「夏と秋がゆきあう川をゆるゆると下る」2018年秋のツアーレポート再掲です
最高気温31、3度。
ヒガンバナ、ギボウシ、イタドリの花が、
岸辺をいろどる初秋の川を、3名のシティボーイ(死語?)と下りました。
1日半、漕行22キロ(オリジナルツアー)。
最高気温31、3度。川面の水温25度。ほぼ平水。水の透明度は、良。
初日の午後の空は、晴れ。スッキリブルーの空を、うろこ雲がのんびりと流れてゆきます。
陽ざしは、まだ強く暑く、夏のよう(予報がはずれてラッキー)。
聞こえるのは、ザァザァ(瀬音)ポチャポチャ(パドル音)、ジュワジュワ(蝉の声)、チリチリ(虫の音)。
カヤッキングがひさしぶりなゲストは、漕ぎはじめは、動きも表情もぎこちありませんでした。
でも、とろ場をながれ、瀬をこなすたびに、スイスイと軽やかに艇をあやつるように。ニコニコと笑顔で。
今年の川は、魚影(アユ)が濃いようです。
釣り師のすがたも多い(いつもは見ることがない瀬にも)。
ザワザワと右岸が鳴り、さけぶような鳴き声が聞こえました。
ん?眼をあげると、木々に囲まれた岩の上で、サルたちが物めずらしそうにこちらを見ていました。
2日目の空は、どんよりと曇って空気がすずしい、秋だ!
凪ぎの秋。川は、夏は南から、冬は北から風がわたる、でも、秋は風がとまるコトもおおい。
グレーの空の下、僕らはつるりとした鏡のような水面をのんびりと下ってゆきます。
古い沈下橋がかかる川原に上陸し、休憩&ランチタイム。
沈下橋におりる細道には、クリのイガ(四万十栗)、
シイの実(炒って食べる)、シマサルナシの実(ベビーキウイ)が落ちています。
ほのかに籾殻焼き香る川原で、石積みをしながら
パンとシチューを食べました(ナウなヤングは、ロックバランシングと言うらしい・・・)。。
グーンと川幅が広く、ズーンとトロ場が長い下流を、よいピッチで下りゴールの沈下橋へ。
ツアーのしめは、エイヤ!と沈下橋からの飛びこみです。今年最後かな?
夏と秋、2つの季節を楽しませてくれた川で、シティボーイは、ネイチャーボーイになったのでした。