ラグビーW杯決勝でも、トライ前のスローフォワードが話題になりましたが、スローフォワードに関する一番の思い出話をしたいと思います。
我々三田出身の人間にとって、タイガージャージの悔しい思い出と言えば、昭和60年1月6日の大学選手権決勝、慶応 対 同志社の闘い以外にありません。6対10で迎えた後半37分、ゴールポスト真下に決めたトライ! と思ったら、その前のパスがスローフォワードの判定となり、トライは幻となりました。当時のルールではトライは4点、そのあとのキックが2点ですから、丁度逆転勝利となるはずだったトライでした。
この時、自分はTVで観ていたので何とも言えませんが、繰り返しVTRで見る限りはスローフォワードには見えませんでした。当然ながら、当時グラウンドでプレーしていた選手たちに聞いても、「あれはスローフォワードではありません」という答えばかりでした。
まぁ、それでもレフリーの判断にクレームを付けないのがラグビーですし、ノーサイドとなれば、それも全て良い思い出にするのがラガーマンたちの素晴らしさ。以下は、あれから30年以上経っているのに、当時のOB同士が今でもプレーを楽しむ姿です。
これぞ、ラグビー。素晴らしい!