金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 七夕賞・プロキオンS

2023-07-10 04:47:53 | 競馬

 まずは中京のプロキオンS勝ったのは、ダイワメジャー産駒の4歳牡馬ドンフランキー好スタートからスピードを活かした逃げへ。前半3ハロンのラップは33秒9で流れる展開に。直線に入ってもスピードは緩まず、後続を突き放します。そこに4番手から1番人気のラニ産駒リメイクが猛然と追いかけてきてドンフランキーに迫りますが、ラストはクビ差だけ凌いで勝利。ダート稍重の勝ちタイムは1分23秒0。2着リメイクから6馬身差の3着には、中団から差してきたアイルハヴアナザー産駒オメガレインボー

 勝ったドンフランキーは嬉しい重賞初勝利。また意外にも、ダイワメジャー産駒としてJRAダート重賞は初勝利とのこと。それから、馬体重594㎏はJRA重賞勝利馬の最重量記録だそうです。ドンフランキーはデブの鏡と言えましょう。これから、ダート1200~1400mの舞台で大活躍しそう。

 2着のリメイクは惜しいレースでしたが、海外遠征帰りの見えない疲れはあったと思います。この馬も秋の活躍に期待致しましょう。

 

 そして福島の七夕賞勝ったのは、シルバーステート産駒の4歳牡馬セイウンハーデス好スタートから3番手追走へ。逃げたシルバーステート産駒バトルボーンの前半1000mのラップは1分0秒7とややスロー。結果的に、これが直線に入ってからの瞬発力勝負になりました。直線に入ると、逃げたバトルボーンがそのまま押し切りを図りますが、その横に、キングカメハメハ産駒ククナとセイウンハーデスの2頭が並びかけて、その中からセイウンハーデスが鮮やかに抜け出して1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分59秒8。2着にはククナ、クビ差の3着には中団から差してきたロードカナロア産駒ホウオウエミーズ、クビ差の4着には逃げたバトルボーン

 勝ったセイウンハーデスは、嬉しい重賞初勝利。前走の新潟大賞典でも惜しい2着でしたから、ようやく重賞勝ち馬となりました。3歳クラシック路線でも頑張ってきた馬が、4歳になって本格化いたしました。秋以降のGⅠGⅡ戦線での活躍が楽しみであります。

 2着のククナもさすが良血馬という地力を見せてくれました。2000m以上の牝馬限定戦で面白いと思います。3着ホウオウエミーズは、一時期調子を崩していましたが、前走のマーメイドS3着あたりから復調。この馬も体調が戻ってくればエリザベス女王杯でも楽しみ。1番人気で4着に敗れたバトルボーンは、少しペースが緩かったことが敗因もっとスピードを活かして、後続に脚を使わせることが出来ていれば、逃げ切れたと思います。津村騎手が慎重になり過ぎて、スローの瞬発力勝負になったことで勝ちがなくなりました。

 

 


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