1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です
おはようございます。四万十は、晴れ。
ふんわりと甘くキンモクセイ(の花)が香る庭で、大きく深呼吸して今日をスタートです。ふぅ~。
川へ。少し冷たい北風に、白銀の穂や黄色い花が小さく揺れる川原で、
ヤナギタデも赤く色づきはじめています。秋やねぇ。
今日の最低気温は、12、6度。
最高気温26、5度。おだやかな秋晴れの午後です。
10月15日(日)は、第29回 四万十川ウルトラマラソンが開催されます(4年ぶり)。
60キロと100キロの部があり、
ランナーは、秋風のなか、景色のよい川沿いの道を走り、沈下橋を渡り、遠いゴールを目指します。
いつか参加してみたいなぁ、と思いつつまだ実現できない僕は、
走力よりも漕力のほうが自信があるので、
四万十川100キロウルトラカヌーのほうが良いかも、と思ったりもしますが。誰か開催してくれないかなぁ。
昼どき。四万十川リハビリ超スローランニングを個人で開催です。
実に2か月以上ぶりに、(いつも走っていた)岸辺の小道を、ノロノロと走りました。
真夏のはじめに、ひどい足首の捻挫をして、それがなかなか完治しなかったから。
(おんちゃんになると、治るのに時間がかかりますね・・・悲)。
先日、短距離の散歩からはじめて、よーやく今日走ってみるコトに。
深く青く澄んだ空の下、岸辺の小道は、秋風と陽ざしが心地よい。
路上は、虫の音に満ちているけど、頭上からは、鳥の歌に混じって、まだセミの声もきこえてきます。
どん亀のように、ゆっくりゆっくりと走り、川沿いの道をぬけ、沈下橋をわたれば、
さわやかな川風がようこそと歌い、白銀の穂と黄色い花が手をふってくれました(ように見えた)。
ランニング後。最後まで歩かなかったコトを、ぽけっと川をながめ風に吹かれながら、一人ヨロコビました。
明日、痛みがでなけりゃいいけれど、と思いつつ。
自然豊かで、人少なく、静かな四万十川流域は カヌー以外にも、
ジョキング、サイクリング、トレッキング、キャンプ、自然観察、星空観察によいフィールドです。
そして、ただぼおっと風に吹かれて、のんびりうだうだと沈没するにも、よいところ。
*沈没:バックパッカー用語。
観光など本来の旅の目的から離れて、一か所に長期滞在し、ダラダラウダウダと時間を過ごしてしまうこと。
情報化社会の現代。つい、旅にもタイパの概念を持ち込んでしまいがちな私たち。
四万十流域に観光にくる方は、
半日ほど遊んで移動してしまうコトが多いけど、でもそれは、ちょっともったいないような気がします。
(来るのに時間がかかるところだし)
そして思う。長期間とは言いませんが、せめて2日~3日は一か所に滞在し、
いろいろな遊び方、過ごし方(沈没)で、のんびりとこの地域の自然のなかで過ごしてほしい、と。
寄り道(道草)や、一見無駄な(と思える)時間のなかには、旅の新しい気づきがあると思うから。
旅の新しい気づきは、日常に戻った私たちの心や感性、価値観を豊かにする一粒の種になってくれます。