金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 頑張れオジュウチョウサン! ステイゴールドの思い出(再掲)

2020-03-13 07:18:59 | 競馬

一年前に書いた記事が、何と今年も色褪せていないので、このまま再掲させて頂きます。

 

 今週は阪神スプリングJにオジュウチヨウサンが登場します。ここをステップに、天皇賞(春)へ向かうようです。天皇賞の出走枠が残ると良いですね。

 このブログでも何度も取り上げているのが、オジュウチョウサンの父親ステイゴールド。ステイゴールドの現役時代は、シルバーコレクターとかブロンズコレクターとか呼ばれて、なかなか重賞で勝てませんでした。

 7歳の春になった5月の目黒記念。鞍上も熊沢騎手から武豊騎手に替わり、ついに重賞初制覇を成し遂げるのですが、この日、自分は府中の二階スタンドにおりました。とにかく気性の難しい馬でしたので、武騎手は馬をヒートさせないように、後方でジッとしていて、四コーナー手前から仕掛けはじめて、直線半ば程で先頭に立ちました。そこからは全く危なげなく突き抜けたので、本当に強い勝ち方を見せてくれました。

 その時、府中競馬場で思いがけない事態が発生しました。まだゴールをする手前から、スタンドのファンが次々と立ち上がって拍手し始めたのです。しかも、それは一部のファンが始めた拍手が、少しずつ周りを巻き込んでうねりになって、スタンドを包み込んだのです。
 私の周囲では、レースの前「どうせ今度も2着か3着だよ」「ワイド馬券しか買えないよ」とか言っていた連中が、みな立ち上がって拍手をしながら、涙ぐんでいる事態に、私自身も驚いたのを記憶しています。

 ちなみに、この拍手を始めたのは、ゴール前200m地点のスタンドにいた、私自身とその周辺の人間たちでした。
 (これ、私の競馬人生の中でも、一番の自慢話なんです、ハイ!)

 この後、ステイゴールドはドバイでシーマクラシックを勝ち、香港ヴァースを勝って、種牡馬になります。この目黒記念の時、武豊騎手に乗り替わっていなければ、大種牡馬ステイゴールドは生まれていなかったでしょう。

 その武騎手とオジュウチョウサンが、天皇賞(春)でまたコンビを組んだら‥。
 競馬って、本当にドラマですよね。


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