最高気温32、7度(今年最高)。
最低気温は、13、1度(気温差は、19、6度)。
四万十は、今日も晴れ。
夏のさきがけのようなヤル気にみちた太陽が、照りつけました。ジリジリと。
草むしりをして大汗をかいたさのは、
スッパダカになって、今年初、水道水を頭からザブザブとかぶりました。
ひゃー冷てぇ!おいなりさんもちぢむぜよ。でも、気持ちよか。
濡れたカラダのまま、ベランダのコットの上でトド化して、ぼんやり空を見ていたら、
「沖縄、奄美地方が梅雨入りしました」とラジオから聞こえてきました。
四万十も梅雨近し、か・・・。そんなコトを思えば、
雨の季節に読みたくなる一節が書いてある本を、本棚から取りだしてふたたびコットの上へ。
「彼は一年にすくなくとも一度は、オートバイで雨のなかを走り、
ずぶ濡れになりたいと感じていて、ほとんどいつも、その感じているとおりにしている。
春おそくから夏の終わりまでの季節にかぎられてくるけれども、
どしゃ降りの雨のなかで愛車ごと、どこもかしこも濡れまくるのは、悪いことではない」
「日本語には、雨を形容する言葉が多い。
言葉にあるとおりの雨をひとつずつ体験したいという希望が彼の内部で燃えているようだ。
そして、雨に関するいまひとつの希望は、梅雨なのだ。
沖縄が梅雨入りをするころ、九州の南端で愛車とともに雨を待ちうけ、
九州が梅雨入りしたら、その雨とともに北上してゆく。
中国、四国、山陽、紀伊と、梅雨エリアの広がりにつれてオートバイで走っていき、雨と追いつ追われつする。
こんな調子で本州の北端まで雨とともに走って日本の雨を体験し、
北海道にむかって海峡をこえるころ、雨に別れを告げる。
そして、雨のない北海道で初夏をむかえたのち、本州に帰ってきて、
九州の南端まで、別ルートで走りなおす。こんどは、梅雨明けの夏のなかを走る。
こんなふうに、彼にとって重要な季節感とともに走るツーリングが、彼の希望であり夢であるのだ」。
「彼の後輪が滑った」片岡義男著
梅雨から夏の終わりまでの季節にかぎられてくるけれども、
どしゃ降りの雨のなかでカヌーごと、どこもかしこも濡れまくるのも、またよい経験ですよ。
*レインウェアは必携です。