金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 有馬記念・阪神カップ・中山大障害

2021-12-27 07:39:34 | 競馬

 まずは中山大障害勝ったのは、障害界のレジェンド、ステイゴールド産駒オジュウチョウサンスタートから好位置の3番手を確保して、道中も気持ちよく運んでいるように見えました。自分のペースで前向きに走るオジュウチョウサンに対して、人気のタガノエスプレッソは、オジュウチョウサンをマークする位置で虎視眈々といった感じ。ただ、かえって固く走っているようにも見えて、ラスト800mの走りは、その差がハッキリ出たと思います。オジュウチョウサンは、これで障害GⅠが8勝目歴史に残る大偉業と言って良いでしょう。

 2着には、ラスト800mをオジュウチョウサンとマッチレースになった、ディープインパクト産駒ブラゾンダムール。3着には、ダンカーク産駒レオビヨンド。やはり、スタミナ豊富な血統背景のある馬が上位に食い込みました。

 なお、レース後、オジュウチョウサンの陣営は来年も現役続行を宣言しました。個人的な意見としては、怪我をしないうちに引退させてあげて欲しいと。オジュウチョウサンはスタミナ豊富で、種牡馬としても面白いと思いますよ

 

 次は阪神カップ勝ったのは、フランケル産駒グレナディアガーズ後方待機で脚を溜めて、4コーナー手前から大外を回して追込み態勢へ。好位に取り付いて先に抜け出していたホウオウアマゾンとダノンファンタジーを、外から豪快に差し切ったところがゴールラスト3ハロンの34秒0はメンバー最速の上りで、Cデムーロ騎手が、この馬の新たな一面を引き出しました。従来は、好位差しで終いが甘くなる感じでしたが、後方からの追込みで最速の上りを見せるとは、2年前のグランアレグリアが覚醒したレースを思い出します

 来年のスプリントとマイル路線は、このフランケル産駒に全部持っていかれるかもしれません

 それから、前半3ハロンが34秒3の流れは、今の荒れた阪神芝では少し速いペース。このペースから好位から2着に粘ったホウオウアマゾンも、同じく好位から3着のダノンファンタジーも地力の高さを示しました。あと人気のソングラインとルークズネストは15着と17着に。今の荒れた阪神の芝コースは向いていなかったかもしれません。

 

 最後は有馬記念勝ったのは、エピファネイア産駒エフフォーリア。スタートは悪くありませんでしたが、今日は意識的に中団後方待機で、クロノジェネシスをマークできる位置を選択。レースは、パンサラッサとタイトルホルダーが作ったペースで前半1000mが59秒台。予想したとおり、淀みのない消耗戦になりました。

 それでも、横山武騎手は、内で脚を溜めているクロノジェネシスを横目に、早めに仕掛けて、外から4コーナーの入り口では先頭を見据える位置まで上げます。直線では、内々から抜け出そうとするディープボンドに並びかけて、激しい競り合いになりますが、坂の上で3/4馬身差前に出たところがゴール。2着はディープボンド、3着は仕掛け遅れが響いたクロノジェネシス。

 エフフォーリアは、これで堂々と現役最強を名乗ることになります。2021年の年度代表馬も文句なしだと思います。来年の日本競馬界は、エフフォーリアを中心に動いていくことになりますが、コロナ禍が落ち着いたら、ぜひドバイ香港、そして米国BCターフあたりを視野に入れてほしいと思います。欧州ならば、凱旋門賞よりも、天候を見ながら、2000mの英愛チャンピオンズカップあたりを目指して欲しいと思います。この馬は、多少の重い馬場ならば苦にしないパワーを持ち合わせていますので。

 2着のディープボンドは、欧州遠征でパワーアップしているところを証明しました。今から天皇賞春の絶対的本命だと思います。クロノジェネシスは、仕掛けてからの反応の悪さを見ると、やはり凱旋門賞の疲れが残っていたと。4着のステラヴェローチェ、5着のタイトルホルダーは、3歳牡馬のレベルを改めて証明する結果となりました。6着のアリストテレス、7着のアカイイトも力を示す内容でした。

 今年の年度代表馬を決定づける、良いレースだったと思います。


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【2歳戦回顧】 12月25日~26日

2021-12-26 15:48:57 | 競馬

 土曜日は中山1Rダート1200mを勝ったカレンブラックヒル産駒サンマルクレイジー4番手追走から、直線では、3番手から前を捉えて先に抜け出したトゥザワールド産駒キリシマタウンを、ゴール前でキッチリ差し切って勝利2着はキリシマタウン、3着は逃げ粘ったアドマイヤムーン産駒オーブラック

 阪神1Rダート1800m牝馬限定を勝ったキズナ産駒ミヤジネズコ好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入っても、後続を寄せ付けず、そのまま1馬身差の勝利2着は3番手から差してきたクロフネ産駒ディスコ、3着は4番手から差してきたディスクリートキャット産駒ブランクペイジ

 中山2Rダート1800m牝馬限定を勝ったオルフェーヴル産駒マリノプリエール好スタートからマイペースの逃げへ。直線では、そのまま後続を突き放して5馬身差の圧勝2着には、中団から差してきたドゥラメンテ産駒ホノノディーヴァ

 阪神2Rダート1200mを勝ったシルバーステート産駒ナインティゴット3番手追走から、直線では、早めに先頭に立ってそのまま押し切り、3馬身差で完勝2着には、逃げて粘ったイスラボニータ産駒イスラアネーロ。3着は、4番手から差してきたディスクリートキャット産駒グランデ

 中山3R芝1600mを勝ったリオンディーズ産駒ニシノメグレス好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入っても、後続との距離はなかなか詰まらず、中団後方から猛烈に追い込んできたエピファネイア産駒ブローザホーンを抑え切ったところがゴール3着は、5番手から差してきたストロングリターン産駒ゴールデンヨシノ

 阪神3Rダート1800mを勝ったシニスターミニスター産駒ターゲサンブルック4番手追走から、直線では1番外へ持ち出して追込み、そのまま4馬身差の圧勝2着には、7番手から差してきたネオユニヴァース産駒ザヴォーグ

 中山4Rダート1800mを勝ったアロゲート産駒ポイズンアロウ4番手追走から、直線に入り、3番手から前に出てきたザファクター産駒アウグストとの競合いを制して、そのまま4馬身差の完勝東京コースから中山コースに替わって覚醒した感じ。2着はアウグスト、3着は最後方から差してきたアイルハヴアナザー産駒トーセンレガーロ

 阪神4R芝1600mを勝ったキズナ産駒エリカフィリーチェ2番手追走から、直線では、早めに先頭に立って、馬場の内側を進み、そのまま1馬身1/4差で押し切りました2着には、3番手から、馬場の中央を差してきたロードカナロア産駒エンぺザー、3着には、中団後方から追い込んできたモーリス産駒アオイゴールドワン

 中山5R芝1800m新馬を勝ったジャスタウェイ産駒ルージュエヴァイユ後方待機で脚を溜めて、直線では、馬群を縫うように追い込んできて、先に抜け出していた1番人気のハービンジャー産駒ヴァンガーズハートをハナ差だけ差し切ったところがゴール3着には、やはり後方から差してきたエイシンヒカリ産駒ハピネスアゲン

 阪神5R芝1800m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒ジャスティンカツミ好スタートからマイペースの逃げへ。直線では、コースの内側で粘り込み、最後は差してきたハーツクライ産駒イヴィステラと、ダイワメジャー産駒テーオーアリエスを抑え切ったところがゴール2着はイヴィステラ、3着はテーオーアリエス

 中山6Rダート1800m新馬を勝ったコパノリッキー産駒アローワン好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線でも、後続を突き放して大差勝ちの圧勝1分54秒3も好タイム2着は、2番手から粘り切ったシニスターミニスター産駒サバンナモンキー

 阪神6Rダート1400m新馬を勝ったイスラボニータ産駒ペプチドアケボシ好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線でも後続を寄せ付けず、そのまま3馬身1/2差で完勝2着は、7番手から追い込んできたマジェスティックウォリアー産駒ワンダフルトゥデイ、3着は、4番手から差してきたミッキーアイル産駒ガラパゴス

 

 中山7Rダート1200m(2歳1勝クラス)を勝ったプリサイスエンド産駒タヤスゴールド好スタートからレベルの違うスピードで逃げへ。後続を突き放したまま、1馬身3/4差で勝利1分11秒0のタイムも優秀で、タヤスゴールドはダート1200mでは2歳のトップクラス

 2着には、中団後方から、猛烈な勢いで追い込んできたミッキーアイル産駒ウィンダミア。3着には、4番手から差してきたキンシャサノキセキ産駒ローブスピニング

 

 阪神9R芝1400m万両賞(2歳1勝クラス)を勝ったダイワメジャー産駒マテンロウオリオン最後方追走から、直線では、1番外側を追い込んできて、先に抜け出していたジャスタウェイ産駒アルーリングウェイを豪快に差し切って勝利。未勝利馬が1勝クラスに出て勝利する例は、今年だけでも何例かありますが、これも見事な勝利。ラスト3ハロン33秒4は、他の馬とレベルの違いを見せつけた感じ

 2着には、3番手から先に抜け出していたジャスタウェイ産駒アルーリングウェイ。次はチャンス。3着には、後方から追い込んだディープブリランテ産駒タイセイブリリオ

 

 日曜日は中山1Rダート1200mを勝ったリーチザクラウン産駒セイウンシデン好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入っても、後続を寄せ付けず、2馬身1/2差で快勝1分11秒7も好時計で、短距離に変えて覚醒しました。2着は、2番手追走のノボジャック産駒ミンナノユメミノル、3着も、3番手追走のアポロキングダム産駒アポロマジェスティ

 阪神1Rダート1800mを勝ったシニスターミニスター産駒シルヴァンエルフ3番手追走から、直線では外へ持ち出して、逃げるヘニーヒューズ産駒アグネスリュウを早めに交わして、そのまま3馬身差で快勝2着は、中団から差してきたエピファネイア産駒マテンロウマジック、3着は逃げ粘ったアグネスリュウ

 中山2Rダート1800mを勝ったクロフネ産駒トモジャワールド好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入っても、後続を突き放して7馬身差の圧勝1分54秒7も優秀2着は、4番手から差してきたドゥラメンテ産駒オヤノナナヒカリ、3着は、2番手追走のドレフォン産駒ジャスティンパワー

 阪神2Rダート1400mを勝ったダイワメジャー産駒スプラウティング2番手追走から、4コーナー手前で先頭に立って、そのまま直線も押し切って1馬身1/4差で快勝2着は、3番手追走から粘り切ったマジェスティックウォリアー産駒ペイシャイシュタル、3着は、中団後方から追い込んできたドレフォン産駒アエリーゾ

 中山3R芝1200mを勝ったビッグアーサー産駒ネレイド好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線でも、そのまま押し切って1馬身1/2差をつけて快勝2着は、後方待機から、1番外を豪快に追い込んできたサトノアラジン産駒グラスミヤラビ、3着は、7番手から差してきたビッグアーサー産駒エリークラウン

 阪神3R芝2000mを勝ったエピファネイア産駒ヴェローナシチー後方待機から、すぐ前にいた1番人気のディープインパクト産駒ショウナンアデイブをマーク。直線では、先に抜け出していたショウナンアデイブとの激しい叩き合いとなり、1/2馬身差前に出たところがゴールヴェローナシチーは、年明け以降の重賞路線でも楽しみな逸材2着ショウナンアデイブは、またまた惜しい2着でしたが、この馬は阪神2000mよりも、東京の方が合うと思います

 中山4R芝2000mを勝ったエピファネイア産駒デインティハート最後方追走から、マクリ気味に上がっていって4コーナー手前では2番手。直線では早めに先頭に立って、そのまま押し切るという強い内容エピファネイア産駒は、年末年始を過ぎてから強くなる馬が出てくるのか、この馬も3歳重賞路線で楽しみな存在2着は、3番手追走から差してきたモーリス産駒ペジャール、3着は、中団から追い込んできた1番人気のディープインパクト産駒サイルーン

 阪神4Rダート1800m新馬を勝ったドレフォン産駒オステリア2番手追走から、直線では早め先頭に立って、そのまま押し切り、5馬身差の圧勝2着は、後方待機から1番外を差してきたドレフォン産駒マルトドラゴン、3着も、後方から追い込んできたアメリカンペイトリオット産駒サンウエストウッド

 中山5Rダート1200m新馬を勝ったカレンブラックヒル産駒ライヴアメシスト中団後方待機から、直線では、1番外に出して豪快に追込み、好位から先に抜け出していたパドトロワ産駒プリティバレリーナと、ヘニーヒューズ産駒リネンファイトを差し切ったところがゴール2着はプリティバレリーナ、3着はリネンファイト

 中山6R芝1600m新馬を勝ったディープインパクト産駒ローブエリタージュスタートは悪くありませんでしたが、大外枠のため中団待機を選択。4コーナー手前から1番外を回して前に進出、直線では馬場の中央を選んで、先に好位から抜け出していたルーラーシップ産駒ゴーゴーユタカを1馬身1/4差をつけたところがゴール小さい身体ではあるが、レースセンス良く、この馬も3歳クラシック路線が楽しみ2着はゴーゴーユタカ、3着は6番手から差してきたエイシンヒカリ産駒キラリヒカルゲーム

 阪神6R芝1400m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒シーズザデイ好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入ると馬場の良い中央のコースを選択、そのまま1馬身1/4差をつけて快勝2着は、4番手から内側を差してきたキズナ産駒ニューノーマル、3着は、8番手から同じく内を差してきたキズナ産駒ダンツキタイ


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【競馬】 有馬記念(GⅠ)は、昨年同様、ダジャレ馬券で当てる!!

2021-12-26 08:38:29 | 競馬

 さて、年末の国民的なお祭り、有馬記念。中山の芝2500mは、最強馬決定戦には相応しくない舞台ではありますが、今年は3歳最強のエフフォーリアとグランプリ4連覇を目指すクロノジェネシスが参戦。エフフォーリアが勝てば、年度代表馬は間違いないところ。またクロノジェネシスがグランプリ4連覇を決めると、年度代表馬の行方は、海外GⅠ3勝のラヴズオンリーユーか、クロノジェネシスの二者択一となるでしょう。

 昨日から一晩考えましたが、どう考えても、⑩エフフォーリア⑦クロノジェネシスの、雌雄を決する闘いがテーマの有馬記念。この2頭の馬連⑦⑩ 1点勝負で良いのでは? 簡単‼

 

 え!? お前らしくない? いつものダジャレ馬券はどうしたのかって? 昨年もダジャレで当てたろうと。

 それでは、昨年の当Blogの有馬記念予想を振り返ってみましょう!!

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【語呂合わせ馬券を1つ!】

「コロナ」が「変異」して、 ⇒ 「コロナ」「ジェネシス」

「感染者」が「増える」ぞと、⇒ 「フエール」「マン」

「専門家」が騒いでいる。  ⇒ 「オーソリティ」

 そこに「女神」が現れ、  ⇒ 「サラキア」

「奇跡」を起こす!     ⇒ 「キセキ」

 という訳で、⑨クロノジェネシスと⑬フィエールマンの2頭軸三連単12点 ⑨⑬⇒⑨⑬⇔⑫⑭⑥ と、この5頭 ⑨⑬⑫⑭⑥ の三連複BOX馬券10点で!

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 こんなふざけた予想で、クロノジェネシス・サラキア・フィエールマンの三連単⑨⇒⑬⇒⑭=50,150円と、三連複⑨⑬⑭=7,370円を当ててしまいました。

 

 【‥という訳で、今年もダジャレ馬券で参ります‼】

またまた「コロナ」が「変異」して、   ⇒ 「コロナ」「ジェネシス」

感染が「新星」のように「光速」で拡散。 ⇒ 「ステラ」「ヴェローチェ」

人類は「深く」「運命的な絆」に導かれ、 ⇒ 「ディープボンド」「アカイイト」

「王冠を持つ者」と出会い、       ⇒ 「タイトルホルダー」

「神がかり的な」「闇」の力で勝利して、 ⇒ 「シャドウ」「ディーヴァ」

「強い幸福感」に浸った。        ⇒ 「エフフォーリア」

 

 またまた語呂合わせが好きな方は、⑦クロノジェネシスと⑩エフフォーリアから、⑨ステラヴェローチェ、⑤ディープボンド、⑬アカイイト、⑯タイトルホルダー、⑫シャドウディーヴァへの2頭軸三連単マルチ30点 ⑦⑩⇔⑨⑤⑬⑯⑫⇔⑦⑩ で勝負してみてはいかが?

 けっこう当たるような気がしてきました。あと、ガミってもご容赦!!


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【有馬記念展望】 エフフォーリアとダブるトウショウボーイの雄姿!

2021-12-25 15:22:46 | 競馬

 明日の有馬記念は、『年度代表馬』決定戦と言える注目の一戦です。さて今年の年度代表馬は、3歳最強のエフフォーリアか、海外GⅠ3勝のラヴズオンリーユーか、あるいはグランプリ娘のクロノジェネシスかは、このレースの結果で決まります。

 

 まぁ、有馬記念のレース自体は、天皇賞秋でコントレイルとグランアレグリアというスーパー古馬を倒したエフフォーリアと、グランプリ4連覇を狙うスーパー牝馬クロノジェネシスの2頭の闘いというのが、自然な見方だと思います。

 特にエフフォーリアは、皐月賞が4馬身差の圧勝、ダービーは早仕掛けの隙を突かれてハナ差の2着というプロセスを見るにつけ、今から40年以上前の名馬ですが、トウショウボーイを彷彿させるものがあります。トウショウボーイは、皐月賞を5馬身差の圧勝、ダービーはクライムカイザーの出し抜けを喰らって2着。あの頃は、3歳牡馬には菊花賞しか路線がありませんでしたので、不向きな3000mに出て3着に。しかし、年末の有馬記念では、先行逃げ切りの堂々たる競馬で圧勝、2着のテンポイントとともに、古馬の一線級を蹴散らしました

 という訳で、エフフォーリアの頭固定で良いと、まずは結論したいところですが‥。

 敢えて心配点があるとすれば、今年は、パンサラッサが離し逃げを宣言しており、2番手にタイトルホルダー、その後ろにはウインキートスやアリストテレス、そして向こう正面からキセキがマクリ気味に前へ出ていくと予想されているので、とんでもないペースで、しかも淀みのないペースで、レースが流れると思われます。こうなると史上最悪の消耗戦になる可能性が高く、前々の位置から勝負すると思われるエフフォーリアにとっては、最後の直線で力尽きる‥という可能性もあり得るということ。2年前の有馬記念で、馬群に沈んだアーモンドアイを思い出して頂くと、イメージが湧くと思います。

 ちなみに、トウショウボーイの頃の有馬記念は、前半がスローで、後半の3ハロンでの差し脚勝負になることが多かった。しかも、芝が軽い野芝だったので、マイラーだったトウショウボーイでも、十分にこなせる2500mでした。

 さて、そんな消耗戦になれば、後方から進んでいくと思われるクロノジェネシスにはもってこいの展開に。また横山典騎手ならば、最後方から一発を狙うだろうシャドウディーヴァや、長く良い脚を使うアカイイト、またまた、中団からレース展開によって、いつでも仕掛け始めることができるディーブボンドなども面白くなります。

 

 エフフォーリアが、40年以上前のトウショウボーイの如く、その強さを日本中に見せつける有馬記念となるのか? あるいは、あっと驚くダイユウサクの時のような有馬記念になるのか? もう一晩、考えることに致します。


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【競馬】 中山大障害(JGⅠ)と阪神カップ(GⅡ)!

2021-12-25 07:44:02 | 競馬

 まずは暮れの名物レース、中山大障害。現在の障害チャンピオンのメイショウダッサイは怪我のため出走せず、しかも、レジェンドのオジュウチョウサンも完全復活には道半ばですので、何が勝ってもおかしくない状況

 そう思って、各馬の過去の成績を見てたら、それぞれ、とんでもない苦労の末、今の姿があることに気付きます。中山大障害って、そういうことも気づかせてくれるレースなんです。平地では未勝利のまま、あわや命の危険に晒されながら、飛越が上手いという理由で障害レース路線へ。その後、活躍して大スターとなった③オジュウチョウサンの話は有名ですね。

 一方、今回の人気馬④タガノエスプレッソは、2歳時にデイリー杯2歳Sを勝つなど、翌年のクラシック候補に列せられるエリートホースでした。しかし、クラシック路線ではあまり活躍できず、その後はダート路線へ。ダートでも目が出ずに、ようやく障害路線でスターダムへ復活。今回は、8歳にして、いよいよ頂点に立つかという舞台になります。外国産馬⑦アサクサゲンキも、2歳時には小倉2歳Sを勝った名スプリンターでした。しかし、その後の成績はパッとせず、障害転向から2年くらい経ってからようやく本格化、今回も穴人気の立場で参戦です。

 ということで、今回の本命は④タガノエスプレッソ対抗は⑦アサクサゲンキ馬券は、この2頭の馬連 ④⑦ワイド ④⑦

 2頭とも、勝たなくても良いから、ここまで来たら、とにかく無事に走り終えて下さい。

 そしてオジュウチョウサンも、無事に走り終えて、もう引退させてあげて下さい。ステイゴールドの貴重なスタミナ因子を伝える種牡馬になると思います。十分すぎるほど、頑張りました!!

 

 次は阪神カップ来年のマイルとスプリント路線を占う大事な一戦です。しかし、負担重量を見るとビックリ。この季節になると、3歳牡馬⑱ルークズネスト③ホウオウアマゾン56㎏で、強い古馬牝馬⑦ダノンファンタジー⑩サウンドキアラ55㎏。さらに非常に強い3歳牝馬⑰ソングライン54㎏とは!

 もう、明らかにセックスアローワンスが変であります。それでも、それがルールであるならば、逆らわずに、本命は54kgの⑰ソングラインを指名相手は55kgの⑦ダノンファンタジーと⑩サウンドキアラの2頭。

 馬券は、⑰ソングラインからの馬連2点 ⑰⇒⑦⑩ と、この3頭の三連複1点 ⑦⑩⑰


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