金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【難解な映画にハマる】 クリストファー・ノーラン監督の「TENET」!

2021-07-10 08:26:04 | 映画

 今の現役監督の中では、リドリー・スコット監督とクリストファー・ノーラン監督の作品が特に好きであります。リドリー・スコット作品については、またいずれ、ウンチクを傾けたいと思いますが、本日は、ノーラン監督の「TENET」について。

 

 日本では、昨年の9月に公開された映画ですが、コロナ禍でしたので、ずっと映画館には行けずにおりましたが、ついこの間、WOWOWで放送されたので、やっと観ることができました。

 まぁ、一言で評するならば、「難解な映画」。しかし、そこは、ノーラン監督作品の特長ですが、「難解なのに、ハマってしまって、何回でも観てしまう、引き込まれるような面白さ」

 

 少しネタバレになる部分もありますが、作品概要を紹介いたしましょう。まず、TENETという言葉は、「主義」とか「信奉する教義」の意味なのですが、それよりも、頭から読んでも、最後から読んでも「TENET」であることの方が重要です。

 ストーリーは、現代世界を全て破滅させようとする謎の敵と、その謎の敵と対峙する存在が居て、謎の敵と対峙する存在から、主人公が「人類を守る使命」を与えられます。敵も謎のまま、そして、自分に人類を守る使命を与えた存在も謎のまま。

 少しずつ明らかになる敵は、実は未来にいることが判明。そして、自分に使命を与えた存在も同じく未来にいると判る。未来にいる敵は、「時間の流れを制御できる兵器」を保有しており、それを過去である現代世界へ送って、それを使ったエージェントの活動によって、現代世界を危機に追い詰めていく。一方で、主人公に使命を与えた存在も、敵と同様に「時間の流れを制御できる兵器」を使うことが可能で、敵の目論見を何とか阻止しようと、組織だった部隊まで編制していることが判ってくる。

 未来の敵は、最終兵器「アルゴリズム」の存在と、それが9つに分解されて「過去である現代世界」に別々に隠されていることを知っており、それを一堂に集め、「作動」させて現代世界を破滅させることを狙っている。そして、敵側のエージェントが、9つの「部品」をすべて見つけ出して、ついに、それを作動させようとする

 敵とは誰なのか? 主人公に人類を守る使命を与えた存在とは何なのか? また最終兵器「アルゴリズム」とは?

 

 一度ハマると、最低5回は観ないと、謎が解けてきませんよ。貴方も試してみませんか? クリストファー・ノーランの世界! ハマると簡単には抜け出せません!!


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