アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

10月12日(木)のつぶやき(リブログ)

2024-10-11 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

ふんわりと甘くキンモクセイ(の花)が香る庭で、大きく深呼吸して今日をスタートです。ふぅ~。

川へ。少し冷たい北風に、白銀の穂や黄色い花が小さく揺れる川原で、

ヤナギタデも赤く色づきはじめています。秋やねぇ。

今日の最低気温は、12、6度。

 

 

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 最高気温26、5度。おだやかな秋晴れの午後です。

10月15日(日)は、第29回 四万十川ウルトラマラソンが開催されます(4年ぶり)。

60キロと100キロの部があり、

ランナーは、秋風のなか、景色のよい川沿いの道を走り、沈下橋を渡り、遠いゴールを目指します。

いつか参加してみたいなぁ、と思いつつまだ実現できない僕は、

走力よりも漕力のほうが自信があるので、

四万十川100キロウルトラカヌーのほうが良いかも、と思ったりもしますが。誰か開催してくれないかなぁ。

 

昼どき。四万十川リハビリ超スローランニングを個人で開催です。

実に2か月以上ぶりに、(いつも走っていた)岸辺の小道を、ノロノロと走りました。

真夏のはじめに、ひどい足首の捻挫をして、それがなかなか完治しなかったから。

(おんちゃんになると、治るのに時間がかかりますね・・・悲)。

先日、短距離の散歩からはじめて、よーやく今日走ってみるコトに。

 

深く青く澄んだ空の下、岸辺の小道は、秋風と陽ざしが心地よい。

路上は、虫の音に満ちているけど、頭上からは、鳥の歌に混じって、まだセミの声もきこえてきます。

どん亀のように、ゆっくりゆっくりと走り、川沿いの道をぬけ、沈下橋をわたれば、

さわやかな川風がようこそと歌い、白銀の穂と黄色い花が手をふってくれました(ように見えた)。

ランニング後。最後まで歩かなかったコトを、ぽけっと川をながめ風に吹かれながら、一人ヨロコビました。

明日、痛みがでなけりゃいいけれど、と思いつつ。

自然豊かで、人少なく、静かな四万十川流域は カヌー以外にも、

ジョキング、サイクリング、トレッキング、キャンプ、自然観察、星空観察によいフィールドです。

そして、ただぼおっと風に吹かれて、のんびりうだうだと沈没するにも、よいところ。

*沈没:バックパッカー用語。

観光など本来の旅の目的から離れて、一か所に長期滞在し、ダラダラウダウダと時間を過ごしてしまうこと。

 

情報化社会の現代。つい、旅にもタイパの概念を持ち込んでしまいがちな私たち。

四万十流域に観光にくる方は、

半日ほど遊んで移動してしまうコトが多いけど、でもそれは、ちょっともったいないような気がします。

(来るのに時間がかかるところだし)

そして思う。長期間とは言いませんが、せめて2日~3日は一か所に滞在し、

いろいろな遊び方、過ごし方(沈没)で、のんびりとこの地域の自然のなかで過ごしてほしい、と。

寄り道(道草)や、一見無駄な(と思える)時間のなかには、旅の新しい気づきがあると思うから。

旅の新しい気づきは、日常に戻った私たちの心や感性、価値観を豊かにする一粒の種になってくれます。