金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【お墓が決定】 墓所の購入手続が完了 来年2月末には墓石建立!

2023-11-29 01:01:10 | 終活

 ついに、我が家のお墓を購入しました。

 正確には、墓所の永代使用権を購入したのと、その上に建立する墓石と工事の依頼を完了したということ。

 

 霊園は、ワタクシの実家のお墓がある所沢聖地霊園で、実家のお墓の近くに空いている墓所があったので、そこを我が家の墓所に選びました。実家のお墓の近くに建立すれば、親族や友人がお墓参りをする際、どちらにしても、ついでに双方をお参りしてくれるだろうと。また、ワタクシが実家の墓参りをする際に、同時に自分のお墓の掃除が出来ますので手間が省ける

 お値段は、永代使用料が1,380,000円で、管理料が14,520円/年。そこに墓石工事代が約4百万円で、合計で550万円程度。まぁ、想定した範囲であり、ちょっとした車を買ったのと同じくらいの感覚でありました。

 

 ちなみに、お墓の規約の説明を詳しく聞いていたら、最後の最後で、墓を引き継ぐ人間がいなくなると、管理料を支払う人がいなくなるので、その時は永代使用権が消滅して、お墓に入っているお骨はすべて「共同霊園=樹木葬の場所」へ移管されるらしい。うちの息子はまだ独身なので、このまま結婚をしない場合は、息子が最後の人間になる可能性があります。

 もともと、我々夫婦は樹木葬でも良いと考えていたため、それはそれで問題なしという判断でありましたが、無縁仏のようにお墓が朽ち落ちる前に、お墓は更地にされて、また転売されるということのようです。

 

 また、こうした霊園の管理主体についても勉強になりました。古いお墓は、公益法人団体による管理が一般的なようですが、営利を目的とする一般法人が「霊園」を開発して管理するケースもあって、その際は、その系列の建設会社が墓石工事を一手に独占して、その下請けとして石屋さんがいるという構図のようです。建設会社は「鞘」を抜いているだけで何もしません。実際は、すべて石屋さんが手がけてくれます。ただ、開発した一般法人にすると、この系列建設会社で「鞘」を抜くこと以外には、ほとんど利益を得る手段がないため、仕方がないと言えば仕方がない仕組みのようです。

 しかし、この商売、けっこう非課税優遇を受けている産業なので、地方公共団体からは、一定規模に大きくなった霊園には、公益法人による管理に移行せよと指導がくる由。そうしないと、霊園の拡張ができないので、開発主体としても、またゼロから別の場所に霊園を作らないといけなくなるそれよりは、公益法人化して、管理の独占を放棄する方がまだマシということのようです。

 

 首都圏では、これからも老齢化は進みますので「死者」は数多く出てきます。しかも、地方から出てきた第1世代もかなりの数になるため、新たにお墓を必要とする人は多い。したがって、「霊園事業」はまだまだ伸びる産業であります。

 大変、勉強になりました。

 

 


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