11月のエリザベス女王杯(GⅠ)に向けた伝統のトライアルレース、府中牝馬ステークス(GⅡ)です。
秋の府中開催の2週目に組まれて馬場が良好であるため、瞬発力勝負のイメージがありますが、実態は「スピードの持続力」に長けた馬が勝つケースが目立ちます。過去の1着馬を見てみると、ホエールキャプチャー、クイーンズリング、ディアドラ、スカーレットカラー、サラキアなど、一瞬の切れ味よりも、スピードの持続力の馬たちです。
もちろん、2着3着馬には、スマートレイアー、ヴィブロス、リスグラシュー、ラッキーライラックのように、瞬発力にも優れた馬が好走していますが、この4頭にしても、年齢ととともに「瞬発力」から「スピードの持続力」へ移行していった馬たちですので、この傾向は正しいようです。
やはり、GⅠ級の牝馬が揃うので、トライアルレースと言えども、厳しいレース展開になる傾向が強く、スローの瞬発力勝負ではなく、ラスト800mの消耗戦に耐えうる力強さが必要になるのでしょう。
ということで、本命に据えたいのは、オルフェーヴル産駒④アンドラステ。小倉の中京記念では、3番手の位置からスピードの持続力で押し切る勝ち方を見せてくれました。ちなみに、「アンドラステ」とは、古代ブリタンニアのケルト人が信奉した闘いと勝利の神、だそうです。そういえば、このレースは「アイルランドトロフィー」の冠が付いていましたっけ。
相手1番手には、実績NO.1の⑬マジックキャッスルを指名。1月の愛知杯は強かったですし、7月の函館のクイーンSも負けて強しの内容でした。あと、その他の馬たちは、全くの混戦と見ました。
馬券は、④アンドラステと⑬マジックキャッスルの2頭からの三連複総流し16点と、④アンドラステ頭固定で⑬マジックキャッスル2着3着付の三連単総流し32点で。
古代ケルト人の偉大な神アンドラステに祈ります! 勝利を‼