今朝がた、キタサンブラック産駒の1歳牡馬に3億2000万円という価格が付いたというニュースをお知らせしましたが、本日は当歳=0歳の競り市で、無敗の三冠馬コントレイルの当歳牡馬に5億2000万円という価格が付きました。
この当歳牡馬の母は、コンヴィクションⅡというアルゼンチンでGⅠを勝った牝馬で、もちろん良血なのですが、コントレイルの主戦騎手だった福永祐一調教師が、コントレイル産駒の第1世代の中で最も馬体が素晴らしいとほれ込んだ仔馬だったようで、そのため、コントレイルのオーナーだった前田オーナーが新厩舎スタートのお祝いのために、意地で競り落としたというのが、5億円を超えてしまった真相のようです。
前田オーナー曰く、本来は3億円くらいのつもりだったようですが、もう後には引けないと覚悟を決めて、競り落としたのでしょう。
それにしても、まだ産駒が全く走っていないコントレイルの産駒に、5億円もの値段が付くこと事態、かなり異常な状況と言えます。確かにコントレイルは、歴史的種牡馬であるディープインパクトの、最後にして最高の後継者候補であることに変わりはありませんが、まだ産駒が1頭も走っていない中でのこの値段は、世界中からもやや疑問視する向きもありそう。
競りというのは熱くなりやすいのは事実でありますが、なるべく冷静に、冷静に・・
それにしても、消費税だけでも5000万円を超えてしまうとは・・ 想像を超えた驚きであります。