まずは日曜日の中京のシンザン記念。勝ったのは、ダイワメジャー産駒マテンロウオリオン。好スタートから、内内3番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、内埒際をこじ開け抜け出して、早め先頭に立ち、外から差してきたモーリス産駒ソリタリオが一完歩ずつ迫りましたが、クビ差だけ凌ぎ切って勝利。嬉しい重賞初勝利となりました。
2着のソリタリオは、7番手追走から、直線では前を塞がれて外に持ち出しました。勝ち馬との差を考えると、前が塞がれなければ差し切っていたと思います。3着のハーツクライ産駒レッドベルアームは同じく外から差してきましたが、内から伸びたアメリカンペイトリオット産駒ビーアストニッシドをハナ差凌ぎました。4着はビーアストニッシド。
1番人気のキタサンブラック産駒ラスールは、2着ソリタリオのすぐ後ろの位置でしたが、前が塞がれてそのまま走るのをやめてしまいました。次は自己条件出走で、見直す必要があるでしょう。
そして月曜日のフェアリーS。勝ったのは、オルフェーヴル産駒ライラック。スタートは出遅れて最後方から。道中は、前半に脚を溜めて、4コーナー手前から大外を回して豪快に追い込みました。最内から、ドゥラメンテ産駒スターズオンアースが差してきましたが、ライラックがクビ差だけ勝って勝利。
ライラックは、あまり器用な馬ではありませんが、中山は向いていますし、少し荒れ気味の馬場が合っているようです。2着のスターズオンアースは、ベストのレースをしましたが、今日は勝った馬が強かった。3着のキタサンブラック産駒ビジュノワールは、中団待機からよく差してきたと思います。
総じて言うと、今年のフェアリーSでは、将来の原石を見つけることはできませんでした。