路線バスの運転手さんが不足しています。
東京都心部では、他の代替手段があるということで、歴史的に存続していたバス路線の廃止が次々と発表されていますが、ワタクシが住んでいる西東京地区でそれをやられると、住民の生活が破綻してしまいます。ちなみに、今年の4月からは「土曜日ダイヤ」が「日曜日ダイヤ」と統合された路線が多数発生していて、土曜日の通勤通学の足に相当な影響が出ています。
それでも、平日朝夕のバス路線の減便が避けられている背景には、「新人のバス運転手さん」が増えてきていることがあり、このおかげで住民の生活がギリギリ守られているところ。バス運転という大変な仕事に就いてくれる新人の運転手さんたちと、それを育成するために、会社が免許取得費用を負担しているバス会社に感謝、感謝なのであります。(恐らくは、東京都あるいは市町村から会社への支援施策もあるのでしょう)
ただ、新人のバスの運転手さんたちが、忙しい朝夕の便を担当することが増えたせいで、バスの運行時刻が微妙にズレるケースが多いという副作用も生じています。ちなみに、ワタクシの場合、バスが最寄り駅に到着する時間が3~4分遅れただけで、電車の接続に大きな影響が出て、会社に到着する時間が都合25分程度遅くなります。5時45分に家を出て会社に7時10分に到着するつもりだったのに、会社到着が7時30分を超えてしまうことになります。
昨年の6月までは、最初に勤めていた会社を退任する前だったので、朝8時前から打合せが入ることもシバシバ。したがって、25分遅れて到着する影響は大だったのですが、今は会議も9時以降が殆どですから、バスの遅れによる影響はほぼありません。しかし、他の同乗者たち、すなわち現役バリバリの方々たちは、この数分遅れに「イライラ感」が滲んでいることがはっきりわかります。
まぁ、それでも、皆「ドライバーさんが来てくれたので、この始発バスが存続している」ことを理解しているため、声を荒げたり、不満を漏らしたりする人は一切いません。
慣れてくれば、これらの新人運転手さんたちも、キッチリした定刻運転を守ってくれるようになります。それまでは「感謝の気持ち」だけを胸に、見守ることにいたしましょう。