金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2歳回顧】 10月16日~17日

2021-10-17 16:40:42 | 競馬

 土曜日は阪神1Rダート1800mを勝ったリオンディーズ産駒スマイルバック好スタートからマイペースで逃げて、直線もそのまま押し切り、3馬身差の完勝1分54秒2も優秀、リオンディーズ産駒はダートも走る2着は、中団から差してきたエスケンデレヤ産駒プリモスべランツァ。先行馬のペース次第ではあるが、必ず差してくる脚があるので次も楽しみ。

 東京1Rダート1600mを勝ったオルフェーヴル産駒トーセンクライスト中団待機から、直線は先に抜け出したジャスタウェイ産駒リバーサルバレットとの競合いを制して勝利ダート替わりで一変しました。2着馬も府中の長い直線が合っているので、次も府中なら狙い目

 新潟2Rダート1800mを勝ったリーチザクラウン産駒アーテルアストレア好スタートから逃げへ、そのまま別格のスピードで押し切って、1分53秒1の大差勝ち2歳牝馬のダート路線で、今のところトップと言って良いでしょう。

 阪神2R芝1200mを勝ったプラクティカルジョーク産駒デュガ最初から逃げ切りを狙うような武豊騎手の騎乗で、ハイスピードで逃げ切りオープンレースでの派手なデビュー戦で話題を呼びましたが、勝ち上がるのに4戦をかけました馬優先主義とは言えない起用法であり、陣営には強く反省を求めたいと思います。もちろん、それを求めたオーナーに対しても。

 東京2R芝1400mを勝ったロードカナロア産駒ショウナンアメリア中団待機から、直線では、横にいたロゴタイプ産駒ミッドナイトミニーとの競合いになりましたが、抜けだして快勝やはりマイルよりも1400mの方が合っている様子。2着馬は1200mの方が良いかもしれません。3着リオンディーズ産駒ヴェールアンレーヴ、4着ミッキーアイル産駒ゲンパチプライドもレースセンス良く、次はチャンス。

 阪神3R芝2000mを勝ったブラックタイド産駒シホノスぺランツァ好位追走から、先に先頭に立っていたドゥラメンテ産駒シエロフェイスの内側から抜け出して、そのまま押し切り勝ち2着シエロフェイスは、スローペースと見て早めに先頭に立ちましたが、勝ち馬とは、その差が最後に出てしまった感じ。古川奈緒騎手、良い判断だったので、悩まずに前進していってほしいです。

 東京3R芝1600m牝馬限定新馬を勝ったキングカメハメハ産駒エリカヴィータ後方待機から、直線は一番外を悠々と差し切って快勝POGでも評判馬が強い勝ち方を見せました。次は重賞路線で楽しみ2着は内々を抜けてきたリオンディーズ産駒ケデシュ。3着には、後方から差してきたヴィクトワールピサ産駒ヨドノスカーレッド。

 阪神4Rダート1200m新馬を勝ったザファクター産駒ゼットノヴァ好スタートからハイスピードで逃げて、直線で迫ってきたモーリス産駒メイショウナラシバを再度突き放して3馬身1/2差で完勝2着メイショウナラシバも3着とは大差をつけているので次は確勝レベル

 新潟5Rダート1800m新馬を勝ったキズナ産駒ジャガランダ好位追走から、直線では早めに抜け出して、後方から差してきたヘニーヒューズ産駒カンピオーネを抑え切って勝利572㎏の巨体はもう少し絞り込んだ方が良いですが、ダート適性ありで、今後も楽しみ。

 阪神5R芝1800m新馬を勝ったエピファネイア産駒フォースクエア好位追走から、直線は一番内側を抜け出して快勝一瞬の切れ味に見所がある馬です。2着には、中団から外を回して差してきたゴールドシップ産駒ゴールドローズ。3着は先行して粘ったドゥラメンテ産駒サクセスドレーク。2着3着もレースセンス良し。

 東京5R芝1800m新馬を勝ったオルフェーヴル産駒ライラック好位2~3番手追走から、直線は早めに抜け出してそのまま押し切りました。2着は、中団待機から鋭い脚で差してきたエピファネイア産駒エピファニーエピファニーは、コントレイルの全弟サンセットクラウドを気にし過ぎて位置が後ろ過ぎたことが敗因。次は確勝レベル。5着に敗れた評判馬サンセットクラウドは、まだ太いので、レースを重ねながら‥だと思います。そのうち覚醒すると思いますが、次戦も人気なら危険馬。

 新潟6R芝1400m牝馬限定を勝ったパドトロワ産駒ユキヤナギ5番手追走から、直線は外を回して差し切り勝ち2着は、3番手から粘り切ったジョーカプチーノ産駒シナモンスティック3着は、勝ち馬と同じ位置から差してきて、競り負けしたイスラボニータ産駒シェヴロンケリー

 

 阪神9R芝1800m紫菊賞(2歳1勝クラス)を勝ったハービンジャー産駒リブースト後方追走から、4コーナー手前ではマクリ気味に上がり、直線は持ったまま差し切り圧勝1勝クラスと言っても、未勝利馬4頭の7頭立てなので、勝って当たり前のレースでした。次は重賞だと思いますので楽しみ。

 東京9Rダート1600mプラタナス賞(2歳1勝クラス)を勝ったダノンレジェンド産駒ベストリーガード好スタートからスピードを活かした逃げへ。直線に入ってからも、後続の追撃を抑え切って完勝2着には、中団から差してきたドレフォン産駒セイルオンセイラー前走大きな差で勝ったり、レコードタイムで勝った人気馬は、状に入れませんでした。このメンバーにしてはスローペースだったため、差す競馬では難しいレースだったのかもしれません。

 

 日曜日は新潟1Rダート1200mを勝ったマクフィ産駒イチゴキネンビ中団待機から、直線は中央を抜け出して完勝2着には、後方から伸びてきたアジアエクスプレス産駒ナムラビバ3着は前々で粘ったクリムト産駒ブラヴィーノ

 東京1Rダート1400mを勝ったディスクリートキャット産駒ヴォルケニック2番手追走から、直線で弾けるように伸びて完勝芝でもダートでも短距離向き2着は、中団待機から良く伸びて勝ち馬に迫ったシニスターミニスター産駒ララランド。次走も府中ダートならば勝機。

 阪神1Rダート1400mを勝ったヘニーヒューズ産駒バルムンク好位2番手追走から、直線は早めに抜け出してそのまま押し切りました2着は、前々で粘ったメイショウボーラー産駒メイショウアジロ3着は、外を回したため距離をロスしたミッキーアイル産駒ヴァレッタカズマ。3着馬は芝の方が走りやすそう。

 新潟2R芝1200mを勝ったアイルハヴァアナザー産駒ウインマーベル2番手追走から、直線では早め先頭に立って、そのまま押し切り勝利2馬身1/2差の完勝

 東京2R芝1600mを勝ったドゥラメンテ産駒ティーガーデン2番手追走から、直線ではジックリ脚を溜めてから良く伸びて3馬身差の完勝さすがソングラインの半弟2着には、中団待機から伸びてきたスクリーンヒーロー産駒チューウィー、3着は、内内から粘り込んだドレフォン産駒スピードソルジャー

 阪神2Rダート1200m牝馬限定を勝ったモーリス産駒ベルマーレミノル中団待機から、直線は馬場の中央から弾けて完勝ダート替わりで一変しました。2着は、同じく中団待機から差してきたドレフォン産駒カラフルキューブ

 新潟3R芝2000mを勝ったジャングルポケット産駒ナニハサテオキ最後方待機から、直線では馬場の中央をよく伸びて、先に抜けていたエピファネイア産駒プレシャスノウルを差し切って勝利勝ち馬の重い馬場への対応力が目立ちました

 東京3R芝1800mを勝ったカレンブラックヒル産駒アサヒ後方追走から、直線では一番外を豪快に差し切り勝利新馬でジオグリフ、未勝利でアスクビクターモアの2着だったアサヒが、ここは貫禄の勝利2着は、逃げ粘ったギャラクシーナイト。3着は、好位から差してきたディープインパクト産駒フォーグッド。2着3着も次は確勝クラス。

 阪神3R芝1800mを勝ったエイシンヒカリ産駒モズタンジロウ中団待機から、直線は一番外を回して、馬場の良いところを追い込んで、先に抜け出したドゥラメンテ産駒スコールユニバンスを差し切って勝利パドックではキョロキョロしていた馬が、ルメール騎手が騎乗すると正に「全集中」で勝利2着のスコールユニバンスは軽量騎手を活かした好走なので、次走は要チェック

 東京4Rダート1300m新馬を勝ったラニ産駒ムーヴ中団待機から、直線では馬込みに突っ込んで、最後は一番内側から、先に抜けていたホッコータルマエ産駒キュートハイカーを捉まえたところがゴール3着には、勝ち馬と同じ位置から外を回して差してきたシニスターミニスター産駒リュッカクローナー

 阪神4Rダート1800m新馬を勝ったパイロ産駒デリカタ好位3番手追走から、直線では、マクリ気味に早め先頭に立っていたモーリス産駒カフジオクタゴンを差し切って、3馬身1/2差をつけて完勝2着はカフジオクタゴンで、3着以下に大差。2着馬も次は確勝レベル。

 新潟5R芝1200m新馬を勝ったディープブリランテ産駒ラインアルテア好スタートから逃げて、直線もそのまま押し切り勝利2着には、中団待機から、直線では良く伸びて勝ち馬に迫ったビッグアーサー産駒ネレイド3着は、好位2番手から粘り切ったイスラボニータ産駒モンローテソーロ

 東京5R芝1400m新馬を勝ったマクフィ産駒ペイシャフェリシテ好スタートからマイペースでの逃げへ。直線でも、最後まで粘り切って勝利2着には、4番手追走から、直線では良く伸びて差してきたスペインタウン産駒ウォーカーテソーロ3着は、5番手追走から差してきたミッキーアイル産駒ガーデンアイル

 阪神5R芝1600m新馬を勝ったエピファネイア産駒セルバーグ4番手追走から、直線では、先に抜け出していた1番人気のオルフェーヴル産駒サトノドルチェを捉まえて突き放して勝利2着には、後方から差してきたアメリカンペイトリオット産駒サザンステート3着には先に抜け出していたサトノドルチェ

 

 阪神9R芝1400mもみじステークス(2歳オープン)を勝ったエイシンヒカリ産駒カジュフェイス好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入っても、後続を寄せ付けず、突き放して完勝逃げれば強い。マイルくらいまでは大丈夫そう。2着は、後方から追い込んだルーラーシップ産駒テーオースパロー。1番人気のキングマン産駒モンゴリアンキングは、直線で伸びあぐねて4着。この馬は、逃げるか、ジックリ脚を溜めるか、決めてあげた方が良さそうです。


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【秋華賞】 スピードの「絶対値」と「持続力」 絶妙バランスの馬は!?

2021-10-17 07:46:50 | 競馬

 さて、いよいよ牝馬三冠の最終レース、秋華賞(GⅠ)です。

 

 このレースの予想をする上での着眼点は、すでに金曜日に述べましたので、本日はポイントと結論を。

 第1のポイントは、レース展開。ダントツの1番人気④ソダシをはじめ有力馬に先行馬が多く、また⑤エイシンヒテンが「離し逃げ宣言」をしていますので、淀みのないペースで展開すると思います。直線で④ソダシに先手を取られてしまう前に、福永騎手の⑨アンドヴァラナウトとルメール騎手の⑭ファインルージュが先に仕掛けて前に出る展開を予想いたします。ラスト600mは消耗戦になると思います。

 第2のポイントは、スピードの絶対値と持続力のバランスが、今年の秋華賞馬には絶対必要と考えます。スピードの絶対値では桜花賞の上位4頭が別格であり、スピードの持続力としては、消耗戦となったオークスで上位に入った馬に高い評価が与えられます。その両方をバランス良く保持する⑫アカイトリノムスメこそが、このレースの中心に相応しい。

 心配していた、ぶっつけ本番での状態面ですが、1週前、直前の調教を見る限り、問題なしと判断いたします。ここは国枝栄厩舎の仕上げ力を信頼したいと。

 

 ということで、結論は、本命には⑫アカイトリノムスメ相手には、④ソダシ⑭ファインルージュ①スルーセブンシーズ⑩アールドヴィーヴル⑨アンドヴァラナウトの5頭。オークス馬の⑪ユーバーレーベンは状態面に不安が見られるため、馬券の対象からは外しました。

 馬券は、⑫アカイトリノムスメ頭固定の三連単20点 ⑫⇒④⑭①⑩⑨

 

 金子オーナーにとっては、白か赤か、どちらが勝ってもおめでたい秋華賞だとは思いますが、ここは母アパパネに、初のGⅠの勲章を取らせてあげてほしいと願っています‼


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