アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

8月9日(火)のつぶやき

2022-08-09 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

朝からの強い陽ざしにこたえるかのように、セミも全力で鳴いてます。ガーシ、ガーシ。

頭上には、大きな夏空ひろがってますが、ユダンはキンモツ。

昨日は、昼どきにスコール。

おまち(買い出し)からもどると、外に干しておいた洗濯物はずぶ濡れに。哀号・・・。

 

最高気温33、8度。午後も晴れ。

盛夏の道端で摘んだテッポウユリの白い花が、部屋の花瓶のなかで咲きはじめました。

そのほのかに甘いかおりを、南風がふきながす、

とその風には、もっと強い独特の甘いかおりが混じっていることに気がつきました。

「えっ、もうそんな季節なのか。真夏もピークだね」。庭のクサギの花が咲きはじめたのです。

咲く花も、季節のうつろいをおしえてくれる、川のほとりのくらしです。

 

お盆休みは、四万十川沿いのオートキャンプ場も、キャンプをする人でにぎわいます。

以前、そんな時期にオートキャンプ場の宿直のバイトをしたときのコト。

夜、隣のテントの話し声がウルサイ、なんとかしろ、と苦情を言ってくるオヤジに、閉口したことがあった。

静かなキャンプの夜をすごしたければ、込む時期はさける、もしくは川原でキャンプをすればよいのだ。

まぁ、これは余談でした。

 

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

明々後日、8月12日は、満月です(スタージョンムーン)。

人少なく灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。

のんびりとお酒でも飲みながら、真夏のまるい月をながめてみては?

ごろた石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。画像は12月。

 

そして、川原から見る月も良いけど、水面から見る月も良いものです。

秋のムーンリバーで。

♪Let's swim to the moon, uh huh Let's climb through the tide♪

などと口ずさんでいたら、月影の小さな瀬でバランスをくずして、おっとっと・・・。

秋の満月の夜。月明りながれる夜の川をカヌーで下る。

ムーンライトマジック。月光の川は、昼間とはまるでちがう幻想的な景色を見せている。

聞こえるのは、風、水の音、鳥の声。感じるのは、野生の息吹。

神秘的な夜の自然に、ノーテンキな闖入者は、畏怖の念をだく。

 

月灯りあわい川原に上陸し、小さな火をおこす。

アルミフォイルに包み焼いた肉、チーズ、まるい月を肴に、ウイスキーを飲む。

コットに寝袋をひろげ、もぐりこむ。月の下で、眠りにつきながらおもう。

水面から見た月は、ちょっとオツな体験として、記憶の夜にものぼるのだろう、と。