2週間前、香港情勢は少しずつ安定に向かっている雰囲気であったのですが、10日前に転落事故で男子大学生が亡くなってから、全く予断が許されない状況になってしまいました。
自分の勤め先でも、香港には拠点があるので、毎日のように通勤状況や勤務状況がメールで入ってきますが、ここ1週間はまともに人数が揃うことがないため(交通機関がまともに機能していません)、通常業務に支障が発生しないように、東京からのサポートや詳細な勤務シフトのスケジュールを組む事態となっています。こうした状況は、当面の間、解消される見込みが立っていないため、香港政府も、そのバックにいる中国政府も、現在の香港情勢には相当に神経質になっており、いつ強権的な対応方法を選択するのか、緊迫感が高まっていると言えます。
対岸にある深圳市が、完全な監視システムによって抜群の治安維持を実現していることもあって、香港を深圳のように変えようと、中国政府は本気で舵を切ってしまうかもしれません。
それにしても、12月8日(日)の香港カップデーの開催を危ぶむ報道が一部になされていますが、アーモンドアイやディアドラ、ラヴズオンリーユーなど、日本競馬の一流どころが出走を予定しているため、関係者も気が気でない状況でしょう。少なくとも、今日明日くらいに情勢がはっきりしないと、香港遠征を見送る判断がなされる可能性が大きいと思います。