けば薬事法などに抵触することにもなるからです
そのため、読者にとっては時として「物足りない」思いが出てしまいます
それは誰しも感じることだと思います

アロマテラピーを知れば知るほど、栄養学や解剖学、化学など「xx学」の分野に広がります
それが引き出しの中のひとつとなります

基本は精油と心身の関係ですが、どちらも自然のもの、1+1=2とはいかないのです
だから、面白いのですが。。。。

最近私が始めていることは写経ならぬ、写本です
以前読んだ本を書き写す作業をしています
これをすると、自分の抜け落ちた部分を発見することができます

まさに噛みしめながら、読む感じです
牛の食事ではないですが、反芻(はんすう)する感じです

1日1ページでも週に1ページでも、特にノルマは付けませんが、すぐに時間が過ぎてもっと時間が欲しいとかんじます

皆さんもお気に入りの本や感動した本をこんなふうに読み返してみてはいかがでしょうか